プログラミング的思考をはぐくむこと、プログラムの動きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を気付いたりしようとする態度を育むこと、各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること。
クラブ活動でSphero BOLTで活動する児童(椿市小)
★小学校を中心としたプログラミング教育ポータル(文科省・総務省・経済産業省)
★小学校プログラミング教育の手引(第3版)文部科学省
→プログラミング教育のねらいや育む資質・能力、学習活動の分類などの考え方については変更はありません。主な改訂内容としては、「総合的な学習の時間指導例の追加、説明の充実」【第3章】総合的な学習の時間において、「プログラミングが社会でどう活用されているか」に焦点を当て、企業と連携しながら行う指導例の追加。指導例としては3種類「自動車メーカーと連携する指導例」「住宅メーカーと連携する指導例」「インターネット関連企業と連携する指導例」がある。プログラミングを体験する際、「探究的な学習の過程に位置付くようにする」
環境整備、研修などに関する記載緒追加【第5章】ICT環境・教材の整備の必要性や留意点について記載、研修の必要性や留意事項について記載
プログラミングには,コンピュータを使わないアンプラグドのもの,そしてハードとソフトの大きく3種類あると考えます。アンプラグドのものは,論理的思考などにつながる学習で,理科や算数で多く出てくるフォローチャートやアルゴリズムといったものです。次にハードは,ロボット教材やブロック教材,マイコンボードと呼ばれるものです。これには,MESHやOzobot,Sphero,micro:bitなどがあります。そしてソフトとして,様々なビジュアル型プログラミング言語があります。これには,アプリとしてインストールして使用するものと,インストールしなくてもWeb上で使用できるものがあります。Scratchやプログルなどが,これにあたります。ハードやソフトのプログラミングに至るまでは,パソコンで学ぶプログラミング的なアンプラグドのものを意図的にしておく必要があると考えています。
椿市小学校の1年生がスクラッチJrで作ったプログラミングの作品です。マイク入力で声や歌を入れたもの、複数のページを作りリンクするようにしたもの等々、かなりの力作です。ぜひご覧ください。
宇宙
ありがとうの花
動物レース
本年は、3回にわたり主幹・教務主任担当者研修会でプログラミングに焦点を当てた研修会を行いました。2月27日の本年度最後の研修会では、ロボットボールのSpheroを使ってのプログラミング研修を行いました。
研修では、簡単な操作の仕方から、正方形の作図、三角形の作図、そしてグループによっては平行四辺形や星形まで作図することができました。癖の強いMESHと比較するとSpheroは比較的扱いやすいものと思います。先生方も、熱心にプログラミングに集中している姿がとても印象的でした。大切なことは、まず教師がプログラミングを楽しむことに尽きると思います。先生方が楽しめば、自ずと子ども達も楽しむことができます。
行橋市教育委員会では、このSpheroを15セット購入予定です。Spheroは、落としても割れたりすることなく、また水上を走ることもできるので図工や音楽、体育などでも、学習内容を工夫さえすればプログラミング学習に発展することができます。各校でいろいろ工夫して、様々な実践を共有できればと思っています。
令和2年度に向けて行橋市のプログラミング教育関係のデータをダウンロードできます。
■プログラミング教育全体計画(案)データ(パワーポイントデータ)pptm
※学校教育目標の部分だけ空白にしています。児童の実態、保護者・地域の願い等、ICTに関する各校の特徴があれば工夫されても結構です。そのままではプレビューはできません。ダウンロードして、パワーポイントで活用ください。
※全体計画の中段下部分「各学年・各教科で論理的思考力を育成する」を詳しくしたものです。そのままではGoogleスプレッドシートが開きます。元データがエクセルデータですので、ズレが生じます。活用する場合は、ダウンロードしてください。
■プログラミング教育年間指導計画データ(エクセルデータ)xlsx
※令和2年度から使用される教科書会社がプログラミング的思考と位置づけている内容を抜粋したものです。そのままではGoogleスプレッドシートが開きます。元データがエクセルデータですので、ズレが生じます。活用する場合は、ダウンロードしてください。
■プログラミング関係アプリ等一覧データ(エクセルデータ)xlsx
