「アルモス帝王」と呼ばれる存在が、クリスマスを求める子供たちの怨念を集めて生み出した精霊。

クリスマスを操る力を持ち、人々を永遠のクリスマスに閉じ込める「クリスマス・インフィニティ」を、たまたま意気投合したチキングスと共に実行した。

クリスマス・インフィニティの影響下では常に深夜で雪が降り続け、人々がクリスマスに洗脳されて玩具の大量生産と配達にチキンの需要が跳ね上がるなど、まるでクリスマスに閉じ込められるかのような現象が続いた。

しかしクリスマス・インフィニティから数週間、常に夜で雪が降り続けたことによって平均気温はマイナス13℃まで低下し、玩具の大量生産による過重労働で大人たちが過労で倒れてしまい、倒れた大人を助けるためにズィオペッペの行動が活発化して患者が爆発、大量の玩具を前に子ども達の飽きも早くなって大量の玩具が捨てられてしまうなど、永遠のクリスマスによって世界は大混乱に陥った。

この事態を重く見たカニカマ達が居場所を突き止め、クリスマスの中止を求めるもののクリスマスツリーは断固拒否、カニカマと交戦するが、神聖なるキリストの力で相手を十字固めにする「ベリークリシミマス」付属のオーナメントをぶつけて相手を爆発させる「オーナメント爆弾」を駆使してカニカマを一瞬で撃破した。

しかしカニカマが「クリスマスにはシャケを食べる文化もある」とチキングスに告げた瞬間に状況は一変する。

あくまでクリスマスはチキンを食べる＝陸産物のためのイベントだと思っていたチキングスは、クリスマスにシャケを食べる文化に怒りを示し、クリスマスにシャケを食べようとする地球人を皆殺しにしようと企んでしまう。

クリスマスは子ども達のためのイベントだと考えるクリスマスツリーはチキングスを止めようとするが、チキングスは「子供のためのクリスマスは古い考えとして捨てるんだな」と拒否したことで2人は決別、交戦しそうになるが、その瞬間にサンタクロースがチキングスを彼方へ飛ばしながら出現。

サンタクロースの出現に喜んだクリスマスツリーは「永遠のクリスマスの中であなたはゴッドサンタになれます！」とサンタクロースを称えるが、直後にサンタクロースの放ったサンタミサイルの直撃を受け、始末された。

クリスマスツリーの死亡によりクリスマス・インフィニティは終わり、街には久しぶりの朝日が昇るのだった。