概要:自分の研究の主張概念融合理論では、異なる概念空間の統合によって新たな意味が創発(Emergence)すると考えられている。FauconnierとTurnerは、創発がComposition、Completion、およびElaborationという認知的過程を通じて生じると説明している。しかし、これらの過程がどのような条件の下で円滑に機能するのかについては十分に明らかにされていない。本研究では、ブレンド結果として現れる創発の特徴を観察した結果、入力空間間に存在する不整合や差異(mismatch)の識別と、それらの調和(harmonization)が、Composition、Completion、およびElaborationを支援する重要な要因の一つであると考える。しかし、ミスマッチがどのように識別され、どのように調和されるのかについては、十分に形式化された計算的枠組みが存在しない。一方で、オントロジー研究の分野では、概念間の意味的不一致や構造的差異を検出し、分析するための方法論が発展してきた。特にOntology Matchingおよび記述論理に基づく推論機構は、概念間の整合性や矛盾関係を形式的に表現し、計算機上で推論することを可能にしている。本研究では、概念ブレンディングにおける創発を支援する前提条件として、ブレンド指向のMismatch Structureを提案する。この構造は、入力空間間の不整合を体系的に表現・分類し、その後の調和過程に対する形式的根拠を提供することを目的とする。さらに、Ontology Matchingと記述論理を導入することで、従来記述的に扱われてきたミスマッチ分析を計算可能な形でモデル化し、創発の理解と支援に貢献することを目指す。紹介する論文:伝統的なOntology Matching研究は、意味上の不一致を解消することを目的としているのに対し、本研究では、不一致と調和を通じて新たな意味の創出に寄与し得る、生産的な認知的資源として捉えている。Ontology Matchingに関する研究のレビュー、紹介します。従来のzemiでは、一部の発表に実証研究の論文を取り上げてきましたが、レビュー論文を発表したり、論文のレビューを行ったりすることは少ないでした。レビュー論文を取り上げるたびに、全体的なストーリーラインが不明確だったり、研究間の関連性が不明だったり、自分の研究との関係が曖昧だといった問題にがありました。今回は新たな発表の枠組みを作りました、議論をしたうえで、成果を得られることを期待しています。 Speaker: Zhou HaoteDate & Hour: 6 june (Wed.) 13:30-Place: Collaboration Room 3 & ZoomTitle: A Review of Ontology Research for Building a Blend-Oriented Mismatch Structure
【進捗報告】創造的思考における人間とAIのメタ認知過程の比較
発表者:HAO Shuyan
概要:創造性とは、「新規性」と「有用性」を兼ね備えたアイデアを生み出す能力であり(Runco & Jaeger, 2012; Amabile, 1996)、人間にとって重要な認知能力の一つである(Gong et al., 2023)。近年、生成AIの急速な発展に伴い、人間とAIの創造性を比較する研究が数多く行われている。本研究では、創造的思考において、AIが人間と同様のメタ認知過程といった思考プロセスを経ているのかという点に着目しています。今回は、修士論文の研究フレームワークについてご説明させていただきます。現時点では結論まで至っておりませんが、実験は完了しているため、その結果を中心にご報告し、議論させていただければ幸いです。特に、AIの創造性評価方法についてはまだ検討の余地があると考えており、その点について皆様からご意見をいただければ幸いです。] Speaker: Shuyan HAODate & Hour: 6/10 (Thr.) 13:30-Place: Collabo 2 & ZoomTitle: A Comparison of Human and AI Metacognitive Processes in Creative Thinking
2026/6/4(木)13:30- |コラボレーション2 & Zoom
【論文紹介】信念の更新モデルの理論的基盤について
発表者:本那真一
概要:本ゼミでは、博士課程で取り組む研究課題として検討している「反論を受け付けない信念がどのように生じるのか」という問題を考えるために、Scheffer et al. (2022) の “Belief traps: Tackling the inertia of harmful beliefs” を紹介する。この論文は、有害な信念が反証情報に直面しても維持される理由を、確認バイアス、認知的不協和、神経ネットワークのアトラクター、社会ネットワーク上の相互強化といった複数の水準から説明する理論論文である。本ゼミでは、同論文の主張を整理したうえで、信念の更新をどのようにモデル化できるのか、またそれを自身の研究課題へどのように拡張できるのかについて議論したいと考えている。ゼミでの発表にあたり、当論文の主張を主張1:有害な信念の問題は、単なる情報不足では説明できない主張2:信念の慣性は、自己増幅的フィードバックによって生じる主張3:信念の“硬さ”は、神経・認知・社会の複数水準で支えられているの3点から整理し、それぞれの主張がどのような論証/先行研究から位置付けられているのかについて述べる。 (当初は複数の関連論文をサーベイ的に紹介する予定だったが、読み進める中で、Scheffer et al. (2022) 自体が広い先行研究を統合した理論的レビューとしての性格を持つことが分かっため、今回はこの論文を中心に精読し、信念の慣性を説明する理論的基盤を整理することを目指す。)どうぞよろしくお願いいたします。 書誌情報Scheffer, M., Borsboom, D., Nieuwenhuis, S., & Westley, F. (2022). Belief traps: Tackling the inertia of harmful beliefs. Proceedings of the National Academy of Sciences, 119(32),https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2203149119. Speaker: Shinichi, HonnaDate&Hour: 4 June. (Thu.) 13:30-Place: Zoom & Collaboration Room 2Title: On the theoretical basis of belief renewal models
【論文紹介】Willingness to trust is reduced by loneliness and paranoia
発表者:名嘉琉星
概要:孤独感と精神病症状の関連は示されてきたが、そのメカニズムは不明であった。本研究では精神病性障害のある人29名と健常者25名を対象に、投資ゲームと計算論的モデリングを組み合わせ、孤独感とパラノイアが信頼行動に与える影響を検討した。結果、孤独感とパラノイアが高い参加者ほど高い互恵性を示す相手への信頼が低く、「全か無か」の極端な信頼パターンを示した。計算論的モデリングにより、この行動は期待の形成バイアスではなく、期待に基づいて信頼しようとする意志の低さによるものであることが示された。重要なことに、これらの効果は両群で共通して観察され、孤独感とパラノイアが診断を超えた普遍的なメカニズムとして社会的関係の構築を妨げることが示唆された。孤独感を抱いている人は過警戒の特徴があると言われてますが、それがなぜ生じるのかという認知メカニズムはほとんど明らかにされていませんでした。紹介する論文では投資ゲームと計算論的モデリングを用いることで、孤独感による過警戒が期待の形成の問題ではなく期待に頼る意志の低さによるものだという新たな視点を提供すると考えています。孤独感の社会的行動への影響をより深く理解するために読みました。 書誌情報:Bellucci, G., Keramati, M., Hanssen, E.& Anne-Kathrin Fett. Willingness to trust is reduced by loneliness and paranoia. Commun Psychol 4, 17 (2026).https://doi.org/10.1038/s44271-025-00384-6 Speaker: Ryusei NakaDate&Hour: 3rd June.(Wed) 13:30ーPlace: Zoom & Collaboration Room 2Title: Willingness to trust is reduced by loneliness and paranoia
2026/5/26(木)13:30- |コラボレーション2 & Zoom
【進捗報告】No evidence for cross-paradigm transfer of abstract task knowledge in adults and school-aged children.
発表者:敕使河原梨沙
概要:本発表では、上記論文の理論的背景、研究デザイン、およびデータ分析*について紹介するとともに、本研究が現在進行中の自身の研究プロジェクトに対して持つ示唆について議論したく存じます。特に、抽象的課題知識の転移を促進する条件として機能しうる訓練課題とテスト課題間の共通性について、必要に応じて古典的な転移理論も参照しながら考察したいです。*この部分あまり自信がありませんのでお手柔らかにお願いします Yanaoka, Kaichi, et al. "No evidence for cross-paradigm transfer of abstract task knowledge in adults and school-aged children." Memory & Cognition 53.2 (2025): 494-516.https://link.springer.com/article/10.3758/s13421-024-01581-0 Speaker: Risa TeshigaharaDate & Hour: 5/26 (Tue) 14:00-Place: ZoomTitle: No evidence for cross-paradigm transfer of abstract task knowledge in adults and school-aged children.
