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「ビリビリする」
「ジンジンしびれる」
「電気が走るように痛い」
「感覚が鈍い」
「痛み止めを飲んでも、なかなか変わらない」
神経痛やしびれは、筋肉のコリや血流不足だけで起こるものではありません。
神経そのものが圧迫・炎症・損傷を受けている場合もあれば、痛みを伝える神経回路が過敏になり、実際のダメージ以上に痛みやしびれを感じやすくなっている場合もあります。
末梢神経障害では、しびれ、チクチク感、焼けるような痛み、触れただけで痛い感覚、筋力低下などがみられることがあります。早期の評価と対応が、症状のコントロールや神経へのさらなるダメージ予防につながるとされています。
神経痛やしびれが長引く背景には、主に3つの問題があります。
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、頚椎症、手根管症候群などでは、神経の通り道で圧迫や炎症が起こり、痛みやしびれが出ることがあります。
神経はとても繊細な組織です。
圧迫や炎症が続くと、神経への血流や酸素供給が低下し、痛みやしびれが抜けにくくなります。
神経痛は、単なる組織の痛みとは違います。
一度神経が興奮しやすい状態になると、軽い刺激でも強い痛みとして感じたり、何もしていないのにジンジン・ビリビリした感覚が続いたりします。
これは、神経の興奮性、脊髄レベルでの痛みの伝達、脳の痛み認識、自律神経の乱れなどが関わるためです。
慢性化した神経痛では、痛みの原因が「患部だけ」ではなく、神経システム全体に広がっていることがあります。
痛みやしびれがあると、人は無意識に身体をかばいます。
その結果、
首・肩・腰・お尻・太もも・ふくらはぎなどの筋肉が硬くなり、神経の通り道がさらに狭くなります。
つまり、
神経の炎症 → 痛み → 筋緊張 → 血流低下 → さらに神経が過敏になる
という悪循環が起こります。
当院の治療は、この悪循環を断ち切ることを目的に行います。
当院では、神経痛・しびれに対して、
レーザーによるフォトバイオモジュレーションと、鍼灸による神経・筋・自律神経への刺激を組み合わせた治療を行います。
単に「痛い場所に鍼をする」「温める」だけではなく、
神経の炎症、血流、酸素供給、筋緊張、神経の過敏化まで含めて、回復しやすい環境をつくることを目的としています。
神経痛やしびれに対して、当院ではレーザーと鍼灸を併用します。
レーザーは、光の刺激によって細胞の働きや炎症反応にアプローチする治療です。
鍼灸は、神経・筋肉・血流・自律神経に働きかけ、痛みの抑制系を引き出す治療です。
どちらか一方だけでは届きにくい部分に、
レーザーは“細胞・炎症・神経修復の環境”から、鍼灸は“神経回路・筋緊張・自律神経”から働きかける。
この2つを組み合わせることで、神経痛やしびれに対して、より多面的な治療を行うことができます。
神経の炎症と回復環境にアプローチする
当院で行うレーザー治療は、強い熱で焼くような治療ではありません。
低出力のレーザー・近赤外線を用いて、細胞の反応を引き出すフォトバイオモジュレーションという考え方に基づいています。
PBMは、赤色光や近赤外光を用い、ミトコンドリア機能、ATP産生、一酸化窒素、酸化ストレス、炎症反応、神経免疫反応などに関与すると報告されています。神経障害性疼痛に対する研究では、痛みの軽減、神経伝導、QOL改善などが報告される一方、照射条件の標準化には課題も残されています。
レーザー治療で狙うのは、主に以下のような変化です。
神経痛では、神経そのものだけでなく、神経の周囲に炎症が起きていることがあります。
レーザーは、炎症性サイトカインや酸化ストレスに関わる反応を調整し、神経が過敏になりにくい環境づくりを助ける可能性があります。
神経は血流の影響を強く受けます。
神経周囲の循環が悪いと、酸素や栄養が届きにくくなり、回復が遅れやすくなります。
レーザーによる光刺激は、一酸化窒素の放出や微小循環への関与が報告されており、神経の回復環境を整える治療として注目されています。
神経の損傷や圧迫が続いた場合、痛みだけでなく、しびれ、感覚低下、筋力低下が残ることがあります。
PBMは、末梢神経損傷モデルや臨床研究で、神経保護・組織修復・痛みの軽減に関する可能性が検討されています。
当院では、レーザーを単なる「痛み止め」としてではなく、
神経が回復しやすい環境をつくるための治療として位置づけています。
鍼灸は、痛い場所だけに刺激を入れる治療ではありません。
神経痛やしびれでは、神経の通り道にある筋肉、筋膜、関節、自律神経、血流の状態まで確認する必要があります。
鍼刺激による鎮痛作用には、脊髄、脳幹、大脳皮質、内因性オピオイド、GABA、セロトニン、ノルアドレナリン、免疫反応など複数の神経生理学的機序が関わると考えられています。
当院では、鍼灸によって以下の変化を狙います。
鍼刺激は、痛みを伝える神経回路に働きかけ、脊髄レベルや脳幹レベルで痛みを抑える反応を引き出すことがあります。
とくに慢性化した神経痛では、痛みを感じる神経回路が過敏になっているため、
痛みを発している場所だけでなく、痛みを増幅している神経システムへの介入が重要になります。
