学科

教育目標

史料や原典から史実を実証・分析する知識と技術の学びを通して、自らの考えを明確に表明することのできる能力を養うとともに、過去の歴史的事実の中から人類の知恵を汲み取り、考察し、現代および未来に役立てる姿勢をもつ人材を育成します。

概要

激動する国際情勢や、日本の現状を理解するために、過去に遡ってその歴史を学ぶことが、現代において強く要請されています。歴史学は、文献史料などを素材として、過ぎ去った時代の社会や生活を検証し、新たな歴史像を組み立てるクリエイティブな学問です。

史学科では、日本史学・東洋史学・西洋史学の3専攻を設置し、少人数の演習と講義によって、各分野における歴史を幅広く学びます。また、歴史を原典などの実際の史料から正確に読み解くことで、歴史を実証するだけでなく、人類の知恵を理解し、現代や未来の社会へ役立てていくことを目標としています。

特色

史学科では"実証"に重きを置いているため、原典を読み解くための講座が充実しています。外国史では原書の講読、日本史では手書きの古文書にも対応できる指導を行います。専任教員は12名と、学生数に比べてとても充実した体制が整い、演習を中心に少人数での教育で歴史を深く学んでいくことが可能です。

地域・時代によって、「考古学」「日本中世史」「日本近世史」「日本近現代史」「東洋史」「西洋史」などの研究グループを作り、研究会や史跡見学・史料調査などを自主的に行っています。少人数でアットホームな雰囲気の中、積極的に研究分野へのアプローチを行うことができます。

日本史学

原始・古代から近現代まで、日本の歴史を総合的多角的に学びます。

西洋史学

古代ギリシアから現在の国際社会まで、主にヨーロッパの変遷を追い、西洋史の視点から考察力を養います。

東洋史学

中国からイスラム世界まで、多様なアジア世界を読み解きます。