2026/5/21(木)13:30- |コラボレーション2 & Zoom
【進捗報告】多言語・異文化協働における意味のズレと共創的意味生成
発表者:ZHU Liya
概要:本報告では、RPに向けて現在検討している研究の全体像について報告します。多言語・異文化協働では、言葉自体は通じていても、前提・経験・専門性・文化的規範の違いによって、同じ発話や出来事に対する解釈のズレが生じることがあります。従来、こうしたズレや誤解は、理解の失敗として修復・解消されるべきものとして扱われることが多くありました。しかし本研究では、ズレを単なる問題としてではなく、参加者間の前提や視点の違いが可視化され、新しい意味生成につながる可能性をもつものとして捉えます。今回は、先行研究を踏まえながら、研究目的、研究課題、データ収集と分析方法の方向性について共有します。特に、意味のズレが会話上でどのように現れ、参加者によってどのように認識・調整・再解釈されるのか、またそれが修復で終わる場合と共創的な意味生成へ展開する場合にどのように分かれるのかについて検討します。あわせて、対象データの選定や「共創的意味生成」の判定基準についても相談したいと考えています。 Speaker: Liya ZhuDate & Hour: 5/21 (Thu) 13:30-Place: Collabo 2 & ZoomTitle: From Meaning Misalignment to Collaborative Meaning-Making in Multilingual and Intercultural Collaboration—A Qualitative Study Based on Conversation Data and Written Reflections—
【論文紹介】Corpus-Based Metaphorical Framing Analysis: Metaphors in Hong Kong Public Discourse
発表者:繪内颯太
概要:直前になってしまい申し訳ございません。認知言語学における概念メタファーが存在することを示す方法論を学ぶため、より具体的な最近の研究を紹介します。どうして急にメタファー、香港の戦争の話をしているのか不思議に思われるかもしれませんが、確率概念(PROBABILITY IS FREQUENCYなどがあるのではないかとにらんでいます)に同じ方法を使うことができるのではないかと考えています。 Speaker: Sota EnaiDate & Hour: 5/21 (Thu) 13:30-Place: Collabo 2 & ZoomTitle: Corpus-Based Metaphorical Framing Analysis: Metaphors in Hong Kong Public Discourse
2026/5/14(木)13:30- |コラボレーション2 & Zoom
【論文紹介】The role of competing grouping patterns and tonal coherence in neural synchronization to musical meter
発表者:WANG Zibin
概要:本研究は、音楽拍子の形成において、メロディー反復と強度アクセントという複数のグルーピング手がかりがどのように神経同期および拍子的表象に影響するかを検討した研究である。さらに、音調的一貫性を微分音によって操作することで、調性的文脈の影響も検討した。実験では、音楽経験のない参加者を対象に音楽刺激聴取中のタッピング反応および脳波(EEG)を測定した。その結果、メロディー反復は強度アクセントよりも強い神経同期を誘発する一方、微分音による音調的一貫性の低下は両グルーピングに対する神経応答を弱めることが示された。また、行動レベルでは三拍子よりも四拍子的グルーピングが優先される傾向が観察された。著者らはこれらの結果から、音楽拍子の形成には音響的手がかりに基づくボトムアップ処理と、注意や予測に関わるトップダウン処理との相互作用が関与している可能性を議論している。音楽と自身の研究対象は大きく異なるものの、いくつかの共通点が存在する。両者はいずれも自然界の刺激を基盤として構成され、特定のパターンに対する知覚的・認知的効果を持つ。また、社会的・文化的に共有された認識体系の上に成立し、その共有理解を前提として発展していく点でも共通している。 書誌情報:Mayayo, F., Celma-Miralles, A., Keller, P. E., & Toro, J. M. (2025). The role of competing grouping patterns and tonal coherence in neural synchronization to musical meter. Experimental Brain Research, 244(1), 18. https://doi.org/10.1007/s00221-025-07216-3 Speaker: Wang, ZibinDate&Hour: 13 May. (Thu.) 13:30-Place: Zoom & Collaboration Room 2Title: Introduce "The role of competing grouping patterns and tonal coherence in neural synchronization to musical meter"
