2007 年に避暑地の別荘として箱根仙石原に中古戸建てを購入しました。最初に少し改装しましたが、定年退職も視野に入ってきた 2018 年には薪ストーブを設置するため、ちょっと大掛かりな改装をして冬でも快適 (?) に過ごせるようにしました。そこにコロナ禍も加わりリモートでも講義ができるということで 2021 年 3 月からは住民票も移して定住しています。
今回は「終の住処」にしようと温泉を引く改装を計画しました。ただ温泉の権利料は高いけれども (10 年に?) 一回払うだけでいいのですが、毎月の使用料がけっこうバカにならないのであっさりと諦め、マイクロバブルバスにすることにしました。また他にも和室を洋室に改装したり、間取りを変更したり、内窓を取り付けるなど冬の寒さ対策にも万全を期すよう、わりと大掛かりな改装になりました。
2018 年の改装では薪ストーブの専門業者さんと地元の業者さんにお願いしたのですが、今回は元々が〇〇〇ホームさんの家なので関連会社の〇〇〇リフォームさんにお願いしました。いちおう義理立てしたといったところです。
ただこの配慮 (業者を決めたのは 2024 年 4 月くらい) が時間面でも精神安定面でもここまで酷い結果になるとは夢にも思っていませんでした。
改装を思い立ったのは 2024 年 3 月ですが、実際に着工したのは 8/26 でした。ちなみに竣工予定日は 9/21 です。まあだいたいこんなものなのでしょうが、改装内容が最終的に固まるまでにはすったもんだがたくさんありました。
まず担当の人が私の話をまるで聞かずに自分勝手に話を進めてしまうといった点があります。最初に木のお風呂は手入れが大変だから FRP などの浴槽にしてくれと言っているのに、初めの提案は「檜風呂」でした。冗談にしても悪質ですよね。
またマイクロバブルバスにしたいので CM でよく流れていた "ミ〇バ〇" を提案したのですが完全無視でした。都合 5、6 回は提案したのですが、資料さえも取り寄せようとしませんでした。〇〇〇リフォームさんは "大企業" なので系列の業者を使うことしか視野になく、新興業者を締め出しているのかもしれません。
他にもいろいろありましたが、思い出すだけでも腹が立ってくるので省略します。いずれにせよ〇〇〇リフォームさんは顧客のことはまったく考えておらず、自分たちの都合だけで仕事をするようです。
工事期間中 (8/26 〜 9/21) はお風呂には入れないので少し調べたら、仙石原いこいの家に温泉施設があることを知りました。箱根町の住民は 100 円で入れます。写真は事前 (8/21) に下調べに行った時のものです。3 人分の洗い場はありますがまあ二人がいいところです。でもいつも空いていてたいがいは一人で入っていました。
改装中のお風呂は 9/15 にはほぼ出来上がり、工事が始まってすぐに納入された給湯器を繋げれば翌日 (9/16) にも入ることができるまでになりました。ただ実際に給湯器を繋いだのは六日後の 9/21 です。それも工期が延びることを前日 (9/20) に知らされたので、お風呂だけでも使えるようにしてくれと私から頼んだ結果です。
そもそも工期が延びることを竣工予定日の前日に連絡してきますかねえ、、、まったく顧客のことを考えていない証拠です。顧客の利便を真剣に考えていればお風呂も 9/16 から使えたはずです。
竣工予定日 (9/21) の前日になって当日 (9/20) は工事をしないとの連絡があり、こちらからそれで明日 (9/21) の竣工に間に合うのかと尋ねたところ、はじめて行程が遅れているとの報告がありました。常識的にあり得ない対応です。
通常ならば竣工予定日に間に合わないことが分かった時点で〇〇〇リフォームさんの方から連絡があり、対処策を協議するものですが、完全に顧客をなめきった態度としか思えません。
結局、新しい竣工予定日は 9/30 ということになり、引き渡しが 10 日間近く延びることになりました。写真は 9 月 24 日時点での内装が未完の部分です。
9/30 は最後の工事である内窓を設置してすべての作業が終わるはずでした。
