キャラのまとめ(忘備録)ネタバレが一部含まれます。五十音順。
【説明】
ぬんの頭の上に生えてきたきのこ。ぬんと共に閉じ込められた屋敷から脱出しようとするが…一見親切でフレンドリー、だがその裏では最悪の企みがあった。(きのこぬん)
【キャラクター】
子供のような喋り方をし、無邪気でフレンドリーに接してくるが、どこか人間を見下していて試している。
人間は嫌い。しかしその感情もまた人間から学んだ。人を踏み台にする人間、人を操ろうとする人間、人を縛る人間、騙される人間、そして弱い人間たち、それらから彼は怒りという感情を学んだ。
それしか知らなかった、人を愛するという相反する感情を得た時彼の本当の苦しみが始まる。
きのこの子実体に知恵を待たせた場合、そもそも人間の自我の認識とは考えが大きく違うため、うまく理解できていない節がある。
【コメント】
力を持ってしまった子供という感じで作ってる。
こういう人間と相いれないタイプの悪役に、相反するウェットな感情を盛り込んだらどうなるだろうと思って作ったキャラです。
きのこもぬんも、短期間のゲーム制作の時短のために、素で作っていたキャラなので、自分の性格が大きく反映されすぎている感じがあります。(ここまでひどくはないけど)他のゲームとはキャラクターの作り方が違って、とても身内な感じがする。
そんなこともあって今後どうなるかが、よくわからない感じが楽しくもあり苦しくもあります…。
【登場作品】
・きのこぬん
・Mushtopia
・MushtopiaEX
・きのこめあ
・妖怪変幻(妖怪)
【説明】
きのことぬんの何度かの屋敷脱出失敗の後、何故かボロボロになった屋敷の最奥――洞窟の中に住んでいた少女と出会った。彼女は自分の出生や感情を獲得するため、工場長(主人公)と手を組んで人間世界を支配し、きのこの文明を築こうと動き出す。(Mushtopia)
【キャラクター】
キノコと人間のハーフな女の子。通常の会話の他にきのこ同士で思念会話もできる。
感情の空っぽな少女。感情のこもらない機械的な話をしていた。他人の感情に関してもわからないため、どこか独善的に行動してしまうことがある。目的がわからず、感情を手に入れるために世界に挑む。
その結果自分の出生を知り、母親であるぬんに拒絶されたために「哀」の感情を手に入れて、関わり合いの中で人らしく迷っていく。
名前の由来はきの「こぬ」ん。
【コメント】
きのこの世界の中においてはちゃんとしたキャラクターとして作りました。目的も迷いもあるキャラクターは、きのこぬんの世界の中で唯一感情やドラマをしっかりと表現できたキャラクターだと思います。
Mushtopiaのエンディングは、あれはあれで奇麗なのですが、ちゃんとこの先どうなるのかを見てみたいと思ったキャラクターだったのでEXを最後まで全うできてよかったです。
【登場作品】
・きのこぬん
・Mushtopia
・MushtopiaEX
・きのこめあ
【説明】
こぬと工場長によって世界はきのこに支配され、きのこの文明は繁栄していた。こぬは、ぬんとの別れによって感情を得て、もはや抜け殻のように暮らしている。
そんな折に、きのこが生まれた屋敷内に未知のエリアが発見された。
その壁の向こうでは、ぬんにそっくりな少女「ザサ」が眠っていた。
こぬとザサの憎悪と因果の物語。(MushtopiaEX)
【キャラクター】
ぬんと見た目が同じだが、中身はきのこのように軽薄で悪意に満ちている存在。
ぬんのきのこに対する意趣返し的な存在。きのこを根絶するために、こぬの作ったきのこの文明に混乱を起こそうとしている。
母親からキノコの根絶を願われて作られた存在だったが、それ以外の感情を知らなかった。姉との関わり合いを通して、自分の中にある二つの心に苦しんでいく。
【コメント】
もし、きのこさんが可愛かったら?という考えからスタートして作られたキャラだと思います。
この世界で絶対正義であるぬんが、その復讐に燃えた結果まったく同じ境遇の存在を自分で作ってしまい、それを虐げてしまうという螺旋を象徴するキャラ。