※アプリやWebアプリ等ビジュアル型プログラミング、ロボット教材やブロック教材、アイコンボード等、主に行橋市として今後活用していきそうなものをまとめた一覧表です。そのままではGoogleスプレッドシートが開きます。元データがエクセルデータですので、ズレが生じます。活用する場合は、ダウンロードしてください。
令和元年8月8日(木)に、ICT活用教育支援アドバイザーの平井聡一郎先生をお迎えして、行橋中央公民館においてプログラミング教育講演会を行いました。各校から数名の先生方、そして行橋市のICT支援員のみなさんも参加していただきました。平井先生は、茨城県古河市の小学校校長、古河市教育委員会参事兼指導課長を経て現職にあたられています。また、文部科学省のICT活用教育アドバイザーも務め、ICT機器の導入・活用やプログラミング教育のエバンジェリスト(伝道者)として自ら全国を飛びまわり、各地で講演や指導にあたっています。
「人工知能やロボットによる代替可能が低い100種の職業」というリストに載っている職業のキーワードは、コミュニケーション、クリエイティブ、スペシャリティの3つがあげられます。これらの3つの力は、今の学校では育たないと平井先生は言います。これらは、今までのように教科書に載っていることだけを教えるような伝達型学習では育ちません。学校は「新しい学び」に転換しなければならない大切な分岐点に立っているのです。「新しい学び」を実現するためには、新しい環境が必要になります。「読む」「聞く」等のインプットだけの学習ではなく、「話す」「書く」「行動する」等のアウトプットを大切にした学習が必要になります。プログラミングとはアウトプットであり、ICT機器は、このような新しい学びには必要不可欠な環境になります。タブレットはアウトプットするためのツールであり、調べ学習のツールではありません。これからの学校がめざす学びは「探求」です。探求的な学習のために、ICT機器を積極的に活用しながら、プログラミングにも果敢に挑戦していきましょう。
各校の代表者が参加していますので、校内で還元研修を行っていただければと思います。
埼玉県教育委員会より「プログラミング教育推進事業」の研究委嘱を受けた学校(小学校3校、中学校1校)の取組を資料としてまとめまものです。
2月18日に今川小学校の校内研修で、プログラミングの研修会を行いました。The Future Of Workという3分程度の動画には、無人のAmazonの倉庫や鉱山の無人トラック、農業や搾乳の無人化、3Dプリンタで作る家等々、様々なロボットや自動化された機械が登場します。この動画を見るだけで、人は一体何をすべきなのかという疑問が浮かんできます。動画の最後には、英語でWill Our Children Be Ready? (子ども達は準備できているでしょうか?)、そしてさらにWhat School Cluld Be.(どんな学校になりますか?)という問いかけで終わります。この動画を見ている先生方は真剣そのもので、一瞬驚いたり、ため息をついたりしている方もいました。
さて、私たちが育てている子ども達が大人になったとき、日本は一体どのような世の中になっているのでしょう。学者は次のように予想しています。
①2060年には8600万人程度にまで人口が減少
②5人に1人は高齢者という超高齢化社会
③人工知能(AI)やロボットと共存している社会
④将来の変化を予測することが、今よりも困難な時代
このような将来を生きる子どもの姿を見据えて、今回の学習指導要領の改定は行われました。ポイントのは4つ。
①グローバル化への対応
②プログラミング教育
③授業の質的転換
④学力観の転換
では、なぜ今、プログラミング教育なのでしょう。それは世の中の仕組みの大部分を情報技術がつくっているので、それを知った上で社会に出て行くことは大きなアドバンテージになることは間違いありません。また、プログラミングを学ぶことによって「論理的思考力や問題解決力が身につく」ということです。
前半は、このようなプログラミング教育のバックボーンの部分について学びました。研修後半には、実際にMESHとScrachを使った演習を行いました。MESHでは、2グループに分け、研修を行いました。先生方が試行錯誤しながらブロックの役目を試しながらプログラミングを組んでいく姿に関心をしました。そして、徐々に仕組みが分かってくるとともに「これ、楽しい。」という声が自然に出てきました。教科書に出てくる3つのブロック以外を使って様々な仕組みを組み立てていました。
Scrachでは、授業を想定して、メニューバー・ブロックなど一つ一つ詳しく説明しながら行いました。教科書では正三角形を作図するプログラミングを組んでいきますが、ここでは正方形を作図するプログラミングをヒントを与えながら考えさせていきました。20分という短い時間でしたが、有意義な体験ができたようです。
