2021年10月18日

ご飯と味噌汁は相思相愛な関係？？

この本当の意味を知ると先人たちが、定食にご飯と味噌汁をつけたのは「栄養学を知っていたの？」と思ってしまうほど最高の関係性があります。

身体を作るにはたんぱく質が必要です。体内で合成できないアミノ酸が９種類あり、『必須アミノ酸』といいます。体内で作れないため食べ物から摂取することが必要です。さらに、この必須アミノ酸はバランスよく摂取しなければ効率よく吸収できません。それを踏まえて、ごはんの必須アミノ酸を見ると、リジンという成分が少ないのです。9種類中8種類が多くてもバランスが良くなければいけないのが必須アミノ酸です。ここまで理解できた方は、この後の流れは分かるかと思います。

味噌汁はごはんとは反対に、リジンを多く含んでいます。この組み合わせが体内に入ると、必須アミノ酸の吸収がバランスよく進みます。

お互いの足りないところを補い、より良い関係を作れる相思相愛の関係です。

さらに、味噌汁の味噌は発酵食品で、植物性乳酸菌も多く含まれており、腸内環境を整える働きがあります。また、トリプトファンという感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係する三大神経伝達物質の1つを作る材料があります。

また味噌の原材料は大豆から作られており、大豆イソフラボンが含まれていて言わずと知れた女性に嬉しい美容成分です。

味噌汁で、身体も、心も、見た目も美しくなる魔法の液体ということが分かったかと思います。

1日1杯から始めてみてはいかがでしょうか。

次回は納豆についてです。

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