『現代思想』2020年5月号
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現代思想2020年5月号 緊急特集=感染/パンデミック
-新型コロナウイルスから考える-
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3414
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【議論】
エピデミックの発明 / G・アガンベン/高桑和巳訳
ウイルス性の例外化 / J‐L・ナンシー/伊藤潤一郎訳
極端に配慮される者たち / R・エスポジト/高桑和巳訳
隔離へようこそ / S・ベンヴェヌート/高桑和巳訳
感染 / G・アガンベン/高桑和巳訳
説明 / G・アガンベン/高桑和巳訳
あまりに人間的なウイルス / J‐L・ナンシー/伊藤潤一郎訳
【パンデミックの/と思想】
監視と処罰ですか? いいですねー、お願いしまーす! / S・ジジェク/松本潤一郎訳
コモン/ウイルス――解体するスペクタクル・デジタルメディア技術・コモンのケア / 水嶋一憲
恵まれたる者、呪われたる者――ダニエル・デフォーとジャン・カルヴァンにおける / 小泉義之
【医療の現在地】
感染までのディスタンス / 美馬達哉
感染症の疫学とアウトブレイク対応 / 津田敏秀
国際共同臨床試験の倫理――新型コロナの政治学 / 栗原千絵子+齊尾武郎
へき地や離島での感染症対策と保健活動 / 青木さぎ里
【生政治のゆくえ】
戦争・権力・感染 / 木澤佐登志
フーコーにおける感染症と安全 / 西迫大祐
COVID-19 時代のリスク――その不平等な分配について / 粥川準二
【対策をめぐって】
予防接種をめぐる決断と責任 / 手塚洋輔
感染予防とイベント自粛の倫理学 / 玉手慎太郎
「科学」的「占い」に抗う大衆動員の予防について / 羽根次郎
広範囲の都市化を通じたウイルスの伝播 / 平田周
【感染を描く世界史】
感染症と文明、その中国的文脈について / 飯島渉
一三─一四世紀アフロ・ユーラシアにおけるペストの道 / 諫早庸一
コロナから発される問い――二一世紀のコロンブス的交換、「人新世」における「自然」 / 塚原東吾
【日本の感染症史】
二一世紀の疫因論 / 香西豊子
ハンセン病「隔離」とは何か / 廣川和花
清潔の指標――習慣と国民性が結びつけられるとき / 川端美季
【感染をとらえる〈ことば〉】
コレラ・放射能・流言――ロシア文学と感染する言葉 / 越野剛
新型コロナ騒動から日本エイズ文学を考える――内向きから外向きへ / C・ローウィー
【感染をめぐる人類学】
鼻口のみを覆うもの――マスクの歴史と人類学にむけて / 住田朋久
エイズ・パンデミックと生き方の変容――新型コロナウイルス流行との比較から / 新ヶ江章友
「人間以上」の世界の病原体――多種の生と死をめぐるポストヒューマニティーズ / 奥野克巳
【暮らしの危機から考える】
パンデミックで人びとを破滅させてはならない / Ⅴ・プラシャド+M・ベルトルディ/粟飯原文子訳
グローバリゼーションと「危機」の経済的位相――コロナショック二〇二〇の示すもの / 中山智香子
終わりなき点検と調整――医学知の実践とはいかなるものか / 田中祐理子
【病とともにある「日常」】
なぜ病んだ人たちが謝らないといけないの / チョハン・ジニ/影本剛訳
病者のユートピア / 有薗真代
パンデミックに浸蝕される「日常」――文化、教育、不安道徳 / 山田陽子
たったひとりにさせない/ならないために――危機の時代の分断をこえて / 山家悠平
【連載●デミウルゴス●第一三回】
鼎制(一) / 磯崎新
【連載●ポスト・ヒューマニティーズへの百年●第五回】
意識のオデュッセイア――ジャンケレヴィッチ / 浅沼光樹
【研究手帖】
「他者」ではない他者 / 本多真隆