付点音符は、単純音符にその半分を足したものです。
複付点音符は、付点音符にさらにその1/2もしくは、またさらにその1/2を足したもののことです。付点休符や複付点休符も、同様の考え方です。
3 音符と休符の記譜法
楽譜は見やすいことが原則。見てすぐに音の流れがわかるように書きます。
①棒のむきは、第三線をを中心に記します。第三線はどちらでもかまいません。
②8分音符が二つ以上続く時は符鉤(ふこう )の代わりに太い横線で結ぶことができます。
それを連桁(れん こう)といいます。
拍子感に気を付けて結んでください。場合によっては、タイを使うべきです。4拍子や6拍子は2拍子から派生しているので、拍子が不明確にないように、二等分にできる楽譜にしましょう。休符については、弱拍と弱拍、弱拍と強拍の並びの場合は結ぶことはできません。
③音符や休符の距離は、その長さ分だけ開けましょう。大譜表などでは上下関係をしっかり合わせて下さい。
④加線は、五線と同じ幅でかいてください。
⑤一段の譜表に二つの声部を入れる場合は、上向きの棒が上声下向きの棒が下声になります。音の高さは関係ありませんのでクロスする場合があります。
⑥1小節全部休むときは、全休符を用います。
例外もあります。12/8の時一小節の半分を休むときは二部休符を用いることがあります。
⑦オーケストラやアンサンブルの楽譜などには、何小節も休止する場合は、略記法を用いることがあります。
G.P.の記号は、Generalpause (ゲネラルパウゼ) といい、すべてのパートが曲の途中で一斉に長く休止する場合に用います。