簡単QR 利用の手引き

1.前提事項

1-1. バーコード読み取り時の見切れ

カメラで読み取りの際、バーコードが枠内から見切れる状態で読み込んだ場合、バーコード値を誤認識(途中まで読み取り)します。
枠内にバーコードが収まる距離で読み取りをお願いします。

1-2. 文字数制限

QRコードの内容として入力できる文字数制限:本文200文字まで、タイトル40文字まで

・外部アプリからの文字列共有による制限:本文200文字まで、タイトル40文字まで

 (本文は200文字を超えるとエラー、タイトルは40文字を超えた分をカットします。)

・情報量(文字数)が多いと、QRコードスキャナで認識できない場合があります。

1-. 同一値の連写不可

連写でカメラ読み取りを行う際、同じ値が続くとスルーします。

1-4. Wi-Fi接続機能の制約

Android10にてご利用の場合、Wi-Fi接続機能にいくつかの制約があります。(2-5.アプリ連携(Wi-Fi)にて記載)
対策として、「Wi-Fiスキャナ」のご利用が可能な場合、そちらをお勧めいたします。
「Wi-Fiスキャナ」は、設定画面より有効化する事で、ご利用になれます。
仮に有効化が出来ない場合は、システム側で用意していないという事ですので、アプリからの制御は不可能です。ご容赦ください。

2.機能説明

2-1. 読み取り

履歴画面の右下の〇ボタンから起動できる機能

・カメラで読み取り

背面カメラを使用として、QRコード/バーコードを読み取る事ができます。
カメラ機能の初回利用時、許可を求められます。利用する場合は許可をお願いします。
ライトが利用できる場合は、「照明」のボタンが表示されます。

通常は1回スキャンすると結果画面に遷移しますが、「連写」ボタンをONにする事で、自分で戻るまで、何度もスキャンする事ができます。


・前面カメラで読み取り

前面カメラを使用として、QRコード/バーコードを読み取る事ができます。
カメラ機能の初回利用時、許可を求められます。利用する場合は許可をお願いします。
ライトの利用有無にかかわらず、「照明」のボタンは表示されません。
「連写」機能は利用可能です。



・ファイルから読み取り

画像ファイルを選択して、含まれるQRコード画像を読み取る事ができます。
画質や内容によっては、QRコードを検出できない場合もあります。


・Wi-Fi接続スキャナ
Androidシステムの機能を呼び出します。履歴には残りません。
利用するには、アプリ設定から有効化する必要があります。
「システムの設定 > ネットワークとインターネット > インターネット > ネットワークを追加」と同じものです。利用できない機種もあります。


他アプリから共有して起動できる機能

・画像ファイルを共有して読み取り
画像ギャラリーアプリ等から、画像を「共有」して本アプリに連携した場合に、発動します。処理自体は、上述の「ファイルから読み取り」と同等の内容になります。

2-2.作成、編集

履歴画面の右下の〇ボタンから起動できる機能

・自分で入力して作成

  利用するには、アプリ設定から有効化する必要があります。
タイトルを入力しない場合は、アプリが判断したタイトルを付与します。

詳細画面のメニューアイコンから起動できる機能

・編集

但し、バーコードから読み取った情報の編集はアプリ側で制限を掛けており、編集不可となります。


他アプリから共有して起動できる機能

・文字列を共有して作成
テキスト編集アプリやインターネットブラウザから、文字列やURLを「共有」して本アプリに連携した場合に、発動します。文字列が200文字を超える場合はエラーとなります。またタイトルが40文字を超える分は、カットされます。


2-3.履歴管理

履歴参照

履歴画面に新しい順に一覧表示されます。(最大50件)

最大件数を超過した分は削除されていきます。

タップすると詳細を表示します。

・履歴(詳細)参照

詳細画面では、左右スワイプまたは矢印ボタン押下で、隣の履歴に移動します。

 テキスト内容部分タップで拡大、QRコード/バーコード画像タップで拡大表示可能です。

 編集ボタン押下で、タイトルと内容を編集(設定から「編集モード」を有効にする必要があります)