1月28日に稗田小学校の校内研修で、プログラミングの研修会を行いました。今、なぜプログラミング教育かということや、プログラミング教育で育む資質・能力について、また、身の回りにあるプログラミング的思考などなどについて考えていきました。また、研修後半には、実際に3種類のMESH(人感センサー、明るさセンサー、GPIO)を使って演習を行いました。先生方が熱心にプログラミングに向き合う姿に頼もしさを感じました。
さて、平成30年11月に文科省が発行した「小学校プログラミング教育の手引き」には、「小学校段階のプログラミングに関する学習活動がA~Fまで6つの分類が掲載されています。Aの「学習指導要領に例示されている単元等で実施するもの」とBの「学習指導要領には例示されてはいないが、学習指導要領に示される各教科の内容を指導する中で実施するもの」とあります。これらで学校が対応できる範囲は、A~Dまでで、その中でもAとBを中心に学校で工夫・改善をしていかねばならないと思います。
A分類の①では、算数の「正多角形をかく場面」です。ここではScrachを使って、作図を考えるプログラミングを作っていきます。また、A分類の②では、理科の「電気の性質や働きを利用した道具があることをプログラミングを通して学習する場面です。この地域の教科書では、SONYが開発した電子ブロックのMESHを使います。MESHは簡単に言うとセンサーで、すべてがBluetoothでつながります。教科書に明確に出ているのは、先に述べたAの①②です。しかし、プログラミング学習は、これで終わりではありません。子ども達に確実にプログラミングの力を身に付けさせるためには、教育課程の中にプログラミング学習を確実に組み込んでいくことが必要です。その種類としては3種類。まずは「教科発展型」、2つめには「現カリキュラム見直し型」、最後に「新たな単元構想型」の3つです。学校独自の「プログラミング教育」を進めて行くには、カリキュラム・マネジメントが必要不可欠になります。つまり、指導計画等に確実に組み込むためには、全職員が知恵を出し合いながらカリキュラムを作っていくことが望まれます。
7月31日に、行橋小学校の校内研修で、プログラミングの研修会を行いました。なぜ、プログラミング教育を導入するのかということや、プログラミング教育のねらい、プログラミング的思考等、理論的な話から実際の体験へと入っていきました。体験では「授業で使えるプログラミング教材」としての「プログル」で「多角形コース」を経験しました。「多角形コース」では、三角形や四角形、五角形、六角形などの様々な図形を、実際にプログラムブロックを置きながら学習しました。さすがに先生方です。非常に短時間で、すべてのプログラムを終了した先生もいました。この多角形コースは、実際に5年生の図形の学習の発展として使用することができます。
プログルの発展として、内容的にやや高度な内容のBlockly Gamesまで進んだ先生方もいました。全員がプログラムブロックを組み立てていくプログラミングを体験した後、世界最小のプログラミング・ロボットであるOzobotを動かす体験をしていきました。Ozobot(Ozo Blockly)は、マジックで引いた線の上を動いたり、プログラム次第では色も認識するので、非常に楽しい体験ができます。短時間でしたが、先生方も、楽しい時間が過ごせたのではないかと思います。「プログラミングをして楽しかった」と教師が感じることは、とても大切なことで、それがなければ子ども達に何も伝えることはできませんし、授業を創造することもできないと思います。楽しいことを子ども達にも伝えたい。何か授業に組み入れることはないかと思いを巡らすことが大切なことだと思います。
スクラッチをさわってみよう
スクラッチでメッセージカードを作ろう
すいかわり
2足歩行ロボット「アトラス」
The Future of Work
Connect future ~5Gでつながる世界~(3分ver)総務省
Connect future ~5Gでつながる世界~(1分ver)総務省
Connect future ~5Gでつながる世界~(技術解説)総務省
2020年小学校必修化プログラミング教育 スクラッチ
小学校プログラミングの概要 文部科学省
これから始める小学校プログラミング 平井聡一郎先生
さあ、プログラミング授業を始めよう 平井聡一郎先生
総合的な学習の時間(5時間)授業実施例
MESHではじめるプログラミング教育実践DVDブック ダイジェスト
全国各地のプログラミング教育の先進校がまとめたプログラミング教育の実践レポートが掲載されています。
小学校プログラミング教育の充実を図るため、文部科学省、総務省及び経済産業省がタッグを組んだ取組
★ 文科省プログラミング教育(文科省作成のプログラミング教育のてびきなどがあります。)
★ 宮城県総合教育センター(プログラミング教育研修ナビ)new!!
