EasyConc for iOS


使い方7:英語の授業や学習者のSelf-studyに役立つ語彙学習ツール FlashCard


使い方7:英語の授業や学習者のSelf-studyに役立つ語彙学習ツール

外国語学習で語彙の学習はつきものですし、語彙を知らなければコミュニケーションは成立しません。先行研究 にも以下の記述があります。


… while without grammar very little can be conveyed, without vocabulary nothing can be conveyed. (D.A. Wilkins, 1985: 111)


Provided one knows the appropriate vocabulary, then some form of interchange of language is possible. Without the vocabulary it is impossible. (D.A. Wilkins, 1985: 111)


教師が授業でどのように語彙指導を進めたらよいのか、また学習者がどのような学習を行うことによって語彙を習得していくことができるのか大きな課題です。英語の語彙学習を促進するツールとしてFlashCardを公開します。英語の授業でまた学習者自らの語彙学習でご利用いただければ幸いです。

 

(11) EasyConc for FlashCard4.1.fmp12の活用 ―英語の読み上げ機能、単語の登録機能の追加

EasyConc for FlashCard4.1.fmp12は、これまでのFlashCard4.0.fmp12を継承し、さらに進化しました。英語部分の読み上げ機能が追加されています。開発にあたっては内藤清志氏(玉川大学)の協力を得ています。

iPadでは、「英語の読み上げ」を「On」にし、「表示間隔」の「手動」を選択しますと、英語部分を読み上げてくれます。iPhoneは「手動」のみですので、そのまま英語部分を読み上げてくれます。

また、iPadでは簡単に単語の登録も行えます。「Management(管理画面)>New Record>登録したい単語とその意味を入力」するだけです。登録した単語も英語の部分を読み上げてくれます。

この読み上げ機能はText to Speechの技術活用しており、中高生の英語学習の家庭での自学習に役立つものと思います。ご利用ください。

 

①準備

・FileMaker Go 19 for iPad & iPhoneをiPadまたはiPhoneにインストールします。

・EasyConc for FlashCard4.1.fmp12のインストール方法

FileMaker Go 19 for iPad & iPhoneのインストールが完了したら、データファイルEasyConc for FlashCard4.1.fmp12 をインストールします。インストール方法は、下記のいずれかの方法で可能です。

 該当者のメールアドレスに送る。

 Webサイトからファイルをダウンロードする。

 

②WebサイトからEasyConc for FlashCard4.1.fmp12のファイルをiPhoneまたはiPadにダウンロードする(保存する)方法

下記のファイル「EasyConc for FlashCard4.1.fmp12」にアクセスし、iPhoneまたはiPadにダウンロードする。


 ダウンロードするファイル:Latest Release: EasyConc for FlashCard4.1.fmp12

                Older Version: FlashCard4.0.fmp12

                           FlashCard3.3.fmp12

                           FlashCard3.2.fmp12(Landscape mode)

                           FlashCard3.1.fmp12

                           FlashCard3.0.fmp12

                           FlashCard2.0.fmp12

                           FlashCard1.0.fmp12

 

ファイルのインストールが終わり、FlashCardを使用する機器に合わせてiPadまたはiPhoneのアイコンをタッチし、EasyConc for FlashCard4.1.fmp12をオープンします。

 

(12) BingoSheet for FlashCard.xlsmの開発―Word game (Bingo)で「書く力」をつけるのに役立ちます

EasyConc for FlashCard4.1.fmp12を授業で活用することで、学習者が英語を見て発音し、その表示される意味を確認する活動(receptive use)、続いて、表示された日本語を見て、その英語を発音する活動(productive use)を行うことが可能になります。

これらの活動に加えて、学習者が「書く作業」を行うために、BingoSheet for FlashCard.xlsmのソフトウエアを開発しました。

 

①プログラムのダウンロードについて

下記のファイル「BingoSheet for FlashCard.xlsm」にアクセスし、Windows PCにダウンロードします。デスクトップに保存しておくと便利です。


ダウンロードするファイル:Latest Release: BingoSheet for FlashCard1.0.xlsm

 

②使い方

BingoSheet for FlashCard.xlsmをダブルクリックし、起動します。このとき、「!保護ビュー 注意―インターネットから入手したファイルは、ウイルスに感染している可能性があります。編集する必要がなければ、保護ビューのまましておくことをお勧めします。」と表示されることがありますが、「編集を有効にする」をクリックします。続いて、「!セキュリティの警告 マクロが無効にされました。」と表示されますが、「コンテンツの有効化」をクリックします。

 

Bingoシートの選択

・右上の「Hop」、「Step」、「Jump!」のどれかのボタンを選択します。(これにより、内部のマクロが起動します。)「Hop」を選択すると、9語、「Step」では16語、「Jump!」では25語まで選択可能です。

・「Hop」ボタンを選択し、Englishの列のセルをダブルクリックすることで「Hop」のBingo Sheetの表のEnglishに英語の語句が自動に入力されます。同時に、その日本語表現がJapaneseのシートに自動入力されます。

・最後に、左下の「Hop(3×3)」のシートをクリックするとBingoの表が完成しているはずです。印刷し、授業でご活用ください。

・なお、「Hop」ボタンなどでマクロを開始した後、中断したくなった場合は「保存しないで終了」ボタンで、一度、ブックを閉じてください。