2025年の特殊詐欺は深刻さを増しており、上半期だけで約1.3万件・被害額約597億円に達し、7月末には1.5万件超・722億円と、すでに前年の年間被害額を超えました。

特徴的なのは、警察官をかたる“ニセ警察詐欺” が急増し、被害額の半分以上を占めている点です。

一方で、検挙率は47.5%と刑法犯全体(約39%)より高めですが、依然として半数以上の事件が未解決であり、社会全体で警戒が必要な状況が続いています。