データが正しく読み込まれると、まず下のタグの「⓪サマリー」タブを開いて下さい。
ログのサマリー(概要)には図のように
ログ開始日時、合計時間、高度の最大値…、などのサマリー情報が表示されます。
分析したいログかどうかをここで確認します。
詳細項目は下記の通りです。
ログが開始された日時が表示されます。
ログの総時間が表示されます。(時間と分で表示)
標高の最大値が表示されます。ただしGPSは高度誤差が100m以上発生する可能性があり、またジオイド面情報を持ちません。つまりGPSの高さは楕円体(地球の形状の数学的表現)であり正しくは「標高」ではありませんのでご注意下さい。
手首に付けて計測するものは、「心拍」ではなく「脈拍」です。それぞれ最大値と最小値が表示されます。
ログの水平距離を合計したものです。
沿面距離は水平距離と垂直距離の面に沿って測ったときの最短距離です。水平距離よりも長くなります。
GPSが表す高さは「標高」ではありません。「標高」はジオイド面から計測する必要があります。高度差は、最低高度と最高高度の直線的な差です。
https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_geoid.html
正確な標高を知るためには、地形の起伏を測定するだけではなく、重力の影響も考慮する必要があります。 Garmin などのGPSレシーバーが示す「高度」は、楕円体 (地球の形状の数学的表現) に基づいています。
https://support.garmin.com/en-US/?faq=QPc5x3ZFUv1QyoxITW2vZ6
平均水平速度と最大水平速度を表示します。人の平坦な舗装道路の平均速度は時速4km程度ですが、山での速度はかなり遅くなります。使い方として例えば時速1kmだとすると、4kmの行程は4時間かかることが予想されます。
一時間あたり何m垂直上昇しているかを示しています。標高差に対してどれ位時間がかかるのかを計算する目安になります。たとえば標高差600mあるとすると、もし300m/hで歩ける人だとすると概算で2時間は掛かる可能性があると判断出来ます。
一時間あたり何m垂直降下しているかを示しています。例えば600m下る場合、もし400m/hの速度で歩ける人だとすると600÷400=1.5時間と予測することが出来ます。
アップダウンの上昇分だけの垂直距離の累積です。
アップダウンの降下分だけの垂直距離の累積です。
移動している時間と停止している時間の割合と時間を表示します。(誤差があるので正確ではありませんのでご注意下さい。)たとえば建物の中ではGPS信号が弱くなるため、ログは激しく揺れ動くため、停止していないように見える場合があります。
また心拍データを取得出来ている場合は、110以下を停止状態と判断したものも用意しています。普段の心拍数は人により異なるため、自分に合った数値にカスタマイズすることが可能です。
GPSログは地図上で確認することが可能です。
上昇ログはオレンジ色、降下ログは青色で表示されます。(同じルートを往復する場合は、色が重なります。)
このルートが分析したいログかどうかを確認することが出来ます。
軌跡の点の大きさは高度が高いと大きくなります。
もし下の画像のように地図表示が正しく行われない場合は、PowerBIの設定メニューで、「オプション」を選択し、その中の「セキュリティ」にある、「カスタム ビジュアル」の「地図と塗り分け地図の画像を使用する」のチェックボックスをオン✅にして下さい。