Office の 正規ライセンス を見分ける方法|中古パソコン 購入 前に必ず確認すべきポイント
中古パソコン に付属するOfficeが正規ライセンスかどうか、見分ける方法を解説。不正ライセンス のリスクや、購入前に確認すべきポイント、アップデート の可否についても詳しく紹介します。SSDとHDDの構造・速度・耐久性・価格の違いをわかりやすく解説。用途別の選び方や、修理・交換時のポイントも紹介。パソコンの性能改善や買い替え前に知っておきたい情報をまとめました。
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正規ライセンスのOfficeとは?|種類と特徴をわかりやすく解説
中古パソコンや再生PCを購入する際、「Office付き」と書かれていても、それが正規ライセンスかどうかは見た目では判断しにくいものです。
ここでは、Microsoft Officeの正規ライセンスの種類と、それぞれの特徴をわかりやすく整理します。
• 形式: 一度購入すればずっと使える「買い切り型」
• 対象: 1台のPCにのみインストール可能(再インストールには制限あり)
• 特徴:
• サブスクリプション不要で、長期的にはコストを抑えられる
• セキュリティ更新はあるが、機能アップデートは基本的になし
• プロダクトキーが付属していることが多く、正規品かどうかの確認がしやすい
• 形式: 月額または年額で利用する「定額制」
• 対象: 複数台のPCやスマホで同時利用可能(プランによる)
• 特徴:
• 常に最新バージョンが使える(Word、Excel、PowerPointなど)
• クラウドストレージ(OneDrive 1TBなど)やSkype通話特典付き
• アカウント連携が前提のため、中古PCに付属していても正規性の確認が難しい場合あり
• 形式: PCメーカーが出荷時にインストールしているライセンス
• 対象: 購入時のPCにのみ有効。他のPCに移すことは不可
• 特徴:
• プロダクトキーが本体に貼付されていることが多い(例:ラベルや証明書)
• 再インストールや修理時にライセンス認証でトラブルになることも
• 中古PCで「Office付き」と書かれていても、OEM版の再利用はライセンス違反になる可能性あり
中古パソコンや再生PCに「Office付き」と書かれていても、それが正規ライセンスかどうかは見た目では判断できません。
以下のチェック項目を参考に、安心して使えるOfficeかどうかを確認しましょう。
1. プロダクトキーの有無
正規ライセンスには、25桁の英数字で構成されたプロダクトキーが付属しています。これは正規販売店から提供されるもので、ライセンスの証明となります。
2. 認証方法の確認
正規品はMicrosoftアカウントと紐づけて認証されます。アカウント管理画面でライセンスの有効性を確認できるため、安心して利用できます。
3. アップデートの可否
正規ライセンスであれば、Windows UpdateやOffice Updateによって自動的にセキュリティパッチや機能改善が提供されます。更新が止まっている場合は要注意です。
4. 製品表記の明確さ
「Microsoft Office 2021 正規ライセンス」や「Microsoft 365 個人版」など、製品名とライセンス形態が明記されているかを確認しましょう。曖昧な表記や略称のみの場合は注意が必要です。
5. インストール方法の信頼性
正規品はMicrosoft公式サイトからダウンロードしてインストールするのが基本です。非公式サイトやDVD配布などからインストールされている場合は、ライセンス違反の可能性があります。
「Office付き」と書かれていても、プロダクトキーの有無・アカウント認証の可否・インストール元の信頼性を確認することが重要です
特にMicrosoft 365は、前所有者のアカウントに紐づいていると再利用不可になるケースが多いため注意が必要です
中古パソコンや再生PCに「Office付き」と書かれていても、正規ライセンスではないケースが存在します。
以下は、実際によく見られる不正ライセンスの例と、それぞれのリスクです。
① 海外版・業務用ライセンスの転売(使用規約違反)
• 海外向けに発行されたOfficeライセンスや、企業向けの業務用ライセンスを個人向けに転売するケースです
• Microsoftの使用規約に違反しており、ライセンス停止や機能制限の対象になる可能性があります
• 表面上は「正規品」に見えても、日本国内での使用が認められていない場合があるため注意が必要です
② ボリュームライセンスの使い回し(企業向けを個人に販売)
• 企業や教育機関向けに発行された「ボリュームライセンス」を、個人に転売・使い回すケースです
• 一時的に認証できても、Microsoftの監査や更新タイミングで無効化されることがあります
• 特に中古PCで「Office付き」とされている場合、この形式が使われていることが多く、要注意です
③ プロダクトキーのみ提供で認証できないケース
• 「Officeのプロダクトキーだけを提供」として販売されるケースでは、実際に認証できないことがあります
• 正規ライセンスでは、Microsoftアカウントとの紐づけや公式サイトからのインストールが必要
• 認証できない場合、Officeが使えないだけでなく、返金やサポートも受けられないことがほとんどです
④ 「Office風」互換ソフトをOfficeと偽って販売
• 実際には「LibreOffice」や「WPS Office」などの互換ソフトなのに、「Office付き」として販売されるケースです
• 見た目は似ていても、機能や互換性に差があり、業務用途では不具合が出ることも
• 正規のMicrosoft Officeとは異なるため、WordやExcelの完全な互換性を求める場合は注意が必要です
