備忘録 利用の手引き
更新日 : 2024/03/28
目次
1.概要
シンプルなメモアプリです。スマホに不慣れな人や、キーボード入力が苦手な人に向けて作成しました。
音声認識による文字入力を主体とし、文字やアイコンもおおきめにする事で、不慣れな方に易しい使い心地を目指しています。
入力文字列を解析し、自動的にアラーム登録する事も特徴となります。
また、その他の主な機能を以下に列挙します。詳細は後述の「4.機能説明」をご覧ください。
・検索機能
作成したメモを、キーワードや作成日等による条件を指定して、検索が可能です。
・ラベル機能
メモにラベル(趣味、料理等の区分)を貼り付ける事が出来ます。検索の際に、ラベルを指定して絞り込みが可能です。
・ゴミ箱機能
作成したメモは、任意に削除が可能ですが、実際に削除する前に、ゴミ箱を経由して、一定期間経過後に削除される仕組みです。
これにより、誤って消してしまう事を防止します。
・データ引継ぎ機能
端末の機種変更を行う際等にご活用ください。
引継ぎ元端末のメモを、一時的にインターネット上(Google Drive™)やSDカード等に保存し、引継ぎ先端末で復元する事が可能です。
2.前提事項
・アラームを事前に通知したい場合は、設定より「時刻前倒し」を活用してください。
・端末の電源がオフの間に経過したアラームは、電源をオンにした後も通知されません。
・端末が深いスリープ状態(Dozeモード)の場合、間隔が近いアラームは通知されない場合があります。
(例えば04:00と04:05にアラーム登録した場合、多くの場合片方のみ通知されます)
・自動アラーム登録時において、時刻は24時間制で解析されます。12時間制で認識させたい場合は、時刻の前に「午前」または「午後」を付加してください。
3.初期設定
3-1. 規約と個人情報保護方針の確認
インストールすると、利用規約と個人規約の確認を求める画面が表示されます。
内容をご確認のうえ、同意頂ける場合は、「次へ」ボタンを押して画面を進めてください。
3-2. 権限許可
「利用許可」ボタンをタップして、各権限の利用許可を行なってください。
その後、「次へ」ボタンをタップして画面を進めてください。
※ご利用の端末のAndroid™バージョンにより、表示される内容が異なる場合があります。
「正確なアラーム」については、他権限と手順が異なりますのでご注意ください。
・「正確なアラームの利用許可要求」ダイアログが表示されますので「OK」をタップ
・システムの設定画面「アラームとリマインダー」から、本アプリ「備忘録」をタップ
※ご利用の端末によっては、タイトルが異なる場合があります。
・「アラームとリマインダーの設定を許可する」をタップして、オフからオンに変更
・画面左上の戻るボタン(←マーク)を2回タップして、本アプリの初期設定画面に戻ります。
全ての権限にて利用許可を行うと、「次へ」ボタンが有効となりますので、タップして次の画面へ進んでください。
以上で初期設定は完了となります。
注意事項をご確認後、「完了」ボタンをタップして、初期設定を完了してください。
4.機能説明
4-1. メニュー
既定の設定では、メモ一覧画面が最初に表示されます。
本画面の左上の横三本線アイコン(ハンバーガーメニューと呼ばれます)をタップすると、メニューが開きます。
このメニューから、以下の機能にアクセスできます。
・ラベル管理:詳細は後述します。
・ゴミ箱:詳細は後述します。
・データ引継ぎ:詳細は後述します。
・Google Play™ ストア:アプリをダウンロードしたGoogleのサイトに移動します。
・設定:詳細は後述します。
・ヘルプ:現在ご覧頂いているWebサイトに移動します。
また、「メモを検索」と記載されている部分をタップすると、検索画面に移動します。(詳細は後述します)
4-2. メモ機能
4-2-1. メモ一覧
作成したメモが、作成日の降順(新しいメモが上)で一覧表示されます。
以下の操作が行えます。
・作成
画面右下の「作成」ボタンをタップすると、新たなメモを作成します。
・編集
行をタップすると、対象メモの詳細が表示され、編集を行います。
・アラームの解除
行左側の鈴のアイコンをタップすると、対象メモのアラームを解除できます。
・ゴミ箱に移動
行をスワイプ(行に指を置いたまま左右どちらかに動かし続ける)すると、対象のメモをゴミ箱に移動します。スワイプ途中(半分程)で指を離すとキャンセルします。
この操作は、設定より無効化したり、左右どちらを有効にするか等を変更できます。
また、移動した後、メッセージ「ゴミ箱に移動しました。」が表示されますが、この時に「元に戻す」をタップすると、移動を取りやめる事ができます。
4-2-2. メモ作成・編集
・基本操作
既定の設定では、即座に音声認識を開始しますので、メモしたい内容を、端末に向かって発声してください。
「タップすると停止」ボタンを押すまで、継続して音声認識を行います。
※これらの挙動は設定より変更が可能です。
音声入力が終了したら、画面左上の矢印ボタン(←)か、画面左下の戻るボタン(◀)をタップすると、保存されます。