ところがなんとビックリ、内窓の引き手とクレッセントの位置が高すぎたり低すぎたりしたのです。あまりの馬鹿馬鹿しさで写真を撮るのを失念しましたが (この写真は位置修正が済んだ後のもの)、掃き出し窓の引き手とクレッセントの位置はこの写真よりも 20 cm くらい低いところにありました。逆に腰窓は通常よりも 20 cm くらい高いところにありました。
それを指摘して位置の修正をお願いしたところ、全て工場で作っているので順番待ちがありすぐには修正できないとのこと。結局、10/17 に出荷されてから改修するとのことでした。
最初の竣工予定日 (9/21) から 4 週間も延びてしまいました。その間この部屋は使えないので、友人などを招いての竣工記念パーティーは中止せざるを得ず、もう私の信用はガタ落ちです。
また細かいところですが、9/30 の時点では内装の一部が出来上がっておらず、10 月に入ってから手直ししました。
10/17 には工場で作り直した内窓が届きそれを設置すればすべての作業が終わるはずでした。
ところがまたまた驚いたことに、修正されていたのはクレッセントの位置だけでした。引き手の位置は以前と変わっていません。「子どもの使い」未満ですね。
さすがに私もこれには堪忍袋の緒が切れ、〇〇〇リフォームさんには即日修正することを要求しましたが、内窓メーカーとの力関係もあるのかもしれませんが、一週間以上かかるとのことでした。
ただやはりこのまま "泣き寝入り" もできないので、原因究明の報告書と再発防止策を会社公認の文書にて提出してもらうことにしました。補償金を受け取ることもできたのでしょうが、まあいろいろと面倒くさそうなのとちょっとばかりのお金をもらってもこのイライラは治らないのでやめて、会社としての再発防止策を文書にしてもらうことにしました。
なお〇〇〇リフォームさんは、採寸は下請け業者に任せていたので責任は全てその業者にあると最初は言っていましたが、やはり管理責任は〇〇〇リフォームさんあります。このように下請けに「丸投げ」している場合でも、下請けのミスを発見できなかったという観点で管理責任は生じます。
また内窓メーカーもメーカーですよね、工場で作っている際、どこか変だとは思わなかったのでしょうか。言われた通りに作ればいいという時代ではないですし、AI なども導入しておけば奇妙な点にすぐに気がついたはずです。特に引き手とクレッセントが同じ高さにない点には違和感があって然るべきです。
10/26 工場で作り直した内窓が届きそれを設置してようやくすべての作業が終わりました。
最初の竣工予定日 (9/21) よりひと月以上も遅れての竣工です。なんと最初の工期よりも二倍以上の時間がかかりました。後日 (10/28) お願いしていた報告書も届いたのでこれをもって 2024 年のリフォームは終了です。
なおこの写真は会社印を押印する前の最終原稿です。これでもう不必要にイライラすることも無くなったので一安心です。
改装した部屋で大掃除をしていたら外に面した壁の巾木とその上側 30 cm くらい、そして内窓の内側が結露していることに気がつきました。改装前の和室ではこんなことは一度もなかったので、改装が原因の一つであることは明らかです。しかも何で外窓の内側ではなく内窓の内側が結露するのでしょうか。外窓の内側よりも暖かくなっていなければならないはずなのですが、、、
すぐさま〇〇〇リフォームさんに撮った写真と共に連絡し、結露の原因を至急究明するように要請しましたが、新年の 1/5 まではお正月休みなので訪問できるのは 1/6 とのことでした。
ここでも顧客を心配するよりは自分たちの都合を優先するのですね。呆れた企業です。
年が明けた 1/6 に〇〇〇リフォームさんの担当の方たちがやってきました。サーモグラフィーカメラなどの測定器を当然持参するのだろうと思っていたのですが、何と "手ぶら" でした。この人たちはいったい何をしに来たのでしょうか? 素朴に考えると、私の言うことが信用できないので現地確認に来たといったところでしょうか。人を馬鹿にするのにも程があります。
