長岡市立越路小学校の6年生102名が円了学習で本学に来校しました
長岡市立越路小学校の6年生102名が円了学習で本学に来校しました
2024年7月4日(木)、創立者井上円了の生誕の地である新潟県長岡市の越路小学校から6年生102名が「円了学習」の一環として、白山キャンパスを訪れました。
越路小学校の円了学習とは、「総合的な学習の時間」に児童が郷土の偉人である井上円了について探究する活動です。毎年、修学旅行時に東洋大学白山キャンパスを訪問し、円了に関する学習を深めています。
当日スケジュール
11:30 東洋大学到着
11:50 8号館地下学生食堂にて昼食
12:35 5号館円了ホールにて矢口悦子学長による挨拶
12:40 公認サークル「白山グリークラブ」による歓迎の合唱
12:50 児童からの挨拶
長谷川琢哉教授による円了学習(講話)
児童からお礼の挨拶
13:20 井上円了記念博物館見学・記念撮影(井上円了像)
14:00 東洋大学出発
大学を代表して矢口学長から、頌徳碑を毎年清掃していただいている越路小学校の皆さんへお礼と歓迎の言葉が述べられました。さらに、妖怪博士にまつわる学長自身の体験談も交えてご挨拶をされました。学長の挨拶の後、公認サークル「白山グリークラブ」による歓迎の合唱が行われ、「翼をください」、「小さな恋のうた」、「BELIEVE」の3曲が披露されました。
続いて、越路小学校の出身である長谷川琢哉教授から、井上円了についての講話「井上円了と哲学を学ぶ理由―哲学者・井上円了は、なぜ妖怪博士でもあるのか―」がありました。講話ではマンガ「円了」の紹介と妖怪博士としての一面、そして自ら考えることの大切さにフォーカスした内容が展開され、児童たちは持参したワークシートに熱心にメモを取っていました。長谷川教授は哲学の基本概念から井上円了の功績まで幅広く紹介し、児童たちの理解を深めました。講話終了後には児童から多数の質問が寄せられ、予定の時間を超えるほどの盛況ぶりでした。
その後、クラスごとに分かれて井上円了記念博物館を見学し、甫水の森にある井上円了像で記念写真を撮影しました。全てのプログラムを終え、児童たちは充実した表情でキャンパスを後にしました。
この訪問を通じて、越路小学校の児童たちは郷土の偉人である井上円了への理解を深め、東洋大学の歴史と現在の姿を直接体験する貴重な機会となりました。井上円了哲学センターでは今後も、このような教育交流を通じて、地域と大学の絆をさらに強めるよう尽力して参ります。
児童による井上円了頌徳碑清掃の様子(新潟県長岡市)