五線は、音の相対的な工程を示す方法として15C頃くらいから使われ、加線は17世紀ころから使われ始めました。5戦が平均律の記譜法として普及したのは18C頃くらいからです。
加線があまり多くなると読みにくいので読みやすく記譜の手間も省く意味でottava記号を用いることがあります。
①All' ottava altaアッロターヴァアルタ
(8va, also ottavaオッターヴァ sopraソプラ)
記譜されたより1oct.高い音を演奏すること。
②All' ottava bassa アッロターヴァバッサ
(8va bassa ottavaオッターヴァ sottoソット)
記譜されたより1oct.高い音を演奏すること。
①coll'ottava alta
coll'ottava alta と記譜された音と、1oct高い音を同時に奏する。
②coll'ottava bassa
coll'ottava bassaと記譜された音と、1oct低い音を同時に奏する。
all' ottava,coll'ottavaなどで指示されたものを本来の位置で演奏します。
五線上の音を絶対ずれない高さとして示すために使われる記号を音部記号(clefクレフ)といいます。音部記号が五線に記入されたものを譜表(staffスターフ)といいます。
①ト音記号と譜表
この譜表をト音譜表、高音部譜表、ヴァイオリン譜表といい、この音部記号はg¹の位置を表しています。
ト音記号
高音部記号
この音部記号はg¹の位置を表しています。
②ハ音記号(Cclef)と譜表
この音部記号はc¹の位置をしめしています。
音部記号の付けられる位置によって5種の譜表ができます。
ハ音記号
中音部記号
この音部記号はc¹の位置を表しています。