TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>19.生命の尊さ
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中学生の時期には、人間の生命について有限性だけでなく連続性の点からも考えることができるようになってきます。また、自分が今ここにいