去年 (2024) の 8 月に高校時代のワンゲル仲間などが仙石原に遊びにきた時、「利尻山にも登りたいけれどそろそろ年齢的に危ないかな」といった話になりました。そのことが頭の隅に残っていたらしく、利尻山に登るには昼の長い 6 月くらいの天気の良い日を選べば大丈夫かなと考えて長期滞在することにしました。そこで今年 (2025) の 3 月に少し調べたところ、利尻富士町がワーケーション事業として 13 泊 14 日までの長期滞在を支援していることを知り応募した結果、幸運なことに支援していただけることになりました。期間は 6 月 24 日から 7 月 7 日までで最大 4 名が滞在できます。そこで仲間に声をかけたところ、S 氏夫妻と I 氏が参加表明してくれました。ただ、暇な私は 13 泊 14 日と全期間滞在しますが、仕事などの関係で忙しい他の人は 2 泊あるいは 3 泊です。
利尻島へは飛行機を乗り継げば一日で行けるのですが、自転車を持っていこうと考えていたのと、私は飛行機に乗ると頭痛が酷くなり半日くらいは動けなくなるので陸路 & 海路で行くことになります。箱根仙石原から地べたを這って行くとなると一日では行き着けないのでどこかで泊まる必要があり、また最初は自転車を持っていくつもりだったので乗り換え時間などに余裕のある行程にしました。ですので初日は北海道新幹線の終着駅、新函館北斗に泊まります。
行程中たくさん写真は撮りましたが、あまり面白味のないものばかりなので省略し、ここは宿泊地で撮った北斗市のマンホールの写真です。今の "はやぶさ" とは違っているので、将来的にはこんな車両になるのでしょうか ? それともこれは新幹線ではないのかな ?
ちなみに自転車を持っていかないことにした理由は、全遠征期間の 19 日間のうち自転車に乗ると思われるのは 3 回だけということと、現地にそれなりに気の利いたレンタサイクルもあるので、自転車を担いでの移動の大変さも考えて持参しないことにしました。でもその結果、余計なものまでザックに入れてしまい、結局 30 kg 近くの荷物になってしまいました。
新函館北斗駅前で ずーしーほっきー に見送ってもらい稚内に向けて出発です
北斗 3 号
ライラック 17 号
サロベツ 1 号
日本最北端の駅 稚内に到着です。
せっかく日本の最北端に行くのだから宗谷岬は欠かせないと考え、稚内では 2 泊して中日 (今日 6/23) に宗谷岬までレンタサイクルで行く計画でした。ただ前日 (6/22) の乗り鉄 (呑み鉄) のツケ (二日酔い) がまわってきてとても自転車に乗る気にはなりません。風も強烈ですし、、、(行きは良い良い帰りは怖い) というわけで、宗谷岬にはバスで行くことにしてバスの時間まで近くのノシャップ岬に (バスで) 行きました。途中や下車した後にも鹿の家族 (?) が悠々と歩いています。さすが北海道 !?
特にコメントはありませんが「日本最北端の地」宗谷岬です。ただやはり観光客が多く (ノシャップ岬には誰もいませんでした。朝の早い時間だったので当たり前かも、、、)、インバウンド客だけでなく観光バスで乗りつけた団体客で溢れており、"誰もいない時" を待つまで数分かかりました。写真を撮ったらすぐに次の人と交代です。私は一人だったので "占拠時間" は十数秒ですが、数人で来ているインバウンド集団は 5 分近く占拠しています。まあ落ちぶれた日本経済のためには我慢しなければならないのでしょうね。
今日はいよいよ利尻島に向かいます。稚内駅の先にある線路の車止め (? まあモニュメントでしょう) を写真に収めてフェリー乗り場に向かいます。ただ、乗り場までは意外に距離があったのと、港特有の何もなくて広い道を歩いている他の人は誰ひとりいないので、ちょっと不安になりました。が、無事行き着きました。みなさん車で行くのですね。
フェリーは定刻 (07:15) に出航し 08:50 にはかなり利尻島に近づいています。ただ強い逆風の影響で 10 分近く遅れているようです。利尻山には残雪も結構残っていますね。
これから 14 日間お世話になる宿、旅番屋です。利尻富士町の担当の方が鴛泊港まで迎えに来てくれ案内してもらいました。
宿に荷物などをおろして一段落した後、近くを散策がてら鴛泊港まで戻りました。港の漁協マーケットでホッケの開き (デカい、安い) やトド肉缶 (初めて見た、相応の値段 ?) を買ってきました。
昨日 (6/24) 港から送っていただいた担当の方が「明日 (6/25) は確実に昆布干しがあるのでどうですか?」と誘ってくれたので、喜んで参加することにしました。実は、3 月に利尻島のことを調べていた際、利尻昆布株主 (オーナー) という企画もあることを知り一株主になっていたところです。
朝の 3 時 30 分に現地集合ということなので、担当の方が 15 分前に迎えにきてくれました。利尻島は緯度的には仙石原よりも 10 度くらい北にあるので夏至に近い今日 (6/25) は日の出は早く (03:48:43) 日の入りは遅い (19:26:51) です。この写真は 03:23:04 に撮ったものです。
