【第10回】大学職員が食について語ります。
あなたに合った卵料理が見つかる!?
【第10回】大学職員が食について語ります。
あなたに合った卵料理が見つかる!?
2021年11月15日
こんにちは。
東北学院大学の平間です。
大学職員でありながら、調理師免許・日本ソムリエ協会ワインエキスパートを保有する食のスペシャリストとしても活動しております。
大学生の食生活を応援するためこのIzumi Lunch Projectで活動しています。
またこのコラムについては、IzumiLunchProject管理者としての私見であり、学校法人を代表するものではありません。ご理解の程よろしくお願いいたします。
今回は、卵についてです。
卵は、和食から洋食、中華と幅広い料理に使われる万能食材の一つです。そんな身近な卵に注目していきます。
和食と言えば、だし巻き卵。香りも豊かです。卵料理は様々な調理方法でいただけるのも魅力です。
卵の基本情報
成分のほとんどがたんぱく質で、食物繊維、ビタミンC以外のアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの多くの栄養素が含まれております。
特にアミノ酸のバランスを示す「アミノ酸スコア」は最高点の100点です。
朝食に卵を食べると痩せる!?
卵料理に含まれるたんぱく質で満腹感が持続するため、結果的に適正体重の維持に繋がります。
卵は野菜と一緒に食べてより効果を発揮!
野菜の栄養素には「脂溶性」のものが多くあります。たとえば、ビタミンA,D,E,Kやβ-カロテンなどです。
これらの栄養素は、脂肪(油)に溶けやすい特徴があるため、単体で食べるよりも脂肪(油)分を含んでいる卵と一緒に食べることで、体の中に吸収されやすくなります。
ビタミンKを多く含む食材は納豆やほうれん草で、ほうれん草のお浸しなど朝食に一緒に合わせやすいです。
あなたにあった卵料理がある!?
数多くの卵料理がありますが、食べ方によって栄養素の吸収・効果が異なります。
今回は、卵の単体で食べる場合で加工による違いを見ていきましょう。
生卵は・・・
ビタミンをより摂取したい場合におすすめです。特に、ビタミンB群を吸収しやすいです。ビタミンB2は体の成長・皮膚、髪、爪などの細胞再生に役立ちます。特に運動などエネルギー消費量が多い方は必要とする栄養素のため、スポーツ・運動前に最適かもしれません。
ゆで卵は・・・
油を使わない調理のためヘルシーで、生卵よりも食べやすいことから、運動直後や、食事の合間の補食・間食に向いています。
また持ち運びも簡単でそのまま手軽に食べることもでき、ポテトサラダや野菜サラダの上に乗せるなど調理の幅もあります。
半熟卵は・・・
消化吸収が良いため体に負担をかけにくく、たまごの栄養素が吸収できます。胃腸が弱っているときや、朝食に向いています。温泉宿の朝食で温泉卵が置いてあるのは、疲れや朝の出発時に身体に負担をかけず栄養素を身体に取り入れるという点でも理にかなっているのかもしれません。
いかがだったでしょうか。味の好みだけではなく、栄養面から調理方法を選ぶのもいいかもしれませんね。
ただし、食べ過ぎはよくありませんので、お身体や、食事バランスを考慮したうえでお召し上がりください。
次回は、お魚についてです。
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