皆さんは、毎年40名もの会員が退会されている現状にお気づきでしょうか? 会員数が減少することで会費収入が少なくなり、財政が厳しくなっています。新型コロナが収束し、イベントも再開しましたが、物価や人件費の高騰がさらに会の経済状況を圧迫しています。
前年と同じことを繰り返しているだけでは、いずれ厳しい状況に陥ってしまいます。今後の活動を支えるためにも、早急に会計収支を検討する必要があります! 5年後を予想してください。一般会計の繰越金はあと2年で消滅します。
ホームページで収支情報を公開することについて、異議を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この情報公開は、総会の議案書に掲載している予算書を正しく理解していただき、多くの会員に自治会の現状を知ってもらうためのものです。
公開する情報は必要最小限にとどめ、プライバシーや重要な情報の保護にも配慮しておりますので、ご理解をお願いいたします。
若者たちの転出で人口が減って、かつての活気がなくなっているのを実感しています。統計データを収集してグラフにして見ると、事実がはっきりとわかります。 (各データは、毎年3月末実績に基づいて更新します)
退会の傾向を把握するためには、月末ごとの会員数をグラフと表で示すと効果的です。
毎年11月頃に新しい幹事を選ぶ時期になると、退会者が増え始めます。そして、幹事の任期が終わる3月から4月にかけて、退会者が急増します。こうした退会の理由を理解し、早急に対策を講じる必要があります。
光風台地区の世帯数(二世帯を含む)はほとんど変わっていませんが、自治会の会員数は継続的に減少しています。8年間で308世帯もの会員が退会するとは驚きです。加入率は15.2%も減少しています。世帯数は変わっていないのに会員数が減っているのは、高齢化により幹事ができなくなったなどの理由が考えられます。 この深刻な状況を打破するためには、皆さんの協力が不可欠です。
光風台地区では、かつて自治会を支えてきた60代の人々が70代に移行し、70代の人々が80代に入っていることがわかります。しかし問題は、自治会の担い手でもあった60代が急速に減少していることです。
10代、20代、30代も、毎年減り続けています。言うまでもなく、子育て世代が少なくなってきました。
10代や20代の人口が減少する状況は深刻な問題です。魅力的なまちづくりは、若い世代が暮らしやすく、成長や活躍の機会が豊富な環境を提供することが不可欠です。今こそ魅力のあるまちづくりを真剣に考えなければなりません。
光風台地区では、世帯数は横ばいで人口は毎年減少しています。核家族化、小家族化が進んでいるのでしょう。
しかし、自治会の会員数は減少し続けています。これは高齢化による自治会への関心の低下の表れの可能性があります。
先に開発された地域では人口減少が落ち着いてきていますが、後から開発された地域では人口減少がより顕著に見られます。
かつての新興住宅地が衰退する理由はいくつかあります。まず、子育てが終わった高齢者だけで構成された世帯が増えることがあります。同時に、進学や就職で若者が地域を離れ、戻ってくることが少ない傾向もあります。このため、若い世代が地域に定着しないことが主な原因と考えれられるでしょう。
他には、インフラ(交通、施設、医療機関など)の整備が後退すれば、地域の魅力が失われ生活環境が悪化し、住民の生活が困難になる可能性があります。このような状況では、住民が流出する傾向がさらに強まります。
この解決のためには、住民全員が協力し、地域振興や魅力向上の施策を検討する必要があります。これによって、地域の活力を取り戻しましょう!