〇〇〇リフォームさんに頼っていても何の科学的な検証ができないので、自腹でサーモグラフィーカメラを購入しました。ただ 1/8 に撮影して分かったのは結露問題だけでなく、それよりもはるかに深刻な施工した〇〇〇ホームさんの手抜き工事、あるいは欠陥パネルの使用です。断熱材が他の場所よりも不足しているらしいところがありました。この企業は "木質パネル接着工法" を売りにしているので、このような断熱材不足は工場での入れ忘れの可能性が高いです。〇〇〇ホームさんの品質管理体制にも疑問符がつきます。
「親が親なら子も子」というか、「親の背を見て子は育つ」というか、どちらにしても今回の場合はあまり健全な方向には向いていないようです。もっと自立して「親離れ」が必要ですね。まあ〇〇〇ホームさんはすでに某自動車会社系の住宅会社の子会社になっているので、「親」が自立するのはきっと無理でしょう。あとは「カイゼン」の名の下に切られないように、、、私が心配する話ではないですけれどね。
まあ無駄だとは思ったのですが、〇〇〇リフォームさんからきた年賀状にあった「無料断熱性診断」に申し込んでみました。1 月 6 日のことです。第一希望日 1/18、第二希望日 1/19、第三希望日 1/17 としたのですが、1 月 19 日になってもなんの連絡もありませんでした。そこでメイルで問い合わせたところ、「完全に忘れていた」とのことでした。もう何度も書きましたが、この企業は顧客のことをいったいなんだと考えているのでしょうか ?
〇〇〇リフォームさんをあてにしても事態はなんら改善しないので、いろいろ条件を変えて結露の様子を確認することにしました。ただ室内の条件は計画的に変更できますが、外気温や天候 (湿度) などはその日任せなのでなかなか系統的な実験・実証はできません。ただなんとか効果的な方法を見つけました。しかもいちばん原始的な方法です。
それは、内窓を 1 cm 程度開けておくといった方法です。つまり室内に意識的にいちばん温度の低いところ (外窓の内側)、しかも結露してもあまり構わないところを作り出し、そこに結露を集中させるといった作戦です。この方法は非常に効果的で巾木や内窓の内側の結露は激減しました。でも完全になくなったわけではありません。
ただよくよく考えるとこの方法で室内の結露はある程度は防げますが、なんのために内窓をつけたのかがよくわからないですね。本来は断熱のためなのですが、結露を防ぐために「隙間を作って放熱」しているからです。内窓の効果は半減です。
話は前後しますが、 1 月 23 日に無料断熱性診断をしてもらえることになりました。ただやってきたのはいつもの営業の人だけで、診断道具も非接触温度計のみでした。〇〇〇リフォームさんほどの大企業が新年のキャンペーンとして行う企画としてはお粗末そのものですね。そもそもこのような企画を行う上で、サーモグラフィーカメラを用意しないといったことは考えられません。素人の私でも 5 万円弱で手に入れたのに、〇〇〇リフォームさんほどの大企業が持っていないとは俄かには信じられません。また測定の専門家も同行して来なかったので、「無料断熱性診断」も形ばかりでほとんど詐欺行為です。あるいは、私はクレーマーとみなされていて適当にあしらわれているのかもしれません。
いずれにせよ断熱性診断の結果は 1 月 25 日に送られてきましたが、その内容の説明には (2/16 現在) まだ来てくれません。それなりの資料は送付されてきたのですが、どこをどのように解釈すればいいのかはただ資料を読んだだけでは全くわかりませんし、改善策も記載されていません。なんのための断熱性診断なのでしょうか。単に「アリバイ作り」のような感じもしまます。
また「欠陥住宅 (パネル内の断熱材の入れ忘れ) 」を作った "木質パネル接着工法" を売りにしている〇〇〇ホームさんからの連絡もいっさいありません。
これ以上これらの企業の相手をしていても時間の無駄だし精神安定面にも悪影響しか与えないと判断し、〇〇〇リフォームさん、〇〇〇ホームさんとは訣別することにしました。まあ相手方の思う壺なのかもしれませんが、〇〇〇ホームさんの家のオーナーであることを本当に恥ずかしく思います。