概要:自律的なシステムを記述する上で,その対象とそれが相互作用する環境/文脈を形式化する.そこに伴う困難は,環境/文脈の無限性である.ある対象の振る舞いを記述する関数を特定しないことには,その関数の環境/文脈を同定できないし,環境/文脈を特定しないことには関数を記述できない.そして,環境/文脈に含まれる要素もそれらにとっても環境/文脈と相互作用していることを考慮すれば,環境/文脈は無限後退する.それはちょうど,いくら歩いても地平線に永久に到達できない内部観測者のように.あるいは,鼻先に括り付けられたニンジン目掛けて走るウマのように.今回は,こうした文脈の無限さを形式化すること,文脈に潜む情報を断続的に系に取り込むこと,取り込まれた情報がある特殊な構造を持つようになること,その構造として圏論における自然変換を取り上げること,自然変換で記述できる文法現象として構文交替があること,その構文交替の創発こそ言語進化であること,を1つ1つ見ていこうと思います.おそらく,度々「で?」という思考になってしまうかもしれませんが,どうぞお許しください.また,それぞれの接続がちぐはぐでありますので,展開が追えないかもしれません.今回も前回,前々回と引き続き自己ベスト更新しながら,グダグダなゼミになってしまうかもしれません.とはいえ,今回は,おそらくゼミキャン界隈にならないと思います.現状お見せできるレベルではないが,スライドが作成されつつあります.また,もちろん,作成中の学振の申請書もお見せします. Speaker: Ibuki IwamuraDate & Hour: 5/14 (Thu) 13:30-Place: Collabo 2 & ZoomTitle: Formulation of Autonomous Systems under Underspecific Context/Environment Toward the Continuity of Language and Life
2026/5/7(木)13:30- |コラボレーション2 & Zoom
【論文紹介】The logic of comprehensive or deep emotional change
発表者:井崎心斗
概要:本論文では、深い感情変化とは単なる一時的な感情の変化ではなく、自己や世界の捉え方そのものが変化する過程であると論じられている。著者は、このような変化では従来の意味づけや論理では説明できない「矛盾」や「混乱」が生じることを指摘し、それらは変化の失敗ではなく、新たな意味形成に必要な過程であると主張している。本発表では、この論文と自分の研究テーマである「感動体験による認知的枠組みの再編」との関連について議論した。自分の研究では、感動体験が自己観・世界観の変化につながる条件を検討しているが、本論文で示される「深い感情変化によって意味体系そのものが変化する」という考え方は、感動体験による認知的再編と非常に整合的であると考えられる。そのため、本論文を読むことで、感動体験による変容の過程では、単純な感情変化ではなく、既存の価値観や意味づけが揺らぎ、時に矛盾や混乱を伴いながら新しい認知的枠組みへ移行していく可能性について理解を深められると考えた。また、自分の研究においても、変容的感動を「認知的枠組みの再編」という観点から捉える際に、意味づけの揺らぎや不整合の過程に注目する重要性について議論した。Speaker: Shinto IzakiDate & Hour: 5/7 (Thu.) 13:30〜Place: Collaboration room 2 & ZoomTitle: The logic of comprehensive or deep emotional change
2026/4/30(木)13:30- |コラボレーション3 & Zoom
【進捗報告】疎外感の相互受容による肯定的意味づけ:体験共有による心理的変容プロセスの解明
発表者:QIN Mujun
概要:今回のゼミでは,研究背景(とくに,理論的枠組み),研究方法について皆様と検討していただければと思います. 本研究は,疎外体験の共有に対する他者応答の質が,話し手および聞き手の疎外感受容に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする.自己開示に対する理解的応答は,知覚的応答性や親密感を高めることが示されてきたが(Reis et al., 2004; Lun et al., 2008),疎外体験の共有を通じて,その受け止め方がどのように変化するかは十分に検討されていない.そこで本研究では,一往復型のオンライン相互作用実験を実施し,高品質応答条件と低品質応答条件を比較することで,疎外感受容の変化とその心理過程を検討する.これにより,疎外感を単なる低減対象ではなく,他者との対話を通じて受け止め直されうる経験として捉える条件を実証的に示す. 早速実験を実施できる段階に入りたいため,計画さらに精緻化できるように,ご指摘やアドバイスをいただくとありがたいです. Speaker: QIN, MujunDate & Hour: April 30th (Thur.) 13:30-Place: Zoom & Collaboration Room 2Title: Positive Meaning Making Through Mutual Acceptance of Alienation: Elucidating the Process of Psychological Transformation Through Shared Experience
概要:絵文字が単語と同様に読解において、意味処理をどの段階で処理されるのかを検討するために、読解中の絵文字の意味処理の時間プロセスを調べた研究です。実験として、絵文字なしの場合に加え、文末に意味的に一致する絵文字、および、意味的に不一致する絵文字ありの場合が設定されました。一致した絵文字は、不一致した絵文字と比較して、注視時間が短く、スキップや単一注視の確率が増加したことを示した。絵文字は視覚言語とされて、一般の言語ほど重要な地位を占めていないですが、意味処理の時間プロセスが類似であることをわかりました。そこで、このようなプロセスは人間の思考にどう関係しているのかを考えています。また、三つの条件のテキストは参考になるかもしれないですが、どの程度で思考を捉えられるのかについて、議論できればと思います。Speaker: DENG, NaDate & Hour: 4/23 (Thu.) 13:30〜Place: Collaboration room 2 & ZoomTitle: Are emojis processed like words?: Eye movements reveal the time course of semantic processing for emojified text
【論文紹介】Metacognition of ChatGPT in confidence judgements
Speaker: Ryusei NakaDate&Hour: 4/16(thu) 13:30ーPlace: Zoom & Collaboration Room 3Title: Introduction to the DC1 (Draft): Understanding Loneliness from the dynamical view of society.