昆布干しの詳細については利尻昆布ニュース第 3 号を参照してください。この日は途中休憩でお茶などをもらい、2 時間近くに及ぶ作業の後に缶コーヒーやパンなどをいただいて帰ってきました。
昆布に表裏があることは初めて知りましたが、ただ、根元と頭の方とで表裏が違っているようなものもある感じで、結局のところよく分からず並べていました。まあ 1/2 以上の確率では正しい向きに並べていたと思います。また中にはネジれまくっているものもあり、絶対に平面的には並べられないものもそれなりの数ありました。最終的に高級食材となるのはほんの僅かなのでしょうね。
株主には 10 月くらいに完成品としての利尻昆布が送られてくるのですが、さすがに私が干した昆布は入っていないのでしょうね。←入っていても分からないというのが正しい表現。
利尻島まできて Garmin Connect の "6 月の 15 km ランニングチャレンジ" でもないのですが、とりあえず近くのようすを見学がてら 15 km ちょっと走ってみました。うまいことに鴛泊あたりにはサイクリングロード (沓形から続いている) が整備されているので、そこを走ることにしました。この写真は鴛泊の宿から北に向かって少し公道を走り、サイクリングロードに入る手前の富士野園地から見た利尻山です。利尻山をほぼ真北から見ていることになります。
サイクリングロードを北から南に進んでいくと、やがて沢にかけられた橋がいくつか出てきます。この湾内大橋はその中でも最大のもので長さ 193 m、高さ 45 m とのことです。自転車だけのためにここまでしていただきありがたい限りです。ただ橋の端の方にいくと思わず沢に飛び込みたくなるので、橋の真ん中を恐る恐る渡りました。一休さんも実はこんな気持ちだったのではないでしょうか。
サイクリングロードを南の終点まで行って鴛泊に戻ることにすると 15 km を遥かに超えてしまうのと、この日はちょっと暑かった (28 ℃ くらい) ので途中の姫沼から降りてくる道に入って下に降りました。ただかなり急な下り坂だったのでちょっと損した気分になりました。やはり登りが急で下りが緩やかな方が走りやすいですよね。ちなみに降りてきた後、利尻山神社に行く途中で「東急バス」に出会いました。実は宗谷バスなのですが車体はどう見ても東急バスです。
宿に帰ってきた後はお気に入りのセイコーマートオリジナルの塩レモンサワーで乾杯です。宗谷の塩を使っているとのことです。
実は 24 日に宿に案内してもらった際、利尻クエスト 2025 が開催されていると教えてもらいました。宿の近所を散策しているのはこのクエストのポイント集めのためでもあります。ちなみに宿の旅番屋では 150 pt 取得しています。
これは近所にある りしりアート・ビジターセンターの外観です。利尻山をモチーフとした建物だそうです。ここでは 40 pt ゲットしました。この段階で 300 pt 近く獲得しています。
今日は利尻島に渡ってから最も良い天気になりました。宿から見える朝日とペシ岬です。
同じく宿から見える利尻山です。この宿、旅番屋はオーシャンビューとマウンテンビューの両方が楽しめます。
高校のワンゲル仲間の S 氏夫妻と I 氏とはお昼過ぎに合流することになっているので、午前中にペシ岬に行ってきました (30 pt ゲット)。連日の強風も少しおさまり海ものどかで気持ちのいい風景です。
ペシ岬から見た利尻山と鴛泊港です。ちょうどフェリーが入港するところです (S 氏夫妻が乗ってくるフェリーではありません)。
合流後は S 氏夫妻が借りてきたレンタカーを使い、4 人で島の南部を探索しました。利尻クエストのポイント集めも兼ねてです。オタトマリ沼 (10 pt + 30 pt)、南浜湿原 (10 pt + 30 pt) などを周り、白い恋人の丘 (沼浦展望台、10 pt) にも立ち寄りました。北海道の銘菓「白い恋人」のパッケージに使われている写真の撮影地です。なお、( ) 内に+ 30 pt とあるのは沼や湿原に設けられた遊歩道を歩いて奥まで行くともらえるポイントです。
こうして 2 枚の山の写真を比べてみると、利尻山は北側から見たのと南側から見たのとではかなり印象が違いますね。北側からは「利尻富士」の名にふさわしいのですが、南側からの風情は北アルプス (槍、穂高、涸沢、、、) の雰囲気に近いです。
今日はいよいよ利尻山登山です。支援部隊の S 氏夫妻に車で鴛泊ルートの登山口となっているキャンプ場まで送ってもらい I 氏とふたりで出発です。
途中たくさん写真は撮りましたが、鴛泊ルートの情報や写真は YAMAP などにたくさん載っているので省略します。これは長官山 (100 pt) 付近から撮った朝の利尻山です。(多少逆光気味かな ?)