入力した内容に、日付や時刻の情報が含まれる場合、自動的にアラーム設定が行われます。不要な場合は、メモ一覧よりアラームの解除を行ってください。
※通常のメモと同様に、ソフトウェアキーボードによる入力も可能です。
・アラーム設定
画面上部の鈴アイコンをタップすると、手動でアラーム設定を行う子画面が表示されます。
・ラベル設定
画面上部のラベルアイコンをタップすると、ラベル設定を行う子画面が表示されます。複数指定が可能です。検索時の絞り込み用途としてご利用頂けます。
※ラベルの追加及び選択のみ可能です。ラベル名の編集や削除は、後述の「ラベル管理機能」にて行ってください。
4-3. ラベル管理機能
ラベルの一覧表示、作成、編集、削除が可能です。
・作成
右下の「作成」アイコンをタップすると、新たなラベルを作成します。
・編集
一覧より行をタップすると、対象ラベルの詳細が表示され、編集を行います。
・削除
編集画面右上の、点が三つ縦に並んだアイコンをタップすると、メニューが表示され、削除が行えます。
4-4. ゴミ箱機能
ゴミ箱に移動したメモの一覧表示、復元、完全削除が可能です。
・復元
一覧より行をタップすると、対象メモの詳細が表示されます。
右上の時計状アイコンをタップすると、ゴミ箱から通常のメモ一覧に移動します。
・完全削除(全体)
一覧右上の×付きゴミ箱アイコンをタップすると、ゴミ箱全体を空っぽにします。この操作は元に戻す事は出来ませんのでご注意ください。
・完全削除(個別)
一覧より行をタップすると、対象メモの詳細が表示されます。
右上のゴミ箱アイコンをタップすると、対象のメモを削除します。
この操作は元に戻す事は出来ませんのでご注意ください。
4-5. データ引継ぎ機能
機種変更を行う場合など、ご利用の端末を変更する際に、データを移行する事ができます。
・保存
本操作は、引継ぎ元端末にて実施してください。
指定した場所に、本アプリのデータを書き込みます。
・復元
本操作は、引継ぎ先端末にて実施してください。
あらかじめ保存したデータを指定して、本アプリのデータを復元します。
復元後、再起動を求められますので、画面の案内に従って操作をお願いいたします。
※Google Drive™上に保存する際は、インターネットに接続可能な状態で実施してください。
※SDカードやその他ストレージに保存する際は、それらを接続した状態で実施してください。
4-6. 検索機能
4-6-1. 検索条件指定
条件を指定して、該当するメモを検索します。
下記条件を1つ以上入力し、画面下部の「検索実行」ボタンをタップすると検索開始します。
・キーワード部分一致
画面上部の「メモを検索」と記載された部分に、キーワードを入力します。
・アラーム状態
アラーム不問/アラーム有り(未来)/アラーム有り(過去)/アラーム無し、から選択します。
・作成日(開始)
メモを作成した日の範囲始端を指定します。
・作成日(終了)
メモを作成した日の範囲終端を指定します。
・ラベル
メモに付与したラベルを指定します。複数指定した場合、いずれか1つが該当すれば、条件一致と見做します。(OR条件)
4-6-2. 検索結果
該当するメモを一覧表示します。
・絞り込み
画面上部の「絞り込み文字列」と記載した部分に、キーワードを入力すると、更に結果を絞り込みます。
・照会、編集
行をタップすると、対象メモの詳細が表示され、編集を行います。
4-7. 設定
アプリのデザインや、挙動を変更する事ができます。
4-7-1. 全般
・画面の配色
好みに応じてライト/ダークテーマが選択できます。
4-7-2. 画面の挙動
・初期表示画面
アプリを起動して最初に表示する画面を「メモ一覧」か「メモ新規登録」より選択します。
素早くメモを登録したい場合は、「メモ新規登録」を選択します。
・メモ一覧のスワイプ
メモ一覧画面にてゴミ箱への移動を行う「スワイプ操作」の挙動を選択します。
「使用しない」「左のみ」「右のみ」「左右」より選択します。
4-7-3. 音声認識
・連続認識
ONにすると、編集画面で音声認識を行う際、ボタンで停止するまで、継続して音声認識を行います。
・自動起動
編集画面を表示した際に、音声認識を自動的に起動するか指定します。
「起動しない」「新規登録時、変更時ともに起動する」「新規登録時のみ起動する」より選択します。
4-7-4. アラーム
・自動登録
ONにすると、メモを新規登録時、入力された文字列から、日付や時刻の情報を解析し、アラームを自動登録します。
・時刻前倒し
アラームの自動登録が行われる際、指定した値を前倒しした時刻でアラーム登録します。
「前倒ししない」「5分」「30分」「60分」より選択します。
※前倒しを試みた結果、現在時刻より過去になる場合は、前倒しされません。
4-7-5. データ保存期間
・メモ保存期間
作成日から指定期間を経過すると、自動的にゴミ箱に移動します。
「移動しない」「7日」「30日」「90日」より選択します。
・ゴミ箱保存期間
