2023.7.02
自然観察センターが隣接し、東京湾では最も親しみやすい干潟と言えるかもしれない。1993年にラムサール条約登録湿地として認定されており、観察センターの屋根に大きく「ラムサール条約登録湿地」と書かれているのが見える。今年は30周年ということで、イベントや展示なども開催されている模様。干潟の変遷については公式サイトに詳細があるが、1898年の入浜式塩田としての利用に始まり、遊園地の一部としても利用されていたようだ。環境保護団体の活動で埋立から免れることに成功し、1980年前後には行政と共に具体的な保全に向かって今に至っているようである。民意と自然保護団体の継続的な活動でラムサール条約の登録に至ったことは図書コーナーの会報誌によってわかる。本棚には図鑑や自然保護関連の書籍が並び、児童への自然教育の場ともなっている。