災害発生後、自宅に残る場合も避難所で過ごす場合でも注意しなければならないことがいくつかあります。
その中でも、感染症への対策はとても重要です。新型コロナウイルスだけでなく、普通の風邪やインフルエンザ、感染性胃腸炎には特に注意が必要です。避難所であれば、感染対策も実施済みと期待できますが、避難所を管理する人材が不足した場合には、やはり感染のリスクが上がります。
いずれの場合も、個人の感染防御の意識が低ければ、誰かに任せていてもリスクは下げられません。
可能ならサージカルマスクを着用し、手洗い(アルコール消毒)を徹底することです。
世の中には頑なにマスクの装着を拒否したり、マスクを顔にぶら下げているだけの人、話が聞こえにくいからとマスクを外して大声で話す人がいます。
そういう人たちと摩擦を起こしても何も解決しません。自分の身を守るために性能のいいマスクを用意してください。社会全体のリスク管理では全員にマスク装着を義務付ける必要はないとの考え方もありますが、それと個人のリスク管理は違います。
音声無線通信(電話)では声を出します。マイクを手に持てばそのマイクにもウイルスが付着します。社団局などの運用する人が交代すれば次々とウイルスが手に付着します。マイクを口に近づける癖があれば直接口にウイルスが入るおそれが高まります。
ハンドマイクを使わずにPTTは足踏み式にする、個人毎のヘッドセットを用意する、交信中もマスクを外さないなどの基本的なリスク管理を徹底することが重要です。