TOP道徳資料室もっと内容項目絵でわかる内容項目2218.国際理解、国際親善

18.国際理解、国際親善

低学年

他国の人々や文化に親しむこと。

 この段階の児童にとって、身の回りの事物が自国の文化なのか他国の文化なのかを明確に区別することは容易ではありません。また、他国の人々や他国の文化に親しむ経験も多くないという実態があります。

 指導に当たっては、身近な出来事や書籍から、衣食住の中にある他国の文化に気付かせ、身近にある他国の行事や文化に触れることで、他国に対する親しみと関心を高めていきます。また、外国籍児童や帰国子女が在籍している場合は、児童やその家族から話を聞く機会を設けて具体的に学べるようにします。

中学年

他国の人々や文化に親しみ、関心をもつこと。

 この段階においては、我が国が様々な国々と関わりをもっていることに気付くようになります。また、自分たちの身の回りには我が国以外の多様な文化があることに気付き、関心を高めてきています。

 指導に当たっては、身の回りにある他国から入ってきた文化についてさらに理解を深め、我が国の文化と他国の文化の共通点や相違点に目を向け、それぞれのよさを考えさせるようにします。また、外国語活動で世話になっているALTとの関わりを通して、他国の人々に対する親しみを実感させます。

高学年

他国の人々や文化について理解し、日本人としての自覚をもって国際親善に努めること。

 この段階においては、社会的認識能力が発達し、日常生活でのマスメディア等の情報、社会科や外国語科での学習によって、他国への関心や理解を一層深めています。また、スポーツ等での国際大会では、各国の人々が自国の国旗や国歌に誇りをもち、敬意を表している姿を目にしています。

 指導に当たっては、グローバル社会にあっても、世界には様々な文化があり、それを大切にする人々がいることを考慮するとともに、日本人としての自覚と誇りをもって、国際親善に努めようとする心を育てます。