TOP道徳資料室もっと内容項目絵でわかる内容項目2215.家族愛、家庭生活の充実

15.家族愛、家庭生活の充実

低学年

父母、祖父母を敬愛し、進んで家の手伝いなどをして、家族の役に立つこと。

 この段階の児童は、家族の愛情を受けて家族から見守られ、家庭生活において受け身であることが多く、能動的に家庭生活に関わろうとすることはあまりありません。このことから、父母、祖父母が、日頃から自分や家族に対して無私の愛情でしてくれているたくさんのことに気付き、敬愛の念を育てることが大切です。

 指導に当たっては、父母、祖父母への敬愛の念を育てるとともに、家庭との連携を図りながら家庭生活において自分にできる仕事を進んで行い、家族の役に立とうとする態度を育てていきます。

中学年

父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくること。

 この段階の児童には、自分の身の回りのことや家の仕事などでできることがたくさんあります。また、自分の存在をはじめ、現在の生活は、父母、祖父母のおかげであることも理解できるようになってきています。そこで、家族のきずなを深め、家族が協力し合ってよりよい家庭をつくっていこうとすることが求められます。

 指導に当たっては、自分が家族にとってかけがえのない一員であることへの自覚を深め、父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくっていこうとする態度を育てていきます。

高学年

父母、祖父母を敬愛し、家族の幸せを求めて、進んで役に立つことをすること。

 この段階においては、心身ともに成長し、一層積極的に家族の一員としての自覚をもって、家庭生活に貢献していくことが求められます。家庭科では、家庭生活を大切にする心情を育て、家族の一員として生活をよりよくしていこうとする実践的な態度を育てる具体的な学習が行われます。

 指導に当たっては、家庭科での学習等との関連を図り、家族への敬愛を深め、自分も家族にとって大切な一員であることを自覚して、家族の幸せのために進んで役に立とうとする態度を育てていきます。