きのこぬんの世界はずっと同じことを繰り返していて、そこから抜け出すためにはもはや次の世代同士がぶつかる必要がありました。本当にむなしい代理戦争ですが、そうした現実的な悲しさを表現できたキャラクターだと思います。それに派手でトリッキーさがあり本当に作っていて楽しかった。
本来は、純粋な悪として作っていましたが、製作途中のこぬの行動によって大きくその運命が変わりました。おかげで、後のお話がより複雑になって苦しんでいます。
【登場作品】
・きのこぬん
・MushtopiaEX
・きのこめあ
8月の夢に生きた女の子。
【説明】
8月の終わりごろ、イソヅカ探偵事務所に依頼が来た。妖怪を封じた箱を除霊してほしいという依頼である。
依頼を受けたイソヅカは探偵のはずだが何故か妖怪ハンターとしての仕事が好調だった。それもそのはず、彼の持っている「妖滅の札」というお札は、怪異を簡単に滅することができる優れモノだからだ。
この日も、簡単で大儲けできる仕事にイソヅカは意気揚々と赴く。助手のバイトであるチマキを連れて…。(妖怪変幻)
【キャラクター】
探偵事務所の助手ではあるのだが、その正体は鬼である。本来は、白い髪に角が生え青白い肌をしている。
ほとんど彼女はしゃべらない、長い間孤独に生きてきたためコミュ障というのもあるが、彼女は別の目的があってそれが口から零れてしまわないように無口なのであった。
彼女は恩人でもあり、好きな人であるイソヅカとずっと一緒にいられることを願っている。
彼女は消極的な性格をしているが、その根本は強欲で自分の好きなものを手に入れるためならば、悪魔と契約してもいいと思っている。それだけ彼女には今まで欲しいものがなかった。
頭の上にいる妖怪はフタクチで町中に広がってしまった妖怪を食べることができる。彼はチマキを孫のように思っていて、色々と世話を焼いてくれる。
近所の団子屋の娘とは友達である。
【コメント】
妖怪変幻は本来、チマキとイソヅカのダブル主人公だったけど、物語の構造上チマキのみ主人公で、イソヅカは最後にちょっと操作できるくらいにとどめました。きのこぬんが完成した日にネタを思いついて翌日から作っていて、キャラクターの性格やオチは結構きのこぬんの逆をやりたかったところがあります。チマキはしゃべらないし企みがある、フタクチはきのこさんのようでいて味方など。
チマキというキャラクターはぬんのように、清廉潔白ではなくて、そこは絶対に曲げないように作ってました。なので、逆に人間らしい執着を持ったキャラになったと思います。
ぱっと見ヒロインという感じのキャラデザではないし、あまり女の子だと思われないキャラでしたが、癖のある目とか動きで説明する部分とかが気に入っています。
【登場作品】
・妖怪変幻
・Mushtopia(胞子人間)
・MushtopiaEX(胞子人間)
・きのこめあ
【説明】
ある屋敷に捕らわれてしまい頭からキノコが生えてしまった少女。喋るきのこに面くらいながらも、屋敷を脱出しようとぬんは決心する。しかしこれがこのきのことの長い戦いの始まりだった。(きのこぬん)
【キャラクター】
いつも口が開いている少女、優しくておっとりしている性格で、頼まれたら断れず、人にいいように使われてしまうタイプ。
基本的には普通の女の子。運動神経は悪くないし、走るのが得意。
両親特に父親に溺愛されていて、最近少しうっとおしく思っている。
きのことの関係性によって次第にその性格を歪めていってしまう。怒ると怖い。
祖父と祖母が観光地の団子屋をしていて、夏休みなどはそちらの手伝いをしている。
好き:パイナップル、紅茶、シチュー
嫌い:しいたけ、クソゲー
【コメント】
ゲームを作り始めて一番関わっているキャラの割に、意外と普通の子。でも、そうした普通さの子が環境で色々な側面を見せてくれるので作っていて楽しいです。結構自分の素で作っているキャラという感じ。
作者は普通だと思ってるけど、普通じゃないかも。
【登場作品】
・きのこぬん
・Mushtopia
・MushtopiaEX
・きのこめあ
・妖怪変幻(モブ)
【説明】
図書館の面接に来た際に倒れ、目が覚めたら心の中に二つの心があった。一つは主人公である「あなた」そしてもう一人は、この体の持ち主らしき少女「マナザシ」。二人は協力して図書館で起きている不可解な出来事を解決していくが…?