Speaker: Zhou HaoteDate & Hour: 4/16(thu) 13:30ーPlace: Collaboration Room 3 & ZoomTitle: A Discussion on the Analysis of the Emergence of the Blended Concept
Speaker: Shinichi HonnaDate&Hour: 4/9 (Thu.) 13:30ーPlace: Collaboration room 2 & ZoomTitle: Elucidating the mechanisms of belief fixation in the Web information space.
概要:syntax レベルのリフレーミング操作は、単に発話量を増やすだけでなく、回答集合における意味的広がりや意味的切替を促進する可能性がある。本発表では、syntax レベルのリフレーミング操作課題と推測生成課題の実施順序を独立変数とし、その操作が参加者の思考内容の多様化にどのような影響を与えるかを検討する。従属変数としては、回答数に加え、回答集合における内容の広がり方と回答間の方向転換のしやすさを扱い、思考内容の多様性を複数の観点から捉えることを目指す。あわせて、人手によるコーディングと LLM 補助コーディングの可能性を比較し、意味的距離やカテゴリ構造をどのように指標化できるかを検討する。発表では、デモデータを用いた試行的な整理と分析の方向性について報告する。ゼミでは、実回答データを参照し思考内容の多様性をどのような指標で捉えるのが妥当か、また今回は考えられていない木構造の深さと複雑さの類似度指標について議論していただきたいです。 Speaker: Junki KasanoDate&Hour: 4/9 (Thu.) 13:30ーPlace: Collaboration room 2 & ZoomTitle: Examining the Effects of Syntax-Level Reframing on Semantic Diversification in Verbal Thinking.
2026/4/2(木)15:30- |コラボレーション2 & Zoom
【進捗報告】Underspecification Prevents Linguistic Structure in Cultural Evolution
発表者:岩村入吹
概要:Human language refers to the objective world while encoding subjective meanings shaped through speaker's conceptualization. Consequently, it is fundamentally underspecified, exhibiting an asymmetry between a rich internal meaning space (M) and the limited linguistic signals (S). This study modifies the Neural Iterated Learning Model to test the emergence of compositionality under underspecification (M > S) with a hearer’s bias toward speaker's conceptualization. We implement this and a "conceptualization bit". While the symmetric baseline (M = S) successfully yields high–compositionality, compositional structure does not reliably emerge in M > S . These results highlight a key assumption in prior ILM work—implicit signal–meaning symmetry—which abstracts away from underspecification. Our findings suggest that resolving underspecification may require mechanisms beyond vertical transmission alone, potentially including pragmatic inference that shapes how meanings become syntactically encoded. This supports the view that pragmatic communication is central to establishing the syntax–pragmatics boundary in language evolution. 1週間弱後にブルガリアである言語進化の国際会議EvoLangでポスター発表するので,その練習をします.上記はそのアブストです.まだ英語の原稿を作っていないのでグダグダになってしまうかもしれませんが,どうぞお許しください.加えて,背景も仮説もモデルも結果考察もしっかり練れていないというのが本音なので,単に英語を話す時間になっちゃうよりは,忌憚ないご意見をもらいたいです.コメントを取り込む余裕はあるはずです. Speaker: Ibuki IwamuraDate&Hour: 4/2 (Thu.) 15:30ーPlace: Collaboration room 2 & ZoomTitle: Underspecification Prevents Linguistic Structure in Cultural Evolution