3回サーキュラー

日本文化人類学会第57回研究大会のご案内(第3回目サーキュラー)

第3回サーキュラーでは以下のことをお知らせいたします。

査読結果

 2023年2月28日

第57回研究大会実施委員会で受付したすべての発表要旨、分科会趣旨説明・要旨について、2012年制定の「日本文化人類学会研究大会における研究発表に関する査読規程」に従い、研究発表査読委員会が査読しました。なお研究発表査読委員会は理事会のもとに組織されており、研究大会実施委員会から独立しています。 

 採否結果は以下の通りです。要旨登録者には査読の結果を個別にメール連絡します。万が一2月中に連絡の届いていない方は査読委員会(jasca057@gmail.com )へお問い合わせ下さい。

1)査読結果

2)開催される分科会

分科会は次の7件が予定されています。テーマと代表者は次の通りです。








 上記の査読結果を受けて第57回研究大会実施委員会では発表プログラムの作成を開始します。

 プログラムは第4回サーキュラー(2023年4月28日(金)頃公開予定)としてお伝えする予定です.

参加登録期間および参加登録の方法と領収証の発行について 

 2023年4月7日(金)12:00~5月24日(水)24:00(2023年4月7日(金)12:00~5月8日(月)24:00アーリーバード)までが発表者を含むすべての参加者の大会参加登録期間となります。大会の発表および参加には参加登録の完了(参加費の納入までを行うこと)が必要となりますので、発表・参加予定の方はお早めに参加登録をお願いいたします。

 また今大会では、いまだ新型コロナウィルス感染症が懸念されるため、当日参加(イブニングセッションを含む)の現金支払いは原則として一切受け付けません。必ず期間内の参加登録、イブニングセッション参加登録をお願い申し上げます。

)参加登録の方法

参加登録はコチラから

(Peatixを利用する際、ご自身のアカウントでログインする必要があります。今大会からはじめてご利用の方は新規登録をしてアカウントを取得してください。)

 ※非学会員であっても大会に参加するためには参加登録が必要です。

 ※共同発表の場合は、筆頭発表者に限らず発表者すべての方の参加登録が必要となります。

  発表登録者はその旨を共同発表者にお伝えください。

 ※分科会のコメンテーターも参加登録が必要となります。代表者はその旨をコメンテーターにお伝えください。



2)参加登録の手順、および領収書の発行方法

  Peatixによる参加登録の手順、および領収書の発行方法の詳細については、3月中旬までを目処に、別途大会HPに掲載します。準備が整い次第、JASCA-INFOにてお知らせをいたします。

3.日本文化人類学会第57回研究大会の開催方法の決定時期について

 第1回サーキュラーのとおり日本文化人類学会第57回研究大会は「対面型」で開催する方針としました。政府、自治体の新型コロナウィルス感染症対策についても制限が緩和される方向に転換しつつあります。ただし、万が一、今後の状況に大きな変化があった場合、オンライン型に開催方式を変更せざるを得ない場合も想定されます。その場合には2023年4月上旬までに変更を決定し、お知らせする予定です。

 なおオンライン型に開催方式が変更となった場合は、発表者の方へ5月上旬頃にあらためて発表の意向を確認します。

4.学会倫理委員会企画シンポジウムについて 

倫理委員会の企画として、広島研究大会においてシンポジウム(現地対面とオンライン配信)を開催いたします。会員の皆さまにおかれましては、ぜひシンポジウムにご参加されますよう、お願いします。

 

日時:6月4日(日)学会賞授賞式および記念講演会終了後、同会場


シンポジウム テーマ「『アイヌ民族に関する研究倫理指針(案)』から考える、文化人類学の過去と未来にむけての展望中間報告」

 

シンポジウム趣旨

日本文化人類学会の倫理委員会はその存在そのものがアイヌ民族の研究と深く関わっていました。1988年スチュアート ヘンリ会員が座長となった「民族学と少数民族—調査する側とされる側—」分科会は、1972年の日本人類学会・日本民族学会連合大会を受けてのものでしたが、登壇者9名のうち、2名がアイヌ民族の登壇者でした。この分科会からの提言が倫理委員会発足の経緯となりました。