各地区の世帯数の推移をグラフにすると、大きな変動がないことがわかります。ただし、希望ヶ丘地区は近年増加傾向にあります。
子育てを終えたかつての新興住宅地ですが、年齢別の人口を比較すると、最初に開発された「ときわ台」地区に特徴が見られます。60歳以上の割合は54%と4地区の中で最も低く、0~9歳の子どもは144人と他地区より多い結果となっています。これらのことから、ときわ台地区には新たに若い世代が定住してきていると考えられます。
2022/9/26
新型コロナウイルスの感染状況は、2022年1月から急速に悪化し、7月後半から8月にかけて感染者数が最高潮に達しました。
※ 残念なことに、2022年9月26日以降の市町村別詳細データは公表されていません。
自治会の衰退を防ぐため、これまで何度かアンケートを行ってきましたが、結果をうまく活かすことができていないのが実情です。
今回は、2021年に現役の幹事さんにお願いしたアンケートと、2012年に未加入の方を対象に行ったアンケートの結果をご紹介します。
「今後の自治会活動のあり方」について議論するため、自治会活動に関するご負担やご不安について、幹事の皆さんから匿名でご意見を募集しました。
Ⅰ.要約
アンケートの中で「同じ問題の繰り返し」や「高齢化」に関連する問題が多数あり、それらをどのように改善していくかが重要なポイントです。
次々に出てくるエントリーをテーマごとに整理しています。
たとえば「役員負担」「高齢化による退会」や「会員メリット」などが多く見受けられます。
特に高齢化や負担軽減に関する意見が目立っていて、自治会運営をどう改善していくかが大きなテーマのようです。
もしかしたら「会費徴収」や「イベントの見直し」についても意見が多く取り上げられています。
以下、回答内容を大きく7つのテーマに分類して要約します。
1. 過去からの継続と組織運営の問題
過去のアンケートとの連続性・資料の活用不足
平成26年度のアンケート結果や先人の資料があるにもかかわらず、毎年同じ内容の繰り返しになっているとの指摘(①、②、56)。
会則・規則の見直しと情報伝達の不備
一部役員の規則理解不足や、町との連絡・書類の回覧の遅さなど、スピーディーな運営ができていない(③、23、24、25、38~41、66、67)。
役員選出や任期の在り方への疑問
抽選方式や一度就任すると辞退しにくい仕組みなど、役員(特に五役・専門部長)の選任方法・任期設定に改善が求められている(32、35、36、101、102)。
2. 高齢化とその影響
高齢者の体力・健康の問題
高齢や体調不良、移動困難などから、幹事・役員業務が負担になり、退会するケースが多い(4、5、6、20、43、47、52、55、75、94)。
町全体の高齢化進行
現役世代が減少し、高齢者中心の町になっている現状と、それに伴う運営や企画の限界が指摘されている(53、54)。
3. 役員・幹事の負担
業務負担の重さが問題
会長や五役、専門部長といった重要ポストの負担が大きく、経験からトラウマとなり次回以降の引受けが難しい事例が見られる(19、27、36、42、78、86、87、88、105)。
改善策の提案
役を免除する制度や、役員に対する報酬制度の導入、任期の延長・協力体制(継続委員的な仕組み)など、負担軽減の具体策が提案されている(13、14、76、101、102)。
4. 会員のメリットと参加促進
会員意識とメリットの不足
自治会員である必要性は感じる一方、具体的なメリットが分かりにくいとの声がある(7、10、11、28、34、90、96)。
若年層・子育て世帯の参加の難しさ
新会員(特に若い世代)へのアピールが難しく、共働きや子育て中の世帯は時間的制約もあり参加しにくいとされる(8、9、46、50、91)。
5. 活動・イベントの在り方と時間・場所の問題
イベント・行事の負担感
夏祭りなどの伝統的イベントが高齢者には過大な負担となっているという意見や、必要性自体に疑問を呈する声がある(18、58、59、95)。
会議・集会の時間・場所の不便さ
幹事会が夜間であったり、会館が遠い、特定地域(例:5丁目)でのアクセスが悪いといった時間・場所に関する不満(44、48、79、80、84、98、106)。
6. 財政・会費制度の改革
会費徴収と全員加入のルール