(DoGear体験版)
【キャラクター】
敬語で話すがどこか慇懃無礼な女性。黄色エプロンがトレードマーク。
人見知りだが、孤独は好まない。そのため特定の人に依存する。仲のいい人とはとにかくべらべら喋るし、甘えたりする。
面倒臭いが口癖で、他人を顎で使うことが多い。
根に持つタイプで、されたことは忘れず必ず復讐する。ひねくれた人間が好きで観察して時にちょっかいを出す。
口は悪いが実際どうでもよいとは思っている、コミュニケーションが好き。
好きなもの:弄りがいのある他者、ワイン
嫌いなもの:乗り物(酔うため。特に船が嫌い)
【コメント】
そもそも完成品に登場してないキャラですが、作者のTwitterのアイコンで優遇している。
いずれ何らかの形でちゃんと登場するゲームを作りたい。
【登場作品】
・DoGear体験版
・あまネクロ体験版(モブ)
・Mushtopia(胞子人間)
・MushtopiaEX(胞子人間)
何故か隔離されてた天真爛漫少女。
【説明】
謎の地下に捕らえられていた少女。持ち前の明るさで何でもないようにふるまっているが、内心は少し怯えていた。
どうすればここから脱出できのだろうか、そんな折に彼女は誰もいない部屋の中で視線を感じる。(Hidden...)
【キャラクター】
何かを知覚することができる不思議な力を持つため、他の子どもたちと共に実験体として閉じ込められていた。
部屋の中に同じく捕らわれている何かと協力し、謎の施設を脱出している最中にも彼女の能力は増大し続けている。彼女はこの事件をきっかけに、強大な力を身に着けていく。幽閉されている時はただの少女だった。
誰の心にも飛びこんでいける。ヤンチャな少女であり何事にもポジティブ。そのため、人に癒しを与えることもあるし、ウザがられることもある。
【コメント】
「ぬん」というなさそうな名前の次に作ったゲームで、同じような名前ないかなと思ったときに思い付いたのが「ミェン」、見えるのに見えないから「ミェン」。
実は結構重要なキャラクターだったりする。
【登場作品】
・Hidden...
・(Re)Hidden...
・あまネクロ
・MushtopiaEX(胞子人間)
狭間に生きる忘れられたもの。
【説明】
新たなきのこ工場では胞子人間に対し、未知の能力を与えることになった。それは、生霊の魂の付与。
ザサによってそうした魂に触れることができる巫女としてモクワカが雇われた。
(MushtopiaEX)
【キャラクター】
頭からキノコが生えてきたため、それを悪霊とみなし杭と札で封印した異形の少年。
きのこ爆弾で崩壊した世界で隠れ里に秘匿されていた。その集落では巫女として育てられていた。
しかし、その集落も時が過ぎ限界集落となってしまったため、巫女本人がバイトをすることになってしまう。
それでザサに拾われてきのこ工場で働くようになったが、キノコたちは人間を道具のように扱うブラック企業のため、非常に苦労している。チヤホヤされていたため、面倒くさがり屋な言動は多いが真面目に働いている。
魂に触れ人に憑依させることができる。また、師から学んだ術具の腕もあり、また意外と力持ちだったりもする器用な奴。
好き:チョコレート、粽、和食全般。
嫌い:木の皮、土、雨水
【コメント】
MushtopiaEXが非常にハードな作品となってしまったため、その癒しとして追加されたキャラクターです。最初はシステム要員としての癒しだったが、後半のお話の中で普通に登場するようになりました。というのも、二人の主人公はシリアスだし、他のキャラのみだとだいぶ物語の進みが難しかったのもあるので。
この姿はEX世界線での姿であって、別の歴史になればまた違った形で登場するはず。
個人的にもデザインを気に入っていて、とても好きなキャラ。
古典の小説の登場人物の名前が由来。
【登場作品】
・MushtopiaEX
繰り返される記憶の中で君に う。
【説明】
大切な人との思い出の中を順番通りに巡っていく女性。それにしても頭が痛い。(君に う)
【キャラクター】
とある理由で夢の中を探索している女性であり、執着が強い。
過去に引き摺られて昔の自分の姿がアバターになっている。頭に包丁が刺さっているのは、彼女に拒絶されたトラウマ(物理)が反映されている。
本来は過去の記憶が示す通りどこか奔放で、好きなもの以外に興味がない。というよりも誰かがいなければ生活できないほどの性格。昆虫採集などが好きで、大学時代に出会ったクロも愛している。
執着したものに対してみせる集中力と発想力などは天才的。
現在は優秀な研究者だが、もちろん生活は死んでいる。
【コメント】
唐突に始まるゲームのせいと、アイテム解説が二人称であるというのが非常に分かりにくく、このキャラがヤマモトだと認識されない悲しい存在。(構造的に特にその辺を直してないせいもあるけど)
むしろ相方を先に考えてゲームを作ったので、このキャラクターはそのキャラに合わせる形で誕生した。
ぼや~としたキャラ好きだけど、性格と間反対の感情を持ってたりしがち。
【登場作品】
・君に う
・MushtopiaEX(胞子人間)
・きのこめあ