あっという間に (ウソですが) 頂上 (150 pt) です。利尻山南峰とロウソク岩です。南峰への道は崩れていて通行止めです。また沓形ルートも最近 "背負子投げ" 付近で崩落があり 6 月 15 日に通行止めの案内が出ています。さらに昔には鬼脇から登るルートもあったそうですが、こちらは廃道とのことです。今日登った鴛泊ルートもけっこう崩れかけているところがあり、いずれ登れなくなってしまうのではないかと危惧されます。まあ山は崩れていくのが自然の摂理ですよね。(利尻山は火山なので噴火すれば成長しますがしばらくは登れなくなります)
例によってホットワインで乾杯です。ただ帰りも危険な場所を通るので、酔いすぎないようフランベもしてアルコールをできる限り飛ばしました。(ビデオは撮り損ねました)
頂上の祠の横に四角い石があります。これは何でしょうかねえ ? 三角点には見えないし、、、web 情報だと祠には石が祀られているとも出てきますが、まさかこぼれ落ちてきたのではないでしょうね。
頂上から沓形方面を臨むも少し靄がかかっていてよく見えません。多少の未練は残りますが下山します。
登りの時とほぼ同じ位置から撮った利尻山です。西日を浴びて綺麗です。
無事下山できました。I 氏とお互いの健脚を称え合います。S 氏夫妻が迎えにきてくれており、近くの温泉に向かいます。
S 氏夫妻は仕事の関係もあり今朝のフェリーで帰って行きました。I 氏はもう一泊するので御朱印をいただくべく北見富士神社に出かけて行きました。私は登山の疲れもあり宿でダラダラしています。
I 氏が夕方に戻ってきたので近くの中華料理「笑う門 (50 pt)」で打ち上げです。最初は海鮮の居酒屋に行ったのですが、明日 (7/1) からのお祭りもあり手が回らないとのことで入れませんでした。
食べきれないほど注文してしまい一部はお土産にして持って帰りましたがどれもとてもおいしかったです。特にこの麻婆豆腐は絶品でした。秘訣なども教えてくれたのですが酔った後だったのでよく覚えていません。
今日は利尻山神社のお祭りです。朝の 8 時頃に号砲が鳴ったので始まったようです。今日帰る I 氏は飛行機の時間がお昼過ぎなのでお祭りを見ることもなく 9 時過ぎに帰路につきました。
I 氏が帰った後、祭囃子が聞こえてきたので少し近くを探してみると、子供の大名行列 (?) に出会いました。それを追うようにして大人のお神輿が続きます。
一度宿に戻って昼食を済ませた後、睡魔に襲われて 1 時間くらい昼寝してからまた "大名行列" とお神輿を追いかけました。この動画は 16 時過ぎに鴛泊港で撮ったものです。どうやらお神輿を船に見立てた動作・作法 (儀式) のようです。
宿を出る時ですが、I 氏が乗る予定の飛行機が欠航となったとの連絡があり、16:40 鴛泊港発のフェリーで稚内に向かうことを知りました。お神輿を追いかけてたまたま港にいたのでお見送りしました。右端で手を振っているのが I 氏です。
フェリーが出た後の漁協の前では一段と激しい儀式となりました。もうすぐ 17 時なのですが朝の 8 時から延々と続けているようです。
子供神輿 (?) は 17 時半ころ利尻山神社に奉納 (?) されたので、大人の神輿もすぐ来るのかと思って待っていたのですが、違う方角へ行ってしまいました。仕方がないので追いかけたのですが、19 時を過ぎても相変わらず要所要所 (個人宅も含む) であの儀式を繰り返しています。さすがにお腹も減ってきたのでギブアップして宿に戻りました。晩御飯を食べていた 19:40 頃に号砲が鳴ったのできっと終了したのでしょう。もう少し粘ればよかった、、、ただ朝の 8 時から 20 時頃まで街中を巡り歩いてあの儀式を繰り返すとなると、半端な体力ではもちませんね。まあ交代はするのでしょうが、、、なかなか感動的でした。
