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(@Sep 09, 2020)
「人の手の触れるに能わざる」収録の「知性がなしたものを見よ」第2版。
戦争の後に、人々は知性革命を叫んだ。戦争をもたらした科学技術に対し、自らの知性こそを信じるべきと叫んだ。
誤りなどのご連絡をいただければ、適宜改訂いたします。改訂に際しては新たに購入していただく必要はなく、kindleに自動的にダウンロードされます。
中編SF、『愚かしくも愛おしき』、『知性がなしたものを見よ』、『フリークス』の三編を収録。
架空の「天の書トリロジー」で繋がる三つの奇妙な世界。
『愚かしくも愛おしき』
探査機の木星スイングバイの失敗。重力波の検知成功。それらは太陽の近傍で空間の湧き出しが起きた結果だった。空間の湧き出しはダークマター、ダークエネルギーの湧き出しも共ない、空間の湧き出しそのものとダークエネルギーによる斥力により、太陽の崩壊が予想された。国際宇宙局の依頼を受け、科学ジャーナリストであるラジーニ・テイガー博士は、友人であるセヴァロ・ハザウェイ教父、そして他の科学ジャーナリストと共に、『土は土に、灰は灰に、塵は塵に』と題した最期を迎えるための資料を発表した。TV番組ホストであるクラーク・レイモンにより、それは広く知られることとなった。最期を迎える時、人間には神でも法でもない、自分自身を律するシンボルが必要だった。セヴァロ・ハザウェイの教師父であるジェームズ・某は "T" をシンボルとし、それは拡散した。そして、ただ終りが来た。
『知性がなしたものを見よ』
戦争の後に、人々は知性革命を叫んだ。戦争をもたらした科学技術に対し、自らの知性こそを信じるべきと叫んだ。
『フリークス』
第一バチカン公会議の予備会議において科学が制限された。天の書トリロジーの神の戒めが法の根拠とされ、人々が望む人間らしさがそれに次ぐ規範となっている世界。だが、教会が戒めの無効を宣言した。
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中編SF、『あの頃の明日はどうであっただろう』、『あなたがいるこの世界で』、『無知性の凱歌』の三編を収録。
『あの頃の明日はどうであっただろう』
1955年に出版されたものの、1990年の再出版である。第五章までは、そのまま収録し、新たに「1990年版へのあとがき」を加筆している。あの戦争においては、解析機関や遺伝子編集技術が投入された。あの戦争の様子をいくらかなりとも伝えるものと思う。では、あの戦争において、解析機関は何を計算したのだろう。従軍記者の手記からは、彼の思い当たったものは、変異人間のDNAの拡散であった。しかし、「第五章」にあるように、従軍記者の手記と本書とはズレがある。また、「1990年版へのあとがき」にあるように、そもそもの内容が歴史とはズレがある。
そして、読者は気付くはずである。「1990年版へのあとがき」に記されたことがらもまた現実の史実とはズレがあることを。
『あなたがいるこの世界で』
知能サービスを提供する会社が採用していたのは、部位ごとに培養された脳だった。その脳の集積は、計算のズレを補正するためのサロゲートを持っていた。自分が、そのサロゲートであると知ったイルヴィンは、恋人である女性に自分を終わらせてもらうように頼む。
『無知性の凱歌』
人権正規化法に基づく喪失の日誌。
DNA様物質を基盤とした、代替器官のシミュレーションに成功した主人公は、その臨床を従兄弟に頼む。その技術は、頭蓋内に外部とのアクセス器官を作り上げることも目的としていた。それをきっかけとし、人権の正規化の運動が起こる。それは、代替器官に用いるだけでなく、アクセス器官を作るだけでなく、人間の能力そのものの正規化の運動だった。その流れを見ながら、それを受け入れた主人公は、幸せに至る。
SciFi杯1605大賞特別賞受賞作。
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あったかもしれない3つの世界。SF中編『Jailbreak』、『種の衝突』、『よろこびにつつまれて』の3編を収録
『Jailbreak』
エコロジストが主流派となった世界。
人間の認知能力・知能、地球という重力井戸、太陽という重力井戸、そして距離による隔離。
誰かが、それらの牢獄からの脱出を考える。
『種の衝突』
ホモ・ハイデルベルゲンシス、ホモ.ネアンデルターレンシス、ホモ・サピエンス、そしてホモ・フローレシエンシスが、まがりなりにも共存する世界。
千年前にネアンデルターレンシスが米大陸に到達後、サピエンスも航海時代に乗り出す。また、ネアンデルターレンシスとサピエンスとの交流により、技術は急速に発展した。
だが、今、南北アメリカ大陸間での大規模戦争と、核の大量使用が懸念されている。
そのような大破滅を回避しようとヒトビトは考える。だが、肝心のサピエンスはと言うと、それでもまだ争っていた。
地名その他は、現在のものを使います。これはアジモフの「夜来たる」と同じく、わかりやすさのためです。
『よろこびにつつまれて』
資源とエネルギーの供給に困難を抱えるようになった時代、最適化システムの導入により、資源とエネルギーの最適な配分を試みようとした。だが、それのみならず、人間も同じく資源でありエネルギーであるとされ、最適化の対象となっていた。祖母から託された、全てとも言えるような知識が納められたキューブから、その全てを学ぼうとしている者がいた。その者に接触する二人。その社会は最適化システムがもたらしたものではなく、統括者システムが、あるいは少なくともその両方がもたらしたものだった。その者に接触した二人は、最適化システムの証人として、また統括者システムの証人として、その者に答える資格があると証言する。最適化システムと統括者システムはその者に、未来を選ぶよう求める。その者は、人間にとって最悪の言葉で答えた。
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コミュニケーションなどをテーマにした「時を彷徨い Revised 1」、「はくち」、「クワス (Quus)」の3編を収録。
『時を彷徨い Revised 1』
一万年の時を彷徨う人。得たものは未来。その未来を知ることで平穏が得られる。
『はくち』
SAHテストでSクラス記録者であり、かつ重度の知的障碍を持つ山村 優太郎のアセンデッドを船長とする他星系探査船は、困難を乗り越え地球を出発する。
『クワス (Quus)』
クワス算はそこにある。
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ある時、ホモ・サピエンスに二つの亜種が存在する可能性が見出された。通常のホモ・サピエンスと、それに対しの高知性人類。両者は本能的に互いを伴侶とはしない傾向が見出された。それはもはや種としての分化において引き返せない段階に達っしているとも考えられた。同じころ、人工知能、ロボット、DNAにデザインが加えられた者、DNAおよび細胞環境に基づくシミュレーテッド人格、動物からの知性化体、またアセンデッドと呼ばれる、脳のコネクトームおよびミメクトームから構築された複製人格、あるいは記録およびそこから見られるミメクトームから復元された復元人格が現われ始めていた。高知性人類と彼らは、ホモ・サピエンスの目指す愚の世界から逃れようとする。彼らはただ生き延びるために地球から逃げようともがく。知性を持ってる存在は、地球には家はない。地球脱出に向けての100年の格闘。
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(written: May 16, 2017)
(Last Modified: Jul 08, 2018)
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