 各アプリ連携ボタン押下で、対応したアプリと連携します。

履歴削除

1件削除: 履歴(詳細)画面のメニューアイコン(ごみ箱)をタップします。

選択して削除:履歴画面で行のアイコンをタップまたは行をロングタップして選択モードに切り替えます。
選択モードで行をタップして対象行を選択します。
対象を選択したら、メニューアイコン(ゴミ箱)をタップします。

全件削除:設定画面より「全ての履歴を削除する」をタップします。

2-4.アプリ連携

詳細画面にて表示される、丸いボタンをタップして行います。

クリップボードコピー

クリップボードに文字列をコピーします。

画像シェア

画像を連携可能なアプリを表示し、QRコード画像をシェアします。

検索

文字列を検索値として、ブラウザを起動しインターネット上で検索を行います。

商品検索

バーコードから読み取ったデータのみ可能。あらかじめ設定された商品検索サイトを指定し、商品番号より商品の情報を検索します。

・ブラウザで開く

文字列がインターネットURLの場合のみ可能。URLをブラウザで開きます。

・電話

電話アプリを起動します。

・メッセージ

メッセージアプリを起動します。

・連絡帳

連絡帳アプリを起動します。文字列が電話番号やメールアドレスの場合、新規または追加登録を行います。

文字列がVCARD情報の場合は、連絡帳へのインポートを試みます。

・地図

位置情報をGoogleマップに連携します。

・メール

メールアプリを起動し、QRコード画像とタイトルを連携します。

・カレンダー

文字列がEVENT情報の場合、カレンダーへのイベント情報登録を試みます。

2-5.アプリ連携(Wi-Fi)

・Wi-Fi

文字列が「WIFI:」タグで始まる場合、Wi-Fi接続を試みます。Androidのバージョンによって、挙動が異なります。

Android 7~9初回利用時に、位置情報の許可が必要となります。また、利用時はWi-FiがONになっている必要があります。拒否した場合は接続されず、次回以降接続要求が行われません
再度接続要求を行うには、位置情報の利用権限をアプリに付与してください。
(本アプリの設定 > システム設定のアプリ情報 > 許可 > 位置情報)

Android 10ネットワーク接続情報の保存提案となります。W-FiがOFFになっていても、接続情報の保存が行われます。初回利用時、提案の許可が必要となります。拒否した場合、以降は機能が利用できません。また、本機能にて保存したネットワーク情報は、明示的に(手動で)解除した場合、以後24時間、自動接続の対象外となります。また本アプリをアンインストールした場合、ネットワーク情報も削除されます。後述する「Wi-Fiスキャナ」が利用できる場合は、そちらのご利用をお勧めします。


Android 11以降
ネットワーク接続情報の保存提案となりますが、10の場合に発生した制約事項はありません。表示されるパネルに、同一ネットワーク名(SSID)が複数列挙される場合がありますが、本アプリが意図したものであり、問題ありません。
現在既に有効なWi-Fiネットワークに接続している場合は、接続は維持されます。
接続していない場合は、指定されたネットワークへの接続を試みます。


文字列が「DPP:」タグで始まる場合、[接続]ボタンを押すと、Wi-Fi Easy Connect にて接続します。処理はAndroidシステムに委ねられます本アプリにおいて、この動作は試験的に実装されており、充分な検証が行われておりません。予期せぬ動作をする場合がありますが、あらかじめご了承願います。


2-6.設定

2-6-1.設定 > 全般

・画面の配色
システムデフォルト:システム設定でダークテーマを選択していれば、ダークになります。
それ以外はライトになります。
ダーク:ダークテーマを利用します。黒い背景の画面になります。
ライト:ライトテーマを利用します。白い背景の画面になります。

・商品検索サイト
アプリ連携機能「商品検索」を行う際の、利用するサイトの名前と、URLを設定するものです。他のサイトを利用したい場合や、既定の商品検索サイト側で変更が発生した場合などに変更する事が可能です。