ゴミ箱に移動してから指定期間を経過すると、自動的にゴミ箱から完全削除します。
「移動しない」「7日」「30日」「90日」より選択します。
4-7-6. その他
・時刻の定義
時刻を表す文字列に対応する、実際の時刻を設定します。
メモ編集時の自動アラーム登録や、手動のアラーム変更候補にて利用されます。
・高度な設定->オフライン環境優先
音声認識を行う際、オフライン音声エンジンを優先使用するように指定します。認識エンジン利用可能になるまでの時間が短縮されますが、認識精度や効率が低下する可能性があります。
・高度な設定->ミュート対象ストリーム
編集画面で連続音声認識を行う際、厳密には連続でなく、音声認識が終了する度に、再度音声認識を開始しています。その際、終了/開始の都度ビープ音が鳴るのが煩わしい為、一時的にミュート処理を行っています。
その際、ミュート対象とするストリームを、ここで指定できます。
機種やOSバージョンで挙動が異なる可能性があります。
変更はお勧めしません。有事の対応や、開発者用に設けた項目です。
・アプリ情報
アプリのバージョンや開発者のウェブサイト等、細かい属性情報が参照できます。
5.トラブルシューティング
・データ引継ぎ機能でGoogle Driveが表示されない
端末のネットワーク接続状態を確認してください。
他アプリやGoogle Driveアプリで、ドライブが表示される事を確認後、本アプリを再起動し、再度お試しください。
(状況により、表示されない事象が報告されておりますが、現状対応策がありません)
・音が鳴らなくなった
連続音声認識中、異常終了した場合等に発生します。
お手数ですが、端末のミュート設定を手動で解除してください。
個別の設定解除で治らない場合は、音設定全体を一旦ミュートし解除してください。
6.補足事項
・Google Drive 関連
データ引継ぎ->保存にて、Google Driveに保存する場合、保存要求を行った時点で、本アプリでは正常終了扱いになります。しかしながら、その後処理を任されたGoogle Drive側でエラーになる場合があります。通知バーにGoogle Driveのアップロード結果が通知されますので、詳細はそちらをご確認ください。
また、利用ネットワークがモバイル通信の際に、バックアップ先をGoogle Drive上を指定した場合、Wi-Fi接続待ちとなり、即座にアップロードが開始されない場合があります。
Google Drive の設定 > 「Wi-Fi 経由でのみファイルを転送」 のON/OFFによって挙動が変化します。
Google Driveの通知から「再開」をタップすると、アップロードを続行します。
・自動アラーム登録の解析の流れ
文字列を文節で分割し、文節単位で内容を解析します。
先頭から順番に、キーワードを拾いますので、優先的に解析させたいキーワードは、早い段階で登場させる必要があります。
おおよそ以下のような流れで解析されます。
(1). 除外キーワード判定(昨日~、先日、先ほど、~した、等)
→該当すれば、当該文節は処理対象外とし、次の文節を処理する。
(2). 相対指定の解析(〇日後、あと〇時間で、等)
→該当する場合、日にち、時刻を計算して解析完了とする。次の文節を処理する。
(3). 絶対指定(日付要素)の解析(明日、明後日、〇月〇日、〇曜日、週末、等)
→該当する場合、日にちを決定する。該当しない場合は当日として続行する。
(4). 絶対指定(時刻要素)の解析(朝、晩、〇時〇分、等)
→該当する場合、時刻を決定する。
(5). 全文節を処理するまで、(1)~(4)を繰り返す。
・自動アラーム登録におけるキーワード(代表的なものを抜粋)
(1). 特定キーワード(~後、あと~で)
〇分後、〇時間後、〇日後、〇週後、〇カ月後、あと〇分で、あと〇時間で
(2). 日付指定キーワード
明日、明後日、週末、〇曜、今月、来月、翌月、再来月、翌々月、月末、年末、〇日、〇月〇日、〇月上旬、〇月初日、〇月末
※月末日より大きい日を指定した場合は、月末日にまるめます。
(例:入力値=「4月31日」→ 解析結果=「4月30日」)
※月指定無しで「〇日」単独を解析した場合は特殊な処理となります。
指定日が当日より未来であれば当月扱い、そうでない場合は来月扱いとなります。
(例:当日=「4月5日」、入力値=「3日」→ 解析結果=「5月3日」)
また、月末日より大きい日を指定した場合は、月末日にまるめます。
(例:当日=「4月5日」、入力値=「31日」 → 解析結果=「4月30日」)
(3). 時刻指定キーワード
〇時〇分、HH:mm、早朝、朝(午前)、昼、午後、正午、夕、夜、晩、夜中、正子、真夜中、深夜、未明
※時に0-23以外の値や、分に0-59を超える値を指定した場合、時間でないとみなします。
※Google™、Google Play、Google Drive は、Google LLC の商標です。
※SD および SD ロゴ、SDHC、miniSD および miniSD ロゴ、microSD 、microSDHC は、SD-3C,LLCの商標です。