小節と拍子が使われるようになったのは、16Ⅽくらいから。
五線は、小説線によって区切られます。
は、小説によって区切られます。小説線によって拍子によるアクセントの位置がわかるようになります。
強迫の前に五線上に惹かれる垂直線のことを小説線といいます。
小節の第1拍から始まる曲は、強起の曲、第一拍以外の拍から始まる曲をアウフタクトといいます。
アウフタクトの曲の場合は、各フレーズもほとんどアウフタクトになっているので、最後の小節は、最初の拍数分だけ短くなっています。
その時の最初と最後の小節を不完全小節といいます。そして、最初の小節は、数えないことになります。
メロディーがアウフタクトでも、伴奏が強起で始まる場合は、曲そのものは、強起の曲としてあつかわれます。
強起の曲
弱起の曲ですが、強起の曲として小節数を数えていきます
複縦線は、原則として、曲の世中において次の項目に該当する場合に使用され、小節線を兼ねたりもします。
①楽曲の段落を示すとき
②CODA、セーニョ、フェルマータ、Fineの記号を付けるとき
③拍子を変更する時
④速度を変更する時
⑤調号を変更する時
③④⑤の時は、小節線を使用することも多いです。音部記号の変更時は、小節線も複縦線も不要です。
曲の最後の複縦線 のことを終始線といいます。
何小節かの部分を反復する時は、リピートマークを使います。¥
1小節から数小節の比較的短い部分を反復する場合は、bis(ビス2回) ter(テル3回) quater(クアーテル4回)の楽語を使うことがあります。
終わりの部分だけ反復内容が異なる場合は、ヴォルタマークを用いることができます。通常1度繰り返しした後に、別な箇所の記号D.C.などのせいで再び戻ってきたとき、ヴォルタマークは無視できます。
ダルセーニョ (ダ アル セーニョ 記号まで)セーニョまで戻ることを意味しています。
ダ カーポ(ダ カーポ はじめから)曲の頭まで戻ることを意味しています。
D.S.やD.C.によって戻った場合は、Coda がある場合を除いて複縦線の上又は、下に書いてあるFineまで、もしくは複縦線の上に係れたフェルマータまで演奏し、終わります。D.C. al Fine という表示がみられる場合もあります。
Coda から Coda の間にvideヴィーデ(みてね)という文字が使われる場合があります。これは、注意喚起のためにつかわれているだけです。videに、コーダマークが付いている場合もあります。注意*これは、コーダマークをヴィーデと読むという意味ではありません。ちなみに使われないことが多いです。
A B A B A Cの順に演奏します。
ⅠABCBの順に演奏します。Ⅱは、ABAの順に演奏します。
ABACDEDの順に演奏します。
vi -de を図のように、分割して表わします。
これは、上記のリピート記号の最中に、二回目以降に演奏されるとき繰り返しを省略してほしいということです。
ただし、メヌエット、スケルツォのような曲のトリオ部分の後に、このような指定がなくても、繰り返しを省略して演奏するのが普通です。
とはいっても、bis 、tre、 quarterの部分はある音型の反復部分なのでどんな場合でも指定の回数を必ず繰り返さなければなりません。
AABCCDEBCCDFGGHABCCDFIIJKIJ
の順に演奏します