2026/01/12 ラフサクブン ~芸人さんと一緒に「話す」読書感想文に挑戦しよう~
今回のテーマは、多くの⼦どもたちにとって“夏休みのラスボス”ともいわれる「読書感想⽂」。
講師は、書店員芸⼈として活動されているカモシダせぶんさんと、NPO法⼈マナビエルのみなさんです。
「読書感想⽂、好きな⼈?」「作⽂、好きな⼈?」
……パラパラと⼿が挙がります。
「じゃあ、嫌いな⼈?」
今度は、たくさんの⼿が元気よく挙がりました。
「どうして?」
「書くことが思いつかない!」「めんどくさーい!」
思わず笑ってしまうくらい、みんな正直です。
そんな⼦どもたちの本⾳を受けて、マナビエルさんから⽰されたのは、作⽂とは⾃分が感じたことや考えたことを「ことば」にして、⾃分を伝えることだ、というお話でした。
「作⽂に正解はありません。だから難しいし、めんどくさい。でも、正解がない代わりに間違いもないんです。⾃分の気持ちや考えを、素直に⾔葉にしてみてくださいね」
こうしたやり取りから、ワークショップはスタートしました。
まずはカモシダさんが、おすすめの本を紹介してくれます。
どこが⾯⽩いのか、どんなところに注⽬すると楽しいのか。
カモシダさんならではの視点で熱く語られる「その本の魅⼒」に、⼦どもたちはぐっと引き込まれ、⾃然と前のめりになっていきました。
次は、⼀⼈ひとりの⼼と向き合う時間です。
空の⾊にグラデーションがあるように、⼩さな変化や気づきを⾔葉にしていきます。
ポイントは、⾃分の「⼼が動いたところ」を⾒つけること。
①何かを強く感じたところ
②何かを深く考えたところ
この2つが、⼤切な⼿がかりになります。
それを確かめるために、まずは⼀つのストーリーをみんなで読んでみました。
「どこに⼼が動いた?」と聞いてみると、それぞれバラバラ。
同じ本を読んでも、⾯⽩いと思う場⾯も、気になる⾔葉も、⼈それぞれ。
だからこそ、「⾃分がどこで⼼が動いたか」が何より⼤切です。
ここからは、それぞれが持ってきた本を⽚⼿に、⾃分⾃⾝の物語と向き合う時間です。
「どこで⼼が動いたかな……」と真剣に考え込む⼦もいれば、「ここがね!」とカモシダさんに熱⼼に話す⼦もいて、取り組み⽅は三者三様。
⼦どもたちからは、
「意外と書けた!」
「まだ続きを書きたい!」
という声も聞こえてきました。
読書感想⽂というと、どうしても“書かなきゃいけないもの”になりがちです。
でもまずは、「伝えるって楽しいかも」と感じられることが第⼀歩。
カモシダさんは、こんなお話もしてくれました。
⼦どもが⾃分の思いを⼝にしたとき、⼤⼈はつい「こうしたらいいよ」とアドバイスしたくなるものです。
けれど、まずはそのまま受け⽌めること。
その積み重ねが、「⾃分の⾔葉で伝えていいんだ」という安⼼感につながっていくといいます。
ワークショップを終えて、帰宅した⼦どもたちからは、「楽しかった!」という声が聞かれたそうです。中には、カモシダさんが紹介した本をほとんど買ったという⽅も!
今回のワークショップが、読書感想⽂へのハードルを下げ、書き始めるきっかけとなったら嬉しいです。