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日本人英語学習者のための日英パラレル・コーパス―

 この「日本人英語学習者のための日英パラレル・コーパス」は、中学、高校の英語の授業で行われているコミュニケーション活動で、学習者が英語で言いたかったのだけれど言えずにあきらめてしまった表現を集めて作成したものです。


 特に高校生が英語で言いたかった表現については、以下のURLをご覧ください。

http://www.tamagawa.ac.jp/research/je-parallel/izumishs/


 作成過程は以下の通りですⅰ。

    コミュニケーション活動を終えたところで、用紙を配り、学習者に英語で言いたかったけれど言えなかった表現を日本語で書いてもらい、回収します。

    次に、その日本語表現をExcelに入力します。

    入力した日本語表現を英語に直し、日本語表現とその日本語表現に対応する英語表現が一対一になるように作成します。これで日英パラレル・コーパスの日本語と英語の部分は完成です。現在は3,874件ほどの日本語表現とその英訳が収められています。


 使い方は、「このような表現を英語でどのように言うのかな」というときにこの日英パラレル・コーパスから検索ツールを用いて欲しい情報を取り出します。

日本人英語学習者のための日英パラレル・コーパスを、日々の英語の授業で活用していただき、学習者に少しでもお役に立てればこれに勝る喜びはありませんⅱ。


この日本人英語学習者のための日英パラレル・コーパスを公開するにあたり、多くの人たちのご協力をいただきました。

コミュニケーション活動の授業を実施され、学習者からの質問データを寄せてくださった、佐藤浩希氏(川崎市立公立中学校教諭)、茅野恵理香氏(東大阪市立公立中学校教諭)、魚本大地氏(東京都公立中学校教諭)、仲 圭一氏(東京都公立中学校教諭)、渡邊崇氏(宮城県公立高校教諭)に御礼申し上げます。

英文の吟味にご協力いただいたPhilip Rowland氏(玉川大学)、Steve Lia氏(玉川大学)、また、EasyConc.fmp12、EasyConc for Flashcard.fmp12、EasyConc for Teacher Talk.fmp12、FlashCardE.fmp12,ReadingTool.fmp12の開発に御協力いただいた内藤清志氏、FlashCardE.fmp12,ReadingTool.fmp12のイラストを描いて下さった丸林咲里氏、EasyConc.xlsmの開発に御協力いただいた大村あつし氏、EasyConc for Access、EasyConc for Chromebookの開発に御協力いただいた北村広志氏(玉川大学)に心から御礼申し上げます。


開発したソフトウエアとその特徴

    EasyConc.fmp12は、中高生が日本語表現に相当する英語を知りたいときに便利です。

    EasyConc for Teacher Talk.fmp12は、教師が授業の活動場面でどのようなTeacher Talkを使用したらよいかヒントになるツールです。

    FlashCard.fmp12は、英語の授業や学習者のSelf-studyに役立つ語彙学習ツールです。

    FlashCardE.fmp12は、小学校の英語授業で役立つデジタル教材です。

    ReadingTool.fmp12は、マザー・グースを用いた小中学生のための英語教材です。

    EasyConc.xlsmは、教師が授業で使用する教材作成に役立ちます。

    正規表現検索は、正規表現を御存知ですと扱いやすいです。

    EasyConc_tagged.xlsmは、先生が学習者の苦手とする表現を文法標識を活用して調べるときに役立ちます。

    EasyConc for Chromebookは、学習者が英語で言いたかった表現を見つけるのに役立ちます。


本プロジェクトの「日本人英語学習者のための日英パラレル・コーパス」は、科学研究費補助金研究の支援ⅲを受けています。

 玉川大学 日䑓 滋之 (ひだい しげゆき)