detector & monitor
20211111
バックグラウンドが高いことが気になり、検出器アンプのLLLを1Vに変更して、windowを7Vにしてみた。結果は変わらず、設定としては問題なさそうであった。サイクル終了後に、元に戻す予定。
20211025~(R3-04)
モニタ、検出器調整
ISSPよりMCAとオシロスコープを借りて、Gain, finegain, window, lower-level limitの調整を行った。
検出器調整の手順
1.OSCにより、プリアンプ出力を見て、pulse出力の形状を調べる(難しかったら2.アンプ出力を見てみる)
2.プリアンプ出力をアンプに入れ、Amp outをオシロでみて、増幅後の信号形状を調べる
画像はプリアンプ出力をオシロで見たもの。500mV/div、10us/divで、立ち上がり(peak-topの手前)でtriggerしたもの。ノイズレベルは1div程度、pulse height は3-5div、FWHMは5usで、立ち下がりは大凡10~15us。
3.アンプ出力をオシロから外して、MCAへ入れて、pulse height distribution を調べる
CPのMCAアプリは、Voltまでの変換に癖がある。full rangeを32768 channel(2^15:15bit)で分割し、5ch分をbinningして、histogram化している。そのためhistogramの横軸の数値はchannel数ではなく、5chでbinされたものを並べた時のデータの番号となっている。histogramの横軸の値からVoltに変換するには、Volt = (histogram-x value) * 10 / 32768 * 5[V]となる。例えば、lower-level limitを500とすると、その電圧閾値は、VLL = 500 x 10 / 32768 /5 ~ 0.76 Voltとなる。MCAの出力の例を以下に示す。左下の図が良く見るpulse height distributionとなっている。今回、検出器のLLLは図の350(~0.55V)とした。この時のHV=1.35kVは、HVに書かれている電圧値とした。念のため、1.25kVと1.45kVの時のpulse height distribtuionも調べ、1.25kVでは低い電圧側に潰されてLLLが判断し難く、1.45kVでは判断しやすくなるものの、upper limitにかかるかもしれないと思い、結局、1.35kVのままで良いだろうと判断をした。
モニターと検出器調整のまとめを以下に示す。
20211001
・モニター、検出器のケーブル確認を行った。
検出器プリアンプからアンプのケーブルが、検出器プリアンプのTEST端子からアンプ(CANBERRA)のAmpINに接続されており、誤接続されていた。検出器プリアンプのTESTからOUTに接続しなおした。
モニターについては特に問題はなかった。SHVケーブルを固定。
モニターアンプ設定: lower level 4.5, window deltaE 6.0, coarse gain=max, fine gain max.
検出器アンプ設定:
・モノクロC1 -19くらいで信号有。二軸にして原点周りでA2スキャン max. 2000cps程度。A1=29程度とするとlambda~1.64A?
中性子が取り出せて、検出できることがわかった。