TOP道徳資料室もっと内容項目絵でわかる内容項目2216.よりよい学校生活、集団生活の充実

16.よりよい学校生活、集団生活の充実

低学年

先生を敬愛し、学校の人々に親しんで、学級や学校の生活を楽しくすること。

 この段階の児童は、学校生活では、教師の影響を強く受けています。教師が児童一人一人に愛情をもって接し、触れ合うことで、教師を敬愛する心が育っていきます。また、様々な学習活動で学校生活を支えている人々と関わることで、学校への愛着が深まり、学級や学校での生活を一層楽しいものにしようとする意欲が高まります。

 指導に当たっては、児童が教師や友達と一緒に遊んだり学んだりすることで、教師に親しみと敬愛の念をもち、学校生活の楽しさを存分に味わえるようにします。

中学年

先生や学校の人々を敬愛し、みんなで協力し合って楽しい学級や学校をつくること。

 この段階においては、学級への所属意識が高まり、居心地のよい楽しい学級であってほしいという思いが強くなります。このことを踏まえ、みんなで協力し合って楽しい学級をつくろうとする態度を育てることが大切です。

 指導に当たっては、進んで学級や学校のために働くなどの具体的な活動を通して、日々教師や学校の人々に世話になっていることに目を向けて感謝と敬愛の念をもち、楽しく充実した学校生活を送ることができるようにします。

高学年

先生や学校の人々を敬愛し、みんなで協力し合ってよりよい学級や学校をつくるとともに、様々な集団の中での自分の役割を自覚して集団生活の充実に努めること。

 この段階においては、高学年として、学級での活動だけでなく、先輩たちが残してきたよい伝統を受け継ぐ児童会活動や学校生活の向上に寄与する委員会活動に参加したり異年齢集団での活動をリードしたりしています。また、地域社会においても子供会やスポーツ少年団など様々な集団と関わっています。

 指導に当たっては、様々な集団での活動を通して、集団を支えているのは自分たち自身であることに気付かせるとともに、集団における自分の役割を自覚して責任を果たそうとする態度を育てていきます。