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運動器疾患における当院の治療方針です
日常生活やスポーツ中に、関節に強いひねりや衝撃が加わると、関節のまわりにある「靭帯(じんたい)」や「関節包(かんせつほう)」という組織が傷つくことがあります。これが捻挫です。
たとえば…
転んで手をついたとき
着地や方向転換のときに足をひねったとき
繰り返しの使いすぎ(野球の投球、水泳のストロークなど)
こういった場面で起こりやすく、足なら「歩きにくい」、手なら「物を持てない」といった日常生活への支障が出てしまいます。
運動をしていない方でも、日常の動作や身体の使い方によって、知らず知らずのうちに靭帯や関節包に小さなダメージが蓄積されていることもあります。
靭帯や関節包は、骨と骨をつなぎ、関節を安定させる役割を持っています。コラーゲンというたんぱく質を多く含み、引っ張る力や圧力に強い構造になっていますが、加齢や繰り返しのストレスで少しずつ変化していくことも。
ケガの前から、その組織の状態には個人差があると考えられています。
捻挫によって損傷を受けた関節では、以下のような炎症反応が起こります。
1. 赤み・熱っぽさ:血流が増えて、患部が赤く・温かくなります
2. 腫れ:血管から水分などが出て、患部がふくらみます
3. 痛み:神経の末端が刺激され、痛みを感じやすくなります
4. 動かしにくさ:痛みや腫れの影響で、関節の動きが制限されます
このような状態が、ケガの回復を妨げることがあります。
まずは、しっかりお話をお聞きしながら、触診や簡単な検査でどこが傷んでいるのかを丁寧に確認していきます。そのうえで、今の状態や治るまでの目安、通院のペースなどをわかりやすくご説明します。
必要に応じて、病院での検査や受診をおすすめすることもあります。ご説明にご納得いただいたうえで、治療をスタートしていきます。
ケガの程度や部位によって治療内容は多少変わりますが、大切にしているのは次の3つのポイントです。
炎症がひどくなりすぎないようにすること
傷んだ部分の血流を良い状態で保つこと
痛みを和らげ、リハビリにスムーズにつなげること
この3つをサポートするために、当院では以下の治療法を組み合わせています。
● LEDレーザー治療器(最新型)
光のエネルギーで血流を促進し、痛みを和らげながら細胞の働きを高め、組織の回復をサポートします。温かくて気持ちのよい治療です。(スーパーライザーEXを導入しております)
● 鍼灸治療
身体のツボを使って、痛みの緩和や回復を助けます。リラックス効果もあり、自然治癒力を引き出すお手伝いをします。
● 運動療法
痛みが落ち着いてきたら、早めに動かし始めることが大切です。動かさずにいると筋力や柔軟性が低下し、回復が遅れたり再発しやすくなります。安全な範囲で、少しずつ身体を動かしていきましょう。
一人ひとりの症状に合わせて、できるだけ早く・安全に回復できるようにサポートいたします。
ケガをしてしまったときは、無理せず、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、日常生活やお仕事によって生じる腰の不調にも丁寧に対応しています。
腰痛と一言で言っても、原因や状態によっていくつかのタイプに分かれます。大きくは、画像検査(レントゲンやMRI)でははっきりした異常が見つからない「非特異的腰痛」と、はっきりとした構造の変化がある「特異的腰痛」があります。
レントゲンやMRIなどでは異常が見られないけれど、腰に痛みやだるさを感じる…
そんな方がとても多くいらっしゃいます。
原因としては以下のようなものが考えられます
① 姿勢の悪さ
長時間のデスクワーク、同じ姿勢での作業、力のかかる体の使い方などで、腰の筋肉や関節に負担がかかってしまいます。結果として、慢性的な疲れや痛みに発展していきます。
当院では、関節や筋肉の動き・硬さ、姿勢のチェックを行いながら、日常生活の中で無理なく取り組める改善方法をご提案しています。
② 筋肉や靭帯の損傷(いわゆる「ぎっくり腰」)
重たい物を持ち上げたり、不意な動きをしたときに、腰の筋肉や関節周りに小さな損傷が起こり、急な強い痛みが出る状態です。
自然と良くなることもありますが、再発率が高いとも言われています。当院でも「ぎっくり腰」で来院される方は多く、再発予防や回復サポートを重視しています。
③ 心因性の腰痛(痛覚変調性疼痛)
最近では、ストレスや疲労が原因で自律神経のバランスが乱れ、腰に痛みを感じる方も増えています。
痛みの場所が変わる
安静にしていても痛い
肩こりや胃腸の不調もある
…などの症状があれば、心因性の可能性があります。
当院の鍼灸治療では、自律神経の働きも整えることができるため、こうした症状の方にも対応が可能です。
画像検査などで、腰の構造に変化があることがわかっている腰痛を「特異的腰痛」といいます。代表的なものをご紹介します。
④ 椎間板ヘルニア
背骨の間にある「椎間板」が傷つき、中の髄核(ずいかく)が外に飛び出して神経を圧迫することで、腰や足に痛み・しびれが出る状態です。
急な腰の痛み
お尻〜足にかけてのしびれ
太ももや足の違和感
こうした症状がある場合、当院では徒手検査(筋力や反射のチェックなど)を行い、症状の出ている神経の場所を推定し、鍼灸を中心とした治療を行います。
⑤ 脊柱管狭窄症(LCS)
加齢や姿勢の影響などで、背骨の中を通る神経の道(脊柱管)が狭くなり、神経や血管が圧迫されることで痛みやしびれが起こる病気です。
歩くと足に痛みやしびれが出る
前かがみになると楽になる
夜中に足がつる(こむら返り)
といった症状がある場合、脊柱管狭窄症の可能性があります。当院では、姿勢や動作の評価を踏まえ、神経への圧迫を軽減する施術を行っていきます。
当院では、以下のような総合的なアプローチで腰の痛みに対応しています。
● 鍼灸治療
痛みの緩和や神経へのアプローチだけでなく、自律神経のバランス調整や全身の回復力を高めることも期待できます。
● LEDレーザー治療器(スーパーライザーEXを導入しております)
血流を良くし、神経や組織を活性化させる効果があるため、痛みやしびれを和らげながら、回復を促進します。
● 手技療法・運動療法
鍼が苦手な方には、手技やレーザーを組み合わせた施術も行っております。過去に他の治療で改善されなかった方でも、「しびれが軽くなった」「動きやすくなった」といった変化を実感される方もいらっしゃいます。
「長く続く腰の痛みがなかなか取れない…」
「いろいろ試してみたけど、なかなか効果が出ない…」
そんな方こそ、一度当院にご相談ください。
症状に応じた丁寧な評価と、あなたに合った治療プランをご提案いたします。