【第14回】大学職員が食について語ります。
【必読】備蓄食品は〇日用意する必要ある!
【第14回】大学職員が食について語ります。
【必読】備蓄食品は〇日用意する必要ある!
2021年12月13日
こんにちは。
東北学院大学の平間です。
大学職員でありながら、調理師免許・日本ソムリエ協会ワインエキスパートを保有する食のスペシャリストとしても活動しております。
大学生の食生活を応援するためこのIzumi Lunch Projectで活動しています。
またこのコラムについては、IzumiLunchProject管理者としての私見であり、学校法人を代表するものではありません。ご理解の程よろしくお願いいたします。
ここで質問です!
今、電気・水道・ガスが停止し、お店からものがなくなるような災害が発生した時のために何日分の食料・飲料を確保していますか?
農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」では、最低3日分~1週間(7日)分×人数分が望ましいとされています。
仮に3日間で復旧したとしても、物流が止まりお店から品薄状態が続くことも予想されるため想定されている最悪の事態である1週間(7日)分は家庭備蓄をしたいところです。
炭水化物(米・麺類など)とたんぱく質(肉・魚介類など)のバランスを非常食では意識したいところです。
特に主食となるごはんなどは日常でも食べる方が多く、米を備蓄されている方も多くいるかと思いますが、おかずとして、そして栄養素としてはたんぱく質を多く含む主菜を備蓄していないという方もいるのではないでしょうか。
「災害時に備えた食品ストックガイド」でも災害直後は炭水化物になりがちと指摘されています。
たんぱく質を取るためには缶詰をおすすめしています。
手軽で、経済的、そして、長期保存ができるため缶詰などの備蓄食品が取り入れやすいのではないでしょうか。
また缶詰は種類も豊富です。魚介類や肉類の缶詰もあり、味付けも多くあることから比較的食べ飽きず、種類も多く揃えることで災害時の環境下で、食で心も体も満たされ元気に過ごせるエネルギーとなります。
備蓄食品は災害時の食べ物としてしまい込むよりも、新しいものを購入したら日常生活で古いものから使う循環「ローリングストック」をすると時間も費用も一気に負担になることは防げます。
定期的に備蓄食品を食べることで、賞味期限を防ぐだけではなく味も分かるため好みも知ることができます。
その他、家庭備蓄の例もありますので、是非参考にしてみてください。
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/attach/pdf/guidebook-3.pdf
次回は、缶詰を使った料理です。
ついに連載も次回が最後です。いままで見ていただいた皆様ありがとうございます。
来週は調理師として、缶詰を使ったスーパーで買える食材でお料理をご提案いたします。
コラム一覧
2021年12月20日 【第15回】大学職員が食について語ります。調理師が教える!やみつき和風サバマヨ丼
2021年12月13日【第14回】大学職員が食について語ります。【必読】備蓄食品は〇日用意する必要ある!
2021年12月6日 【第13回】大学職員が食について語ります。実は!フルーツを食べるのに不向きな時間がある?
2021年11月27日 【第12回】大学職員が食について語ります。朝牛乳で血糖値抑制・筋力アップのW効果あり!?
2021年11月22日 【第11回】大学職員が食について語ります。ここ最近、魚はいつ食べましたか?
2021年11月15日【第10回】大学職員が食について語ります。あなたに合った卵料理が見つかる!?
2021年11月8日 【第9回】大学職員が食について語ります。【どっち?】木綿豆腐派?絹ごし豆腐派?
2021年10月30日 【第8回】大学職員が食について語ります。こんな奇跡ある!?最低限で最高の朝食決定版
2021年10月22日 【第7回】大学職員が食について語ります。やっぱり国民食・納豆って言われるだけある
2021年10月18日 【第6回】大学職員が食について語ります。味噌汁は魔法の液体?飲む美容液?
2021年10月11日 【第5回】大学職員が食について語ります。茶碗一杯のごはんを朝に食べるべき3つの理由