IRT課題申請
2025年度のIRTについて
JRR-3の大学共同利用では、各装置にInstrumentation and Research Team(略称IRT)を組織し、承認されたIRTマシンタイムのもとで、装置の高度化や保守管理、研究活動を行ないます。
一般課題の申請期間にあわせて、各装置の装置責任者により、IRT課題申請書を作成し提出していただきます。
担当する装置の開発目標と運営方針、メンバー構成と分担などを記述してください。
中性子散乱実験審査委員会(NSPAC)および中性子科学研究施設運営委員会において、この申請書に基づき、IRTとしての適性を判断し、マシンタイム配分比率を決定、承認します。
IRT課題になじまない研究課題は、一般課題として申請してください。
JRR-3の大学管理装置12台は、以下の2種類のタイプのいずれかに分類されます。
Type-A装置:主に一般ユーザーに供用する装置。年間の総ビームタイムの 50% (通常約 80 日) がユーザーに割り当てられます。
Type-B装置:主にIRTによる装置開発やプロジェクト遂行のための長期ビームタイム使用、教育的なビーム利用等のための装置。ユーザーのビームタイムの割合は固定されていません。
2024年度のタイプ分けの案は、こちらをご確認ください。
IRTの任務と権利
(a) 装置・装置付属機器(アクセサリー)の維持と高度化、ならびにこれらを用いた測定手法の開発
(b) 担当装置のIRTマシンタイムを用いた研究と大学院生の教育の推進
(c) 担当装置における共同利用実験の支援
試料チェック・緊急課題・フォローアップ、国際協力、産業利用への対応等
(d) 担当装置の高度化のための競争的資金の獲得
(e) その他、NSPACが必要と認めた事柄
IRTの自由裁量マシンタイムの使用目的
Type-A装置においては、比率p%は、年間運転日数全体の50%以内とする。ただし、研究・開発・教育用ビームタイム(R+M&D)は33%以内とする。
Type-B装置においては、比率p%の上限は設けない。
(R) IRTの研究および院生の教育用
国際協力・産業利用への対応等を含む。Type-B装置においては、プロジェクト遂行のための長期ビームタイム使用も含む。
(B) 共同利用課題用バッファータイム
試料チェック・緊急課題・フォローアップ・オーバーブッキング対応
(M&D) 装置開発とそれに伴うパフォーマンスチェック
(O) その他、NSPACが必要と認めた事柄。Type-B装置においては、教育的なビームタイム使用を含む。
申請方法
1. 以下のリンク先より、IRT課題申請書様式(Excel)をダウンロードしてください。
◎ IRT課題申請書様式(Excel) (Type-A, Type-B共通様式)2023.11.21更新
2. 様式に必要事項をご記入のうえ、
申請期限: 2025年11月29日(金)
申請先 : nsl-appl [at] issp.u-tokyo.ac.jp
まで、メール提出をお願いします。メールのタイトルは、「IRT課題申請_(装置名またはビーム孔名)」としてください。
2023年度のIRT申請様式を参照したい場合は、上記課題申請窓口までお問い合わせをお願いします。
入力時の注意
セル内改行は、以下のとおり行なってください。
(Mac) Option+Command+Enter
(Win) Alt+Enter
装置担当者について
(2021/11/5一部更新)
装置担当者は、一般課題の実施時に、装置責任者と協力しながら、実験者交代や試料交換時の立ち会いや特殊な試料環境機器を用いた実験時の監督や利用支援、ユーザーへの装置固有教育の実施といった保安業務を行なっていただくものです。
申請書に記載する研究協力者の中から、装置担当者として推薦したい者に○印をつけてください。
装置担当者の条件として、原子力機構の規定により、「当該する装置を用いた作業等(実験含む)について6ヶ月以上相当の実務経験があること、ならびに従事に必要な保安教育を受講すること」※を満たすことで、「供用利用実験装置担当者」として認定される必要があります。 ※ 原文の表現から一部変更しています。
装置担当者制度の詳細については、上記課題申請窓口までお問い合わせをお願いします。資料をお渡しします。