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危険予知トレーニング

 不慮の事故を減らすために、子どもたち自身に、自分の身を自分で守れるよう、事前にあらゆる危険なことを察知する練習をしてもらいます。そうすることで危険なことを避ける力を養っていきます。

 ワークシートにあるイラストを見てもらい、危険だと感じたところに×を付け、1から順に番号を付けてもらいます。その後、下の番号に対応する空欄に×を付けた理由を書いてもらいます。次に危険だと思う順番、起こりえると思われる順番について下の空欄に番号を書き、どれがいちばん危険なのかを考えさせます。記入が終わったら、数人に発表してもらい、他の人が感じた危険箇所と、その理由の相違を確認してもらいましょう。

 ポイント 

 もし、他の子が気づいたのに、自分で思いつかなかった箇所があれば、×を記入させましょう。危険がなかなか予想できない子どもには、それが起こればどんな結果につながるかを考えてもらい、その危険に気づいてもらいましょう。例えば、上の例では、「左から急に車が飛び出してきたらどうなるか?」「前を走っている子どもが急に立ち止まったらどうなるか?」などです。

 もし、ありえないような危険が出た場合は(例:ライオンが出てくるなど)、それを否定せず、それがどの程度起こりえるかを考えてもらい、優先順位を付けてもらいましょう。