 アイヌ研究特別小委員会は、2017年末から連続して北海道アイヌ協会、日本人類学会、日本考古学協会とともに「アイヌ民族に関する研究倫理指針(案)」作成のテーブルに着いてきましたが、そこでのパブリック・コメントでは疑問や批判も受けてきました。ここでの経験を学びなおしの機会として受け止め、学会対応に向けた熟議のために企画されたのが倫理委員会特別シンポジウムでした。

 今回の中間報告のシンポジウムでは、第56回研究大会での太田好信会員・松田素二会員・窪田幸子会員の発議以後、3度開催した特別シンポジウムで何が分かり、どのようなアンケート意見があったのかを振り返り、この作業を通じて「文化人類学の過去と未来に向けての展望」を問い共有する機会としたいと思います。

 

シンポジウムについての問い合わせ先:

第30期倫理委員会:30thethicalcommittee@gmail.com

5.開催校企画について

日本文化人類学会第57回研究大会では、開催校(広島地域)企画として、2件のワークショップを実施します。大学内外での人類学教育への関心を受け、今回は、医療教育とフィールド教育をテーマとして、事前申し込み式の参加型ワークショップを行います。

開催校企画ワークショップ:https://sites.google.com/view/jasca057-ws/

ワークショップ1「人類学教育の可能性を探る――医学教育との協働を例に」

企画代表者:浜田明範(東京大学)

企画・組織者:医療者向け人類学教育連携委員会

募集定員:20名程度

所要時間:120分

対象者:医療者向け教育に関心のある人類学者、ワークショップ型の教育手法に関心のある人類学者

ワークショップ2「フィールド教育の可能性を拡げる――場づくりとファシリテーションの実装に向けて」

企画代表者:箕曲在弘(早稲田大学)

企画・組織者:小西公大(東京学芸大学)・二文字屋脩(愛知淑徳大学)

募集定員:20名まで

所要時間:120分

対象者:学生の国内外のフィールドへの引率、およびプロジェクト型学習(PBL)科目を担当している/する予定のある大学教員、およびフィールド教育に関心のある方々

日程の詳細とお申し込み方法については、プログラム公開(4/28予定)後に改めてご案内いたします。

 

応募期間(予定):2023年4月29日(土)~2023年5月13日(土)


6.託児希望調査について

 第2回サーキュラーでお知らせしたとおり、会期中に託児室を設けます。

 この第3回サーキュラーでは、託児希望人数を把握し、託児料金の目安をたてるため、託児希望調査を実施します。 

 託託児希望の方のみ、下の託児希望調査項目について、以下のフォーム(https://forms.office.com/r/HYFqvNNSTa)よりご回答ください。託児を希望されるお子様ごとにご回答ください。 


情報保障について

日本文化人類学会「学会の情報保障に関わる方針」を受け、本研究大会ではより多様な人に開かれた豊かな学問的議論の場となるよう、十分な情報保障の実現を目指しています。そのためには、すべての学会参加者一人ひとりの情報保障についての理解と協力が不可欠となります。大会HP「研究発表に関するアクセシビリティ・ガイドライン」のページに、学会での口頭発表および司会進行に関する留意事項をまとめています。学会発表を予定されている方、座長をする予定のある方は、これらの内容を事前に確認いただき、十分に考慮しながら資料作成などの準備を行い、また当日の発表も行っていただけるよう、ご協力をお願いいたします。

なお、発表予定の方は、上記大会HP「研究発表に関するアクセシビリティ・ガイドライン」のページ上で「発表ガイドライン」を必ずご覧ください。

8. イブニングセッションについて

 新型コロナウィルスは5月に第五類になる予定ではあるものの、感染状況がどうなるかは不明で、感染防止の観点から大人数での長時間の会食を好まない会員も大勢おられると考えております。このような状況にかんがみ、今大会では、試験的にイブニングセッションという形で会員間の交流を図る場を設けることとしました。

イブニングセッションは新型コロナウィルス感染拡大以前の懇親会とは異なります。飲食についてはソフトドリンクと茶菓子を用意する程度です。時間も約1時間を考えております。ご参加される会員におかれまして、上記の形式であることをご承知おきください。

2023年2月28

日本文化人類学会第57回研究大会 実施委員長 真島 一郎