EP5 夢の終点

学校を出てバスを待っている間に、シロコは賞品を取り出した。

[シロコ]ホシノ先輩、これあげる。クジラが好きだって、先生から聞いた。

[ホシノ]コンテストに参加したのって、もしかしてそのため・・・・・・?わ~・・・・・・シロコちゃん、ありがとう。立派になったねぇ・・・・・・。

[シロコ]先輩が喜んでくれて、よかった。

[ホシノ]・・・・・・シロコちゃん、学園祭、楽しかった?

[シロコ]うん、色々なことをたくさん体験した。

[ホシノ]じゃあいつか、うちでも学園祭をやろうよ。

[シロコ]ん・・・・・・なんだか、ワクワクする・・・・・・


・・・・・・

「シロコちゃん、シロコちゃーん......

着いたよ、シロコちゃん、起きて

「次はー、百鬼夜行連合学院......」

気が付くと、シロコは百鬼夜行連合学院の正門前に立っていた。

[ホシノ]シロコちゃんが真っ昼間から居眠りなんて珍しい。今日、いいお天気だもんねぇ。

[シロコ]・・・・・・そうかも。

[ホシノ]ずいぶん気持ちよさそうに寝てたけど、なにかいい夢でも見てたの?

[シロコ]・・・・・・うん、学園祭の、すごく楽しい夢。

[ホシノ]今日の学園祭、楽しみにしてたんだねぇ。ノノミちゃんとアヤネちゃん、セリカちゃんも先に着いてるはずだから、おじさん達も早く行こっか。

二人は手を取り合い、活気に満ちた百鬼夜行連合学院へと入っていった・・・・・・