2024/11/08 読書旬間
こんにちは。
おはなしかいカラフルのMです。
秋のもみじ読書旬間で5年生の読みきかせを担当しました。
わたしは子どもが卒業しているので現役保護者ではないのですが、こうやって朝の読みきかせに呼んでいただけてとても嬉しかったです。
わが子の学年への朝の読みきかせはコロナ禍でなくなってしまい、同級生の保護者と
「つまんないねぇ、読みきかせに行きたかったねぇ」
と言っていたので、声がかかってからドキドキワクワクしながら待っていました。
とはいえ、5年生への読みきかせ!!
自分の子どもが在学中でもしたことがありません。
どうする?何を読んだらおもしろいかな?
5年生だし、ちょっと難しくて長いほうがいい?
などなど、あれやこれやと引っ張り出してはイマイチだなぁと悩みすぎてしまい、結局出かける5分前に
「やっぱりこれだ!」
と絵本をつかみ、三小へむけて出発。
わたしが選んだ絵本は
「どろぼうねこのおやぶんさん」
(小松申尚 ぶん/かのうかりん え/文芸社)
読み始めると、すぐに子どもたちが物語の中に引き込まれて行くのがわかりました。
次から次へとツッコミを入れる子、
「えっ」とか「はっ」とか心の動きが声に出る子、
自分なりの考えを話してくれる子などなど、
本当に様々な形で夢中になっていることを教えてくれました。
わたしは5年生の5クラス中4クラスでこの本を読みましたが、どこのクラスでもどろぼうねこが大きな口を開けるシーンでは
「うわぁ」、「はぁっ」、「えぐっ」
と、驚きの声が上がるほど、集中して聞いてくれていました。
最初は
「絵本の読みきかせなんて」
と思っていそうな子ほど、お話に夢中になっているのがわかって嬉しかったです。
そうなんです。
5年生くらいになると、
読みきかせなんていらない、1人で読めるじゃない!
と親は思ってしまいがちなのですが、実は文字があるとそちらに気を取られてしまい、お話が入ってこないなんてことは多々あること。
だから時々読みきかせをすることは、子どもにお話の楽しさ、ひいては読書の楽しさを知ってもらうことができます。
絵本の読みきかせで語彙が増えるか、と言ったらそれはありません。
でも、これがきっかけで読書をするようになり、子どもの中で「言葉」が貯まっていくと、自分の考えを適切な言葉を使って表現できるようになります。
それはこれから子どもが1人で生きていく上で強くたくましく生きていくための武器になります。
親から子へ、最強のプレゼントを渡すため、みなさんも朝の読みきかせにチャレンジしてみませんか?
*絵本の表紙の写真は、出版元の文芸社さんに確認した上で掲載しております。