移住者全員の会費徴収や非会員への負担(防犯灯費に加えた非会員費)の導入、また全戸加入により会費を低減する提案が挙げられている(12、30、77、100)。
活動費や役員報酬の仕組み
役員に対してご苦労金として報酬を出す、活動費を会員負担にするなど、財政面でのインセンティブ付与が検討されている(14、64)。
7. その他の意見・提案
コミュニケーションと情報共有の充実
自治会ニュースや回覧板の内容、挨拶運動など、住民間のコミュニケーションを活性化するための広報や情報共有の改善策が提案されている(61、62、68、69、81、82)。
外部連携・地域全体での協力
福祉委員や民生委員との協働、また他の自治会の事例を参考にするなど、外部との連携を強化し、現状の固定的な運営からの脱却を求める意見がある(71、91、97)。
個々の退会理由と意識の変化
配偶者の死去や介護など個人的な事情、また住民の義務感や意識の低下といった背景が、退会や参加拒否の要因として挙げられている(103、104、89)。
総括
今回のアンケートは、自治会の運営や役員の負担、高齢化の進行、さらには会員に対するメリットや情報伝達の透明性といった複数の側面から現状の課題と改善の要望が示されています。
今後は、組織体制の抜本的な見直しや役員制度の改善、そして参加しやすい環境づくりを検討することが求められているといえるでしょう。
以上がアンケートの分類と要約となります。
Ⅱ.対策
7つのテーマについて対処案を考えます。それぞれのテーマについて推論し、具体的な対策案を出していきます。
テーマ1「過去からの継続と組織運営の問題」では、過去のパターンが繰り返されることや、歴史データの活用不足が課題です。
これに対しては、過去のデータを基にした分析を行い、運営方法を改善するための仕組みを導入することが効果的だと思います。
以下、各テーマごとに考えられる対処案を推論しました。
1. 過去からの継続と組織運営の問題
資料の整理と現状分析の実施
既存の平成26年度のアンケートや先人の資料を体系的に整理し、現状の運営とどこにギャップがあるかを明確化します。定期的なレビュー会議を設け、過去の運営方針との整合性や問題点を共有・議論する場を作ると良いでしょう。
規則・会則の見直しプロセスの構築
現行の規則や会則について専門家や外部の意見も交えた見直し作業を実施し、迅速な情報伝達・対応体制を整備する仕組みを検討します。
役員選任の透明化
役員選出や抽選制度に関して、選考基準やプロセスの透明性を高め、意見を反映する仕組み(例:事前アンケートや説明会の実施)を導入することで信頼性を向上させます。
2. 高齢化とその影響
高齢者向けサポート体制の整備
高齢会員向けに、役割の負担軽減や移動支援、デジタル技術を活用した情報提供など、参加しやすい環境整備を行います。たとえば、簡単なオンライン会議システムや電話相談窓口の設置が考えられます。
多世代交流の促進
現役世代や子育て世帯との連携を深め、高齢者の知見を活かしながら若い世代が協力しやすい仕組み(例:世代間交流イベントやメンタリング制度)を検討し、地域全体の活性化を図ります。
3. 役員・幹事の負担
役割分担の再設計と負担軽減策
五役や専門部長の負担を軽減するため、業務内容を見直し、タスクの分散や担当者の増員、あるいは簡素化した業務プロセスを構築します。
報酬やインセンティブの導入
役員・幹事に対する謝礼やご苦労金、報酬制度を検討し、業務に対する正当な評価と負担軽減を目指すとともに、任期終了後のフォロー体制を整えます。
役割免除制度の導入
一定条件を満たす場合に役割を免除する制度や、負担が大きい場合の代替措置(代理制度やサポートチームの編成)を検討し、無理なく継続できる仕組み作りが求められます。
4. 会員のメリットと参加促進
メリットの明確化と情報発信の強化
自治会に入会する具体的なメリット(防災支援、地域コミュニケーション、イベント参加の優遇など)を分かりやすく整理し、広報誌やウェブサイト、SNSなどを活用して積極的に情報発信します。
新規会員・若年層向けのアプローチ
新規会員(特に若い世代や共働き、子育て世帯)向けに、参加しやすいイベントや柔軟な参加形態(短時間参加、オンライン参加など)を企画し、現代のライフスタイルに合った形態への転換を試みます。
