<豊渓中学校統廃合問題について>
昨年12 月、突然、豊渓中学校を廃校にして、光が丘第一中学校に統合するという素案が出されました。学校統廃合計画は、地域住民にも知らされておらず、合意形成すらされていません。
地域から中学校がなくなるということは、単に学びの場を奪われるだけではなく、子どもたちへの影響、地域のコミュニティーの場、避難拠点がどうなっていくのか、地域全体の問題でもあります。
現段階は素案のため、統廃合は決定ではありません!…が時間もありません‼
パブリックコメントの意見から教育委員会が検討し、議会の意見をうけて今年の 3 月末までに決定するようです。 決定した場合、統合のために準備会(令和 7 年度~ 8 年度)を開くようですが、準備会は統廃合をうまく進めていくための会で、人選も不明、教育委員会で相談するとのこと。
1月 11 日に 豊渓中体育館で開かれた説明会でも、納得のできない答えばかりでした。説明会に参加できなかった皆さんにも 、少しでもこの問題を理解していただければ と思います。
~子どもたちへの影響~
統廃合すると、通学に30 分以上かかる子がいます。けがや病気などの理由がなければ、 原則徒歩による通学です。通学距離や時間が増加することによって、子どもたちへの負担や交通事故などのリスクが増えます。
子どもたちの心はどうでしょうか。自分の学校がなくなることはとても悲しいことです。
他の自治体では、統廃合が原因で自殺した子がいたり、学校崩壊や不登校が増えた学校もあります。
練馬区では以前、光が丘第四中が閉校されましたが、その子どもたちの影響や教育的効果は検証されていません。学校統廃合の検討は、慎重に進めるべきです。
※練馬区は2023 年に突然実態の検証もなく、中学校の 通学距離の基準を直線距離 1.5km から 2 ㎞に変えてしまいました。
~旭町地域にとって~
この地域に一つしかない中学校がなくなったら、これからの 子育て世代が減っていき、 旭町は 高齢化地域にならないでしょうか。
また、旭町三丁目 地域の避難拠点は豊渓中学校です。説明会では今後の準備会で検討するとしていましたが、地域住民の命に関わる大事なことなのに、これから…というのは、あまりにも無責任ではないでしょうか。
豊渓中学校は、区立中学校唯一のコミュニティースクール実施校であり、子どもたちにとってよりよい環境が整えられるよう、学校・保護者・ 地域 と一体となり取り組んでいます。 廃校にするのではなく、地域性や小規模校の特性を活かした中学校として残してい くべきです。
~適正配置基準って何?~
中学校全学年11 学級以下を「過少規模校」という練馬独自の基準で、統廃合計画を策定しています。
小規模校はデメリットばかりが指摘されていますが 、教育的によくないのでしょうか。
12~ 18 学級に教育学的な意味はなく、小規模校の教育的効果が低いことは実証されていません。
むしろ少人数学校は、一人一人の子どもに行き届いた教育ができる等、教育的利点があることもわかっています。
~合意形成の手続き~
文科省は学校の統廃合について 「合意形成」 を強調しています。
通常、 統廃合は、計画素案策定まで公開で1 年以上かけて行われます。
区は検討委員会を非公開で行い、議事録などもホームページ等で公開せず 、保護者や住民たちとの合意形成がないまま、 今回 の計画案を出しているのです。このまま 3 月に 、強引に 統廃合の決定をすることは、 あってはならないことです。
~計画策定の経緯について~
この計画を策定するにあたって、子どもや地域住民の声が全く入っていません。
学級数や改築に課題がある学校というだけの理由で、機械的に統廃合候補になる中学校を抽出・選定していることは問題があります。
文部科学省の基本方針に「学校統廃合にあたっては地域合意を基本とする」となっています。
1 月の説明会でも反対意見が相次いであり、全く合意形成ができていないことがわかりました 。
統廃合は平成 28 年に設置した「練馬区立学校の適正規模・適正配置検討委員会」で検討。説明会では 検討委員 12 名中 6 名が教育委員会職員、地域とは無関係の校長 4 名・ PTA 関係者 2名などであることはわかっています。 自由な発言ができないとして、名前は非公開。子どもたちや地域にとって大事なことなのにもかかわらず地域住民の意見も聞かずに 、どれだけの時間をかけ、どんなことが議論されてきたのかも不明なのです。