EasyConc for Teacher Talk

インストール方法

2.EasyConc for Teacher Talkの開発と活用

―英語の授業を英語で進めるための一工夫

英語の授業は英語で進めていきたいというのは英語教師としての素朴な願いでもあるし、教室内での教師と生徒とのインタラクションは教室内における英語によるリアルコミュニケーションを行う場面でもあります。生徒からすれば、先生の英語によるinputによってたくさんの英語に触れるよい機会にもなります。この分野の先行事例として、東京都中学校英語教育研究会・研究部の『語彙と英語教育(16)』(1992年刊行)~『語彙と英語教育(24)』(2000年刊行)の9年間にわたるTeacher TalkとStudent Talkの実践研究は特筆すべきものがあります(http://www.eigo.org/kenkyu/)。

これまでのTeacherTalkの紙ベースの研究とは、切り口を変えて、より一層ユーザーフレンドリーなアプリケーションとしてEasyConc_for_TeacherTalk1.0.fmp12ⅵを開発しました。


本ソフトウエアのVersion 1.1までは、データ数も少なく非力でしたが、EasyConc_for_TeacherTalk2.0.fmp12からは、工藤洋路氏(玉川大学)、太田洋氏(東京家政大学)、阿野幸一氏(文教大学)の三氏の協力を得て、3大学の英語教員養成課程の学生を対象に模擬授業、教育実習で、英語で言いたかったけれど言えなかった表現を授業後に日本語で書いてもらい、それを教師が英語に直し、一対一対応にし、データーベースを構築し、大幅にデーターベースを増加しています。

EasyConc for Teacher Talkは、英語(English)、日本語(Japanese)、学年(Category)、活動場面・状況(Category 2)、さらに複合検索(Compound Retrieval)という5つの検索機能を備えています。

なお、本研究はJSPS科研費 JP16K02980(基盤研究C:英語教員養成課程における英語力および指導力の統合型自律的学修プログラムの開発 研究代表者:工藤洋路)の助成を受けています。


EasyConc for TeacherTalk2.2.fmp12からは、Text to Speechの機能を使って英文を読み上げる機能がつきました。検索し表示された英文をタップし、▶をクリックすることで英文を読み上げてくれます。

なお、EasyConc for TeacherTalk2.2.fmp12以降の開発にあたっては、2.1を引継ぎ、着想・データ収集について日䑓、プログラミングは内藤清志氏が担当しました。本研究は、JSPS科研費19K00771(基盤研究(C):日本人中高生のための英語表現コーパスの構築とその活用 研究代表者:日䑓滋之)の助成を受けています。

(1)はじめに、iPadまたはiPhoneへFileMaker Goのインストール

Claris FileMaker Go 19をiPadまたはiPhoneへインストールします。Claris FileMaker Go 19は無料でインストールできます。

(2)GoogleサイトからEasyConc_for_TeacherTalk.fmp12のファイルをiPhoneまたはiPadにダウンロードする(保存)する方法


・iPhoneまたはiPadの「Safari」等のアプリで下記のファイルをダウンロードします。


ダウンロードするファイル Latest Release: EasyConc_for_TeacherTalk2.3.1.fmp12

             Older Versions: EasyConc_for_TeacherTalk2.2.2.fmp12

                     

・保存したいEasyConc_for_TeacherTalk.fmp12をタップします。

・「"FileMaker Go”で開く」が表示されますので、「"FileMaker Go”で開く」をタップします。

・FileMaker Go にEasyConc_for_TeacherTalk.fmp12がダウンロードされ、FileMaker Goのアプリに追加されます。