これらの不正ライセンスは、一見すると正規品に見えるため、初心者ほど騙されやすい傾向があります
Microsoft Officeは、定期的なアップデートによってセキュリティの強化や新機能の追加が行われています。
特に正規ライセンスを使用している場合は、自動更新が有効になっていることが多く、安心して使い続けることができます。
以下は、手動でアップデートを確認・実行する基本手順です。
✅ 手動アップデートの手順
WordやExcelなどのOfficeアプリを開く
どのアプリでもOK。今回はWordを例に説明します。
「ファイル」タブをクリックし、「アカウント」を選択
画面左下にある「アカウント」メニューに進みます。
「更新オプション」→「今すぐ更新」をクリック
「Officeの更新」欄にある「更新オプション」から「今すぐ更新」を選ぶと、最新のアップデートが適用されます。
更新が完了すると、セキュリティパッチや機能改善が反映されます
更新中はアプリが一時的に閉じることがありますが、完了後は自動で再起動します。
💡 補足:自動更新の確認方法
正規ライセンスであれば、初期設定で自動更新が有効になっていることが多いです
「更新オプション」に「自動更新を有効にする」という項目が表示されていれば、手動で切り替えることも可能です
自動更新が無効になっている場合は、セキュリティリスクや互換性の問題が発生する可能性があるため注意が必要です
中古パソコンや再生PCを購入する際、「Office付き」「整備済み」「お買い得」などの文言に惹かれることもあります。
しかし一部の販売店では、法的・技術的に問題のある不正販売が行われているケースもあるため注意が必要です。
以下は、実際に報告されている代表的な不正事例です。
❌ ① Office互換ソフトを「正規ライセンス」と偽ってインストール
実際には「LibreOffice」や「WPS Office」などの互換ソフトを使っているにもかかわらず、「Microsoft Office付き」と表記して販売するケースがあります
見た目は似ていても、WordやExcelとの互換性に限界があり、業務用途では不具合が出ることも
正規ライセンスのOfficeとは異なるため、購入前に製品名とライセンス形態を必ず確認しましょう
❌ ② 認証されていないWindowsやOfficeを販売
海外版や企業向けのライセンスを使い回して、認証されていないOSやOfficeをインストールしたPCを販売するケースがあります
一時的に使えても、Microsoftの認証チェックで無効化される可能性があり、再インストールや更新ができなくなることも
正規品かどうかは、プロダクトキーの有無やアカウント認証の可否で確認できます
❌ ③ ジャンク品を「再生PC」として販売
整備や検査を行っていないジャンク品を、「再生パソコン」「整備済み」として販売するケースもあります
外見はきれいでも、内部の部品が劣化していたり、動作不安定なまま販売されていることも
保証がない場合、購入後すぐに故障しても修理費が自己負担になるリスクがあります
❌ ④ 古物商許可を取得していない違法販売
中古品を販売するには、古物商許可(公安委員会の認可)が必要です
許可を取得していない販売店は、法的に違反しており、トラブル時の対応も期待できません
店舗やサイトに「古物商許可番号」が記載されているかを必ず確認しましょう
中古パソコンや再生PCを安心して購入するためには、販売店の信頼性を見極めることが非常に重要です。
以下のチェックポイントを参考に、トラブルのない安全な購入につなげましょう。
① 古物商許可番号が明記されている
中古品を販売するには、公安委員会からの古物商許可が必須です
店舗や公式サイトに「古物商許可番号」が記載されているかを確認しましょう
記載がない場合は、違法販売の可能性があるため注意が必要です
② 保証期間がある(例:1年間)
信頼できる販売店は、一定期間の動作保証を提供しています
「1週間」「1ヶ月」「1年間」など、保証内容が明記されているかをチェック
保証がない場合、初期不良や故障時に自己負担になるリスクがあります
③ メンテナンス内容が具体的に記載されている
「整備済み」「再生PC」と書かれていても、何を整備したかが明記されていないと不安要素になります
例:「SSD換装済み」「内部清掃済み」「OS初期化+アップデート済み」など、具体的な作業内容が記載されているかを確認
曖昧な表現だけの場合は、実際には整備されていない可能性もあります
④ 会社情報・所在地・連絡先が明確
店舗名・所在地・電話番号・メールアドレスなど、運営者情報が明記されているかを確認
特にネット販売の場合は、実店舗の有無や連絡手段の信頼性が重要
不明瞭な場合は、購入後のサポートが受けられない可能性があります
⑤ Officeのライセンス形態がはっきりしている
「Office付き」と書かれていても、正規ライセンスかどうかは別問題
「Office 2021 永続版」「Microsoft 365 個人版」など、ライセンスの種類が明記されているかを確認
曖昧な表記や「Office風ソフト」などの場合は、互換ソフトや不正ライセンスの可能性もあるため注意が必要です
中古パソコンを購入する際、「Office付き」という表記だけで判断するのは危険です。
大切なのは、そのOfficeが正規ライセンスかどうか、アップデートが可能か、そしてサポート体制が整っているかをしっかり確認することです。
信頼できる販売店から購入すれば、再生パソコンでも安心して長く使える1台に出会えるはず。
性能だけでなく、ライセンスの質にも目を向けることで、後悔のない選択ができます。
中古パソコンを選ぶとき、「Office付き」だけで判断するのは危険です。 正規ライセンスかどうか、アップデートできるか、サポートが受けられるかをしっかり確認しましょう。
信頼できる販売店から購入すれば、再生パソコンでも安心して長く使える1台に出会えます。