五線上の音を絶対ずれない高さとして示すために使われる記号を音部記号(clefクレフ)といいます。音部記号が五線に記入されたものを譜表(staffスターフ)といいます。
この譜表をト音譜表、高音部譜表、ヴァイオリン譜表といい、この音部記号はg¹ソの位置を表しています。
ト音記号
高音部記号
この音部記号はg¹の位置を表しています。
この音部記号はc¹の位置(いわゆる真ん中のド)を示しています。
音部記号の付けられる位置によって
5種の譜表ができます。
下を見てね。
ハ音記号
中音部記号
この音部記号はc¹の位置を表しています。
ここにあげてある5種のハ音記号は、それぞれの音域(声域)を5線の中で表すことができるので使用されていた時期がありました。
現在ではごく1部の楽器と対位法およびソルフェージュに使われている程度ですが、覚えておきましょう。
この譜表をヘ音譜表、低音部譜表、Bass譜表とも言い、この音部記号はfの音の位置を示している
ヘ音記号
音部記号
バス記号は、
バリトン記号とは●の位置が違うから注意!してね
音部記号は、楽曲の途中で変更されることがあります。小説の途中で変更される部分から少し小さめに書き込まれます。小節や段の切れ目があるときが予告で小節最後に出てきます。確認してみてね。
Beethoven Sonate Op.2-1より
モンサルヴァーチェ イベットのためのソナチネ3楽章より
大譜表とは、ト音譜表とヘ音譜表を{ や【大括弧(brace)で結んだもので、11線譜をかいりょうしたもの。鍵盤楽器やHarp のような広い音域をもった楽器は{の括弧で結ばれ、合唱や、広い音域をもっていない楽器?は【の括弧で結ばれます。
大譜表(ピアノなどの楽譜)
混声合唱などの大譜表
合唱や合奏曲などで、いくつかのPartが大括弧で結ばれた譜表をScore(スコア)といいます。
譜表というには、音部記号が必要です。。特に使われるト音譜表には、G-clef や高音部譜表、ヴァイオリン譜表の名が使われているんだね。ヘ音譜表は、低音部譜表、Bass譜表となるわけだね。バス記号とバリトン記号は違うから注意。この中では、ヴィオラなどで使われるアルト記号も出てきたね。