7 月 2、3 日は天気が悪かったので宿の中で web サーフィン、もとい仕事をしていました (ワーケーションなので)。ただ数日前から WiFi の通信速度が異様に遅くなっているので速度テストをしてみたところ、やはりとっても遅くなっていることが確認されました。原因はよく分からないのですが、試しに WiFi ルーター (送信機) の電源を切って入れ直したら、途端に速くなりました。まあ何か (システムファームウェア ?) が暴走していたのでしょうね。
今日も朝から天気が悪かったのですが、10 時頃から晴れ間がでてきたので急遽準備してポン山から姫沼に抜けるハイキングコースを歩くことにしました。甘露泉水へも舗装路ではなく山道 (ハイキングコース) を通ります。
あまり人が通らないためか、ハイキングコース入口の案内板は半分草に隠れています。道も両側から草が覆い被さっているところが多いです。
ポン山と北野野営場との分かれ道です。左下からやって来てこの木を巻いて右に行くと野営場、左上の茂みに覆われている道を行くとポン山です。
このハイキングコースではしばしばきれいな蝶に出逢います。web 情報だとミヤマカラスアゲハだそうです。
ポン山到着 (50 pt)。利尻山の頂上付近は曇っていますがまあ綺麗に見えています。
小ポン山到着 (ポイントなし)。行き止まりで周囲には木しか見えません。標識もなくベンチの足だけが残っています。
姫沼へのハイキングコースはなかなかなものでした。前半は等高線沿いなので楽勝と思っていたのですが、沢を 4 箇所くらい渡らなければならず、滑り落ちそうで怖いところもあります。これは沢へ降りる「ロープ場」です。
最後は尾根筋をダラダラと姫沼まで降りていきます。ただハイキングコースを歩く人はあまりいないようで、一部ヤブコギのようなこともしなければならないところがあります。でも無事姫沼に到着し (10 pt)、「逆さ利尻」の雰囲気が出ている写真も撮れました。
これで利尻クエストの鴛泊地域の無料ポイントはすべて取り終えました。
今日は天気も良いのでいよいよ利尻島一周サイクリングかと思いきや、自分に合っていない自転車に乗ることやメカトラブルなどへの不安から、バス & ランで利尻島を一周することにしました。利尻クエストのポイントも S 氏たちが来た際、レンタカーを使って鬼脇あたりの無料ポイントはあらかた取得していることも自転車を使わないと決めた遠因です (結局、自転車には一回も乗らなかったですね)。今日は仙法志から沓形にかけての西海岸の無料ポイントを取得する計画です。08:25 発のフェリーと同時刻に鴛泊港前を発車する宗谷バス (50 pt) に乗り込み出かけます。
利尻島の北端 (鴛泊) から東海岸を南下して行くと鬼脇あたりから空模様が変化してきて、雨は降りそうにないのですが低い雲 (霧 ?) がかかったような天候です。仙法志の御崎公園 (10 pt) に着くころにはお日様は見えなくなっていました。
仙法志は利尻島の南端に位置しておりここを過ぎると西海岸で日本海に面することになります。海岸の様子も一変してこの動画のような荒々しい感じです。
御崎公園からは天気が良ければこのように利尻山を臨めるそうです。
麗峰湧水 (10 pt)
北のいつくしま弁天宮 (10 pt)
寝熊の岩
人面岩 (寝熊の岩と合わせて 10 pt)
お昼ちょっと前に沓形に着いたのでまずは腹ごしらえとして利尻らーめん味楽 (50 pt) の入り行列に並びます。待つこと 30 分で焼き醤油らーめん (チャーシュー 2 枚増) にありつきます。スープの最初の一口にニンニクバンチが効いていますね。
これは利尻・島の駅 海藻の里 (30 pt) の中で見つけたアート作品。なんかモチーフはどこかで見たような感じですが、なかなか面白いです。
その後、利尻ふれあい温泉 (入口がよく分からなかったが 30 pt ゲット) で汗を流して東急バス、もとい宗谷バスで鴛泊に戻って来ました。中もやはり東急バスですね。
翌日 (7/6) は利尻島滞在の実質的な最終日なので宿の部屋の掃除や使わない荷物を自宅へ送付、担いで帰る荷物の梱包をするつもりです。
