提言・基本方針補足

こちらは、基本方針・政策提言に補足する内容を残しておきます。

未来に役立つ脱炭素技術の課題はみんなで解決し、育てつつ普及させるべきである

建築業界では、「断熱」「省エネ」「再エネ」に関する脱炭素技術の問題点を殊更に指摘し、実際には問題だらけの既存技術を温存しようとする傾向があります。これは既得権を維持する勢力を利するだけであり、社会の発展と国民福祉の向上を大きく阻害します。現在主流となっている技術(石炭火力発電・原子力発電・ガソリン車)は、せいぜい100年程度の歴史しかなく、完成された完璧なものでは全くありません。たくさんの問題を抱えており、未来永劫続けることは不可能なのは明らかです。

未来に資するどんな技術でも、はじめは問題と課題を抱えています。「イニシャルコストが高い」「廃棄に問題がある」などと、アラを見つけ出してあげつらっているだけでは、何の解決にもならず、ツケをみんなに残します。問題・課題は、社会全体で知恵を出して順次解決すればよいことです。何が本当に先々の国民全体の利益になるのか、よく考えましょう。