例えば、ダダダダ3号機さんの問題では”隠ぺいのために死体をAに運んだ”という表現がある。この時、運ぶというのは何か物質をどこかに運搬するというようなニュアンスに感じる。しかし、Aの答えは口であり運ぶというのは運搬するというニュアンスではなく食事をする食べるというニュアンスなのだ。”運ぶ”という一つの言葉にあまたある意味のずれを利用して問題参加者をミスリードする好例の問題だ。
ルーシーさんのマイクマイケル・ベイカーもこれに類似した問題である。問題文ではマイケルが歌う描写がありマイケルが握っているのはマイクか何かだと勘違いしてしまう。答えによるとマイクが握っているものは車のハンドルである。マイクは”握る”というのは何かを掴むことを意味するのではなく運転することを意味していたのだ。
この二つの例のように、意味をいくつも持つ言葉を利用して問題挑戦者をミスリードするヴェールのかけ方が存在する。このような問題では答えとは異なる言葉の別の意味を問題文においてにおわせる。
”少し肌寒くなってきたある日のこと。
近所に住むある女性を気に入っていた男は、遂に衝動的に彼女に手を出し殺害してしまう。
隠蔽のために死体をAに運んだ男であったが、その後死体はゆっくりとBに移動をし始めたのだという。
B-Aは漢字三文字でなんだろうか。
”
”パン屋の店長マイケルの日課は、開店前と閉店後に、店の前に座って歌うこと。
このとき、マイケルが手に握っているものは何? ”