連符とは、音符を正常に分割できない数で割った音符の群れで、音楽に変化をつけるために使います。
単純音符の正常な分割は、2,4,8,16...の分割です。それ以外の分割は全て連符になります。
例えば、四分音符は、2(八分音符2つ)4(16分音符4つ)8(32分音符)…という風に分けることができますが、3つとか、5つなどに分けるというのは、通常ではありえないんだね。演奏もコツがいるでしょ?
では、れんぷをどのように記せるのかな?
下の絵を見てね。
単純音符を単位とした場合の連符に用いる音符は、〇で囲んだ正常分割の音符を利用して、楽譜に描くことができるのです。
3連符は、正常2分割の音符を使います。
5,6,7連符は、正常4分割の音符を使います。
9~15連符は、正常8分割の音符を使います。
付点音符の正常な分割は、3,6,12,24...の分割です。それ以外の分割は全て連符になります。
例えば、付点2分音符は、3(八分音符3つ)6(16分音符6つ)12(32分音符が12)…という風に分けることができますね。
付点音符を単位とした場合の連符に用いる音符は、〇で囲んだ正常分割の音符を利用して、楽譜に描くことができます。
2連符は、正常分割以前のものなので、原音符の付点をとった音符を使います。
4,5連符は、正常3分割の音符を使います。
7~11の連符は、正常6分割の音符を使います。
アクセントの位置も、連符をどのように分割しているかで、変わってきます。例を見てみましょう。
様々な形の連符がありますが、その組み合わせ方で、アクセントの位置が変わってきます。赤い印のアクセントは通常は書かれていませんが、楽譜にある連符の形から、アクセントの位置を割り出すことができます。
アクセントの位置を聴いて、連符を正しく聴音することさえできます。