ところが、利尻クエストの「隠れポイント」の情報が web に載っていないかと探していたところ、「利尻島隠れパワースポット」として「ヤムナイ沢」がヒットしました。さらに調べるとヤマレコに「利尻山ヤムナイ沢の雪渓は絶景」といったページを見つけ、ますます行きたくなりました。そこでハイヤーを予約して明日 (7/6) 朝イチでヤムナイ沢の入口まで送ってもらうことにしました。
07:30 に富士ハイヤー (50 pt) にピックアップしてもらいヤムナイ沢へ向かいます。この入口から先も車が通れるような林道ですが、工事関係者以外立入禁止の看板もありロープも張られています (07:59)。一般車はここで引き返します。
ロープをくぐって林道を歩くこと約 30 分で渡河する場所に出ます (08:32)。水量はそれほどでもないのでパシャパシャと構わず渡ります。
さらに 1 時間くらい林道を登っていくと、「竜の鱗」と呼ばれている柱状節理が渦巻いている迫力ある場所に出ます。この動画はさらに沢を遡上して雪渓が見えないか悪あがきをしたのち、諦めて降りてきて撮影したものです (10:12)。
やはり天気には勝てないのでヤムナイ沢の絶景を鑑賞するのは次の機会の楽しみにとっておくことにします (まさに "ヤムナイ" 決断)。そこで例によってホットワインで乾杯し引き返すことにします。今回は林道をそのまま下るだけで危険性は低いので適度にアルコール分は残します。
ただ最大の難所は朝に渡河した箇所です。予想通り水量はそこそこ増えていましたが、渡るのには問題ありませんでした (10:50)。
宿に帰ってからは予定通り自宅に送るものを向かいにあるセイコーマートからゆうパックで発送しました。
今日 (7/7) が島を離れる日なのですが 6/28 以来の好天です。もう一日いればヤムナイ沢の雪渓 (絶景) も見られたのに、、、心残りはありますが、次の機会に希望を繋ぎます。生きていれば良いこともあるさ (ちょっと使い方が違うような、、、)
ハートランドフェリー (50 pt) から利尻山の見納めです。来た時よりも雪はずいぶん減っていますね。
利尻クエストのポイントも 1,340 pt となり、賞品にも応募しました。何か当たれば嬉しいですね。
フェリーからの乗り継ぎは特急ではなく各駅停車の名寄行きです。20 名くらいの団体客の姿も見えます。
稚内驛にもお別れです。
稚内から旧抜海駅への途中では利尻山も見えるところがあります。ここから見る姿は富士山によく似ていますね。これが本当に最後の見納めです。ヤムナイ沢に向かう時にハイヤーの運転手さんが利尻島と北海道本島との距離は一番近いところで約 20 km と言っていました。本島側ではおそらくこの辺りなのでしょう。
抜海駅が廃止されたので隣の勇知駅の表示板には「みなみわっかない」の表示板が (「ばっかい」の) 上に貼られています。
名寄駅からの「快速なよろ」はデクモ (DECMO) と呼ばれるディーゼル発電でモーターを回すハイブリッドな気動車ということです。ただ車内はかなり狭いですね。
稚内からの乗り継ぎ客 (団体さん) で座席はほぼ満席です。トイレスペースのようなものが異様にデカいので座席数はディーゼルカーの単行車よりもかなり少ないようです。後から乗ってきた地元の人は座れません。
快速なよろ で旭川まで行き、その後も各駅停車で札幌まで行き一泊です。翌日 (7/8) は特急 北斗で新函館北斗に行き、北海道・東北新幹線 はやぶさ で東京に向かいます。
はやぶさ に乗り込んでから考えたのですが、東京近郊はとても暑そうなのであまり長い時間外に居たくはありません。そこで大宮で上野東京ラインに乗り換えて小田原に向かうことにしました。JRE ポイントを使ったグリーン車利用です。グリーン車も東京駅を過ぎると混み始めるので、早めに席を確保する目論見です。作戦は的中し小田原までのんびりと座ってこれました。
7 月 8 日の 20 時頃にはなんとか仙石原の自宅にたどり着くことができ、今回の遠征は無事完結です。お世話になった関係者の皆さま、いろいろありがとうございました。