授業の概要
本講義では、19世紀以降のフィリピン美術を考察するためのキーワードを提案します。8月のフィールドワークで訪問する美術館・アートスペースのいくつかにも触れる予定です。
担当:平野真弓(ひらの まゆみ)
大阪生まれ、マニラ在住のキュレーター、リサーチャー。2016年に「ロード・ナ・ディト」をマーク・サルバトスと共同設立し、文脈に根付いたキュレーションの方法を探っている。研究テーマは、文化や社会的文脈とキュレーティング・アートマネジメントの実践と思考の関係。近年のプロジェクトに「Drawing from Life: Purita’s Artistic Impulse and the 1970s」(Purita Kalaw-Ledesma Center, Makati, 2025)、 「Panultol」展(Viva ExCon 2024, Antique、2023)、「Trace the Traceness of the Ant」展(Purita Kalaw-Ledesma Center, Makati, Manila、2023)、『戸口に立って―彼女がアートを実践しながら書くこと』(共同編集、2023)など。Purita Kalaw-Ledesma Centerディレクター、フィリピン大学ディリマン校芸術学部シニア・レクチャラー。