フィードバックの仕組みの導入
定期的なアンケートや意見交換会を実施し、会員が実際に感じるメリット・不満をリアルタイムに把握し、改善策に反映させる仕組みを整えます。
5. 活動・イベントの在り方と時間・場所の問題
スケジュール・場所の見直し
高齢者や働く世帯の参加を促すため、会議やイベントの時間帯(昼間や早めの時間帯への変更)や場所(アクセスの良い会場、オンライン併用)を再検討します。
イベント内容の簡素化・選択制の導入
夏祭りなど負担の大きい行事については、規模を縮小または簡素化し、参加の有無を選べる制度(任意参加型のイベント)を導入することで、負担感を軽減することが考えられます。
地域別の活動分担
地域による距離やアクセスの違いを踏まえ、ブロックごとに異なる形態の集会やイベントを企画するなど、地域特性に合わせた運営を進めます。
6. 財政・会費制度の改革
全戸加入制度の検討と会費の見直し
移住者全員の加入を前提とした制度を検討し、会費負担を低く設定する代わりに、必要なサービスやインセンティブを明確に提供する仕組みを模索します。
非会員への負担措置の見直し
現在防犯灯費などで負担している非会員に対して、自治会活動のメリットを伝えつつ、合理的な費用負担(オプション制度など)を導入することで、自治会全体の財政基盤を安定化させます。
透明な財務報告と予算の運用
会費の使途を明確にし、定期的な財務報告や予算会議を通じて、会員からの信頼を得る仕組みを整備することが重要です。
7. その他の意見・提案
コミュニケーションと情報共有の充実
広報活動や回覧板の改善、オンラインプラットフォームの活用により、自治会内の情報共有を効率化し、住民同士のコミュニケーション促進を図ります。
他自治体・他自治会との連携
他の自治会の事例や成功事例を参考に、外部連携(福祉委員、民生委員、地域団体との協働)を進め、自治会運営の多角化・効率化を目指します。
意見交換の場の設置と反映プロセスの明確化
住民からの意見を受け付ける専用の窓口や定例の意見交換会を設置し、そこで出た意見や改善案を具体的な運営計画に反映させるプロセスを確立します。
総括
各テーマにおける対処案として、運営体制の見直し、負担軽減策、メリットの明確化、柔軟なイベント運営、透明な財政運用、そして積極的な情報共有・外部連携が鍵となります。
これらの対策を組み合わせ、自治会の現状を踏まえた柔軟かつ実行可能な改善策を議論し、段階的に導入していくことが望まれます。
自治会未加入の皆さまへ「意識調査アンケート」へのご協力をお願いしました。
回答数73件(そのうち実名31件)と予想を上回る返信数に驚くとともに、やむなく退会された方も自治会活動に関心を持っていただいていることに大変嬉しく感じました。
意識調査アンケートに寄せられたコメント
1.勝手をしており申し訳ありません
2.親戚の看病で実家に帰ることが多い
3.看病をしており、自治会へ出ている間、家で見てもらえる人がいない
4.長期留守になることが多い
5.住民票は豊能町○○にあり居住中で自治会には加入している。光風台の家には住んでいない
6.高齢で看病してもらっている
7.以前、幹事をしたときに「嫌がらせ」があり、いやな思いをしたので退会した
8.家をあけることが多い
9.脳梗塞で倒れて病弱である
10.高齢で妻が亡くなったので退会した
11.以前、五役を経験して体調を崩した
12.自治会には加入しませんが、会費は払っても良いと思っています
13.私事情で幹事が出来ないと説明したら、全員の了承を得てほしいと言われた
14.夫婦ともに病弱で通院しています
15.高齢のため一人で歩くことも困難な状況です
16.1年間、癌治療のため入院生活を続けてきました。余命あとわずかです
17.遠方に住んでいる親の介護で、家をあけることが多い
18.幹事を経験しましたが大変でした。自治会内だけでなくエスカレーターや道路問題、町関連、PTA教育の青育協の関 係行事なども増え、能力的に無理な感じがします。精神的な負担が大きいです。
19.代議制(役員・委員)になれば、高齢者でも加入しやすいのでは
20.高齢ですが、以前に役員はしています
21.人前で話をするのが苦手です
22.30年以上自治会に入り役員もやりました。自治会の以前から初代からやってきました。これからは若い人達で自治会をもり立てていただきたいです