筋肉の緊張をゆるめ、神経の通り道を広げる
坐骨神経痛、頚椎由来の腕のしびれ、肋間神経痛、梨状筋症候群などでは、筋肉の緊張が神経症状を悪化させていることがあります。
鍼灸では、神経の出口や走行に関わる筋肉へアプローチし、
神経を圧迫しやすい状態をやわらげていきます。
痛みが続くと、交感神経が優位になり、血管が収縮し、筋肉も硬くなりやすくなります。
鍼灸は、自律神経の調整を通じて、血流や筋緊張、睡眠状態にも影響を与える可能性があります。
神経痛やしびれでは、痛みそのものだけでなく、睡眠の質や疲労感まで含めて改善を目指します。
“まだ様子を見る”ではなく、“慢性化させない”ための介入
神経痛やしびれは、急性期の対応が重要です。
発症直後は、神経周囲の炎症、むくみ、血流低下、筋緊張が強く出やすい時期です。
この時期に何もせずに痛みをかばい続けると、身体の使い方が崩れ、筋肉が硬くなり、神経へのストレスが増えてしまいます。
さらに痛みが長く続くと、神経系が過敏になり、
本来なら痛みとして感じない刺激まで痛く感じるようになることがあります。
だからこそ当院では、急性期からの介入を重視しています。
急性期の治療では、無理に強い刺激を入れるのではなく、
神経周囲の炎症と興奮を落ち着かせることを優先します。
レーザーでは、炎症反応や循環に関わる組織環境へアプローチします。
鍼灸では、痛みで緊張した筋肉、自律神経、痛みの伝達経路にアプローチします。
急性期に狙うのは、
痛みをゼロにすることだけではなく、悪化する流れを止めること。
痛みが強い時期ほど、神経は敏感です。
そのため、刺激量を調整しながら、神経にとって負担の少ない治療を行います。
“残ってしまった症状”にも、変化を狙える余地があります。
神経痛やしびれが数ヶ月以上続くと、患者さんの多くはこう感じます。
「もう治らないのではないか」
「神経だから仕方ないと言われた」
「薬を飲んでも、しびれだけ残っている」
「痛みは減ったけれど、違和感が抜けない」
慢性期の神経痛では、単純に炎症だけを見ても足りません。
痛みの記憶、神経の過敏化、筋肉の防御反応、血流低下、自律神経の乱れが重なっています。
慢性痛に対するPBMのシステマティックレビューでは、末梢神経障害性疼痛を含む複数の慢性痛で痛みの軽減や機能改善が報告されています。
慢性期では、神経の過敏性を落ち着かせることが重要です。
鍼灸で痛みの抑制系を引き出し、レーザーで神経周囲の炎症や循環環境にアプローチすることで、痛みの強さを下げることを目指します。
しびれは痛みよりも変化に時間がかかることがあります。
しかし、神経周囲の循環、筋緊張、圧迫ストレスが関わっている場合、治療によって「しびれの程度」「範囲」「違和感」に変化が出るケースがあります。
神経痛は夜に悪化することがあります。
眠れない状態が続くと、疲労や自律神経の乱れから、さらに痛みに敏感になり、回復力も落ちます。
鍼灸では、自律神経や筋緊張の調整を通じて、睡眠の質まで含めた改善を目指すことも可能です。
痛みやしびれが長引くと、身体を動かすこと自体が怖くなります。
その結果、活動量が減り、筋肉が硬くなり、また痛みが増えるという悪循環が起こります。
当院では、痛みを抑えるだけでなく、
歩く、座る、首を動かす、手を使うといった日常動作がしやすくなることを重視します。
当院では、以下のような神経痛・しびれに対応しています。
坐骨神経痛
腰椎椎間板ヘルニアによる足の痛み・しびれ
脊柱管狭窄症による足のしびれ
頚椎症による腕や手のしびれ
肋間神経痛
手根管症候群
梨状筋症候群
帯状疱疹後神経痛
糖尿病性末梢神経障害に伴うしびれ
原因がはっきりしない慢性的なしびれ
病院で「様子を見ましょう」と言われた神経症状
※症状の原因によっては、医療機関での検査や治療が優先される場合があります。
以下の症状がある場合は、鍼灸やレーザー治療よりも、まず医療機関での評価が必要です。
急に力が入らなくなった
歩きにくさが急に悪化している
排尿・排便の異常がある
股の周辺の感覚が鈍い
両足に急なしびれや痛みが出ている
発熱、強い夜間痛、原因不明の体重減少がある
顔の片側の麻痺、ろれつが回らない、片側の手足の脱力がある
坐骨神経痛や腰椎由来の症状では、排便や排尿の異常、進行する筋力低下、会陰部の感覚低下、両側性の神経症状などは重大なサインとされています。
当院では、必要に応じて医療機関での検査をおすすめしながら、安全に治療を進めます。
神経痛・しびれは、ただ我慢するものではありません。
神経痛やしびれは、時間が経てば自然に良くなるものもあります。
しかし一方で、放置することで慢性化し、痛みやしびれが神経系に記憶されてしまうこともあります。
大切なのは、
今の症状が、炎症の段階なのか、圧迫の段階なのか、神経過敏の段階なのかを見極めること。
当院では、レーザーと鍼灸を組み合わせ、
神経の炎症・血流・筋緊張・自律神経・痛みの過敏化を総合的にみながら治療を行います。
「薬だけでは変わりにくい」
「しびれが残っている」
「痛みのせいで生活が制限されている」
そのような方にこそ、
神経を“痛みの発生源”としてだけでなく、“回復させる対象”として考える治療が必要です。