ローマ帝国の最盛期とされる五賢帝時代であるが、コインの純度という観点からは既に衰亡の兆しが表れていた。アウグストゥスが純度98%まで回復させたデナリウス銀貨は、フラウィウス朝末期には既に93%に低下していた。トラヤヌス時代にも低下は続き、アントニヌス・ピウス治世時に90%を割り込み、マルクス・アウレリウス時代には78%まで低下している。
[写真:マルクス・アウレリウス帝騎馬像 ローマ]