★ 岡山県総合教育センター(プログラミング教育推進のための資料があります。)new!!
★ 鹿児島県総合教育センター(かごしまプログラミング校内研修パックなどがあります。)new!!
★ 相模原市総合学習センター(はじまるよ、プログラミング教育)PDF new!!
★ 算数と理科でのプログラミング教育実践例~『先生のための小学校プログラミング教育がよくわかる本』より
★ みんなのコード (特定非営利活動法人みんなのコードのサイト)
★ 小学校プログラミング教育 導入支援ハンドブック 2018(PDF)
★ 小学校プログラミング教育支援ハンドブック2019(PDF)
★ NHK for school「Why!?プログラミング」
★ 和歌山県教育委員会(2019年からプログラミング教育を必修化した和歌山県の小学校の指導案他、中学校、高等学校の指導案も掲載されています。)
★ 2020年プログラミング教育必修の最新動向(プログラミング教育に関する様々な疑問に関する答えが掲載されています。)TECH::NOTE ※必見
★ プログラミング教育研究所 (NPO法人プログラミング教育研究所のサイト)
★ 東京学芸大学特別開発研究プロジェクト~小学校の各教科に位置づけられるプログラミング教育の開発~
★ プログラミング教育必須化~さくらの取り組み~(4)コンピュータを使わないプログラミング的思考の授業
★ 全ての学校で実現できるプログラミング教育 「モデル授業」の開発 (PDF)
★ MakeCode×micro:bit 200 プロジェクト( 学校のプログラミング教育の活性化を目指すプロジェクト )
★ コンピュータサイエンス・アンプラグド(ニュージーランドで開発された Computer Science Unplugged を翻訳した内容を紹介しています)
★ 算数と理科でのプログラミング教育実践例~『先生のための小学校プログラミング教育がよくわかる本』より
★ ワイワイプログラミング(NHK for school)
★ 東京学芸大学特別開発研究プロジェクト~小学校の各教科に位置づけられるプログラミング教育の開発~
★ Ozobot-OzoBlockly(Ozobotに対応した日本語対応のプログラミング学習サイトです。)
★ プロカリ(小学校でプログラミングを取り入れた授業の事例集です。教科とプログラミングが関連したものが厳選されています。)
★ MESH(令和2年度からの教科書に採用されたSONYの次世代プログラミングセットMESHのサイトです。)
★ ソニープログラミング教育(SONYのMESHを活用したプログラミング教育を紹介するサイトです。)
★ Micro:bit(マイコンボード型プログラミングボードMicro:bitのサイトです。)
★ Sphero edu(プログラミング・ロボット・ボールのスフィロを、家庭で学べるプログラミング実例)
★ プログラミングゼミ(教科でプログラミングを活用した指導案や実践例、使い方ガイドを公開 しています。iPad用アプリはこちらから)
★ 九州教育情報化研究会 ※new!!
★ 熊本県教育情報システム(スクラッチやロボットを使用した授業の動画が見られます。)
★ Joint Apps(誰でも簡単に自分だけのアプリがつくれる)※会員登録必要
★ TILES(プログラミングの初歩から人工知能の基本まで学べるサイト)※Webアプリ版、iPad用アプリは下から。
★プログラミング教育の道しるべ(小学校教員が開いているプログラミング教育のサイトです)
SONY MESH
数量:MESH7個入りを10セット・理科で扱うMESH(人感センサー、明るさセンサー、GPIO)3個入りの10セット
6年生 理科の単元「私たちの生活と電気」で活用します。
その他の教科でもMESHの活用はできます。
【授業事例一覧】
(引用:SONY MESH)
・理科
・社会
・算数
・図画工作
・家庭科
・総合的な学習の時間
4年 「商店街の飲食店の課題をプログラミングで解決しよう!」
・体育
・特別活動