23.家を借りており、転居することも考えている
24.乳幼児を育児中です
25.今の世の中の事を思えば、自治会の必要性は強く感じていて、自分に出来る事は協力したい気持ちでいますが、自治会に入れば役員・幹事をしないといけないのが負担。例え、免除してもらえても、それはそれで気が引けて負担
26.身軽に家を空けられません。介護をしている自分も病気を抱え、身体的、精神的に余裕が無い
27.以前、パソコンが出来ない人は、委員は無理と言われたことがあった。高齢の人に対しての接し方が良くない
28.自治会員はやめられても、防犯灯の電気代は中止できないと聞き、今日も続けていますが、支払っていない人がいるとは・・・・
*個人を特定できなくするため、表現を一部調整しています。
Ⅰ.要約
このデータは、自治会に加入しない理由のアンケート結果です。
上位の理由を見ると、「役員・委員ができない(44件)」「集会に参加できない(40件)」「幹事ができない(39件)」「行事に参加できない(38件)」といった「役割や活動への参加が難しい」という意見が目立ちます。
次に、「病弱である(26件)」「高齢である(24件)」といった「健康や年齢の問題」も影響しているようです。
また、「やれる人にまかせたい(20件)」「関わることがわずらわしい(10件)」「自分の余暇を取られたくない(9件)」など、自治会活動への「関心が低い層」も一定数いることが分かります。
データを分類し、各分類内でアンケート数の合計が多い順に並べました。
1. 役割・活動への参加が困難(161件)
役員・委員ができない(44)
集会に参加できない(40)
幹事ができない(39)
行事に参加できない(38)
2. 健康・年齢の問題(50件)
病弱である(26)
高齢である(24)
3. 自治会活動への関心・意欲の低さ(46件)
やれる人にまかせたい(20)
関わることがわずらわしい(10)
自分の余暇を取られたくない(9)
自分にメリットが無い(3)
ボランティアには関心が無い(2)
活動の内容に賛同できない(3)
4. 交通・生活環境の問題(37件)
車に乗れないので交通手段が無い(19)
一人暮らし(18)
5. 家庭の事情(33件)
看病をしている(11)
家事以外に手が回らない(11)
家族の協力が得られない(11)
6. 役員・負担に対する不安(22件)
役員になると大変だと聞いた(10)
やっていけるか不安である(12)
7. 仕事の事情(15件)
休日が不規則で予定が立てられない(9)
職種、職位上できない(4)
単身赴任をしている(2)
8. 意見・価値観の不一致(5件)
自分の意見が反映されない(2)
自治会以外の団体に加入している(1)
その他(5)
このように分類すると、**「役割・活動への参加が困難」や「健康・年齢の問題」**が特に大きな理由であることが分かります。
この結果をもとに、例えば「役割の負担を減らす」「高齢者や病気の方でも関わりやすい仕組みを作る」などの対策が考えられそうです。
Ⅱ.対策
自治会の加入率を少なくとも現状維持するためには、主に以下のような対策が考えられます。全国的に共通する事情を踏まえつつ、実現可能なものを提案します。
1. 役割の負担を軽減する
役員・幹事の役割を分担し、一人あたりの負担を減らす
短期間や単発の役割を増やし、参加しやすくする
役員免除の選択肢を明示し、柔軟な対応を検討
2. 参加のしやすさを改善
集会や行事のオンライン参加を導入
曜日や時間の選択肢を増やす
代理出席や委任の仕組みを整える
3. 高齢者・病弱者への配慮
会員サポート制度(送迎、代理出席、情報提供)を設ける
健康上の理由で参加が難しい人向けの配慮(役員免除、書面での情報提供)
4. 加入のメリットを明確化
防犯・防災面でのメリットを強調し、負担より利点を伝える
自治会活動の柔軟な関わり方を紹介し、「少しでも参加しやすい仕組み」を作る
5. 加入意欲を高めるアプローチ
「やれる人にまかせたい」という層に向け、気軽にできる活動を提案
ボランティア意識の低い層には「自分のためになる活動」として紹介
これらを組み合わせて実施することで、自治会の加入率を少なくとも現状維持し、⾧期的には増加につなげることができるでしょう。