2-6-2.設定 > アプリの挙動

・アプリ起動時の行動
アプリを起動した際に、最初に自動で行う動作を選択します。
(何もしない、カメラで読み取り、前面カメラで読み取り、ファイルから読み取り)
既定値は「カメラで読み取り」となります。

・読み取り時にビープ音を鳴らす
ON/OFF切り替えができます。

・読み取り時に振動させる
ON/OFF切り替えができます。

・Wi-Fi接続スキャナ
ONにすると、AndroidシステムのWi-Fi接続用QRコードスキャナを呼び出せるようになります。バージョンやシステムによっては利用できない場合があります。

・編集モード
ONにすると、QRコードの新規作成や、読み取った文字列の編集が可能となります。
バーコードから読み取った値については編集不可としています。

・他アプリ連携前に確認
ONにすると、アプリ連携のボタンを押した際に、確認ダイアログが表示されるようになります。

・ゼロサプレス検索
バーコードから読み取った値で検索する際に、先頭の0を除去して検索を行います。

・QRコード作成時の文字コード
ガラケー等でQRコードを読み取らせたい場合、Shift_JISにすると読み取れる場合があります。


2-6-3.設定 > 履歴

・全ての履歴を削除する
全ての履歴を削除します。

・履歴保持件数
現状50件固定で、変更不可となります。

2-6-4.設定 > アプリ情報

・バージョン
本アプリのバージョンです。

・システム設定のアプリ情報
Androidシステムにおける、本アプリの情報を表示します。
システムの設定 > アプリ > 簡単QR と同等になります。

・利用規約
本アプリの利用規約を表示します。

・個人情報保護方針
本アプリの個人情報保護方針を表示します。

・ウェブサイト
 本アプリのウェブサイトを参照します。最新情報や利用の手引き等がご覧頂けます。

・オープンソースライセンス
本アプリで利用しているオープンソースライブラリの情報を表示します。

・Google Playストアを開く
Google Playストアにおける本アプリの情報を表示します。

3.参考情報

なし

4.トラブルシューティング

4-1.Android10のWi-Fi接続関連

Android10におきましては、システム上の制約から、幾つかの制約事項があります。

ネットワーク候補の提案を拒否した後場合:
[制約]:次回以降、提案されません。
[対処]:再度の提案を希望する場合:
Wi-Fi管理権限をアプリに付与してください。(システム設定 > アプリ > 特別なアプリアクセス > Wi-Fiの管理 > アプリ名)

・本アプリの機能にて接続したネットワークを明示的に解除した場合
[制約
]以後24時間、自動接続の対象外となります。
[対処]:
設定情報は登録されておりますので、システムのWi-Fi設定画面から該当ネットワーク名(SSID)をタップして手動で接続してください

本アプリをアンインストールした場合
[制約]:
登録したネットワーク情報も削除されます。
[対処]:再度手動で接続する必要があります。もしくは、あらかじめ他の手段で接続する事をお勧めいたします。「Wi-Fi接続スキャナ」が利用可能であれば、そちらをご利用頂く事で回避可能です。

4-2.権限許可を拒否した場合

カメラ機能の初回利用時や、Android7~9におけるWi-Fi接続機能初回利用時に、権限の許可を求めるダイアログが表示されます。これを拒否した場合で、再度利用を行う場合は、手動による許可が必要となります。

下記のいずれかより、手動でカメラ/位置情報権限をONにしてください。

・本アプリ設定画面の「システム設定のアプリ情報」> 権限
・システムの設定 > アプリ > 簡単QR > 権限

4-3.Webブラウザからテキストを共有

Webブラウザからテキストを共有すると、文字数制限となる場合が多発します。

単純な文字だけではなく、インターネットURLも加えて渡されている為と考えられます。

その場合、文字列をクリップボードにコピーし、改めて登録画面よりペーストする事で、文字列のみ登録する事ができます。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※Android、Google、Google Play、Google Playストア、Google マップ(Google Maps™ mapping service)は、Google LLC の商標です。
※Wi-Fiは Wi-Fi Alliance の登録商標です。

2022/03/01 作成
2022/07/04 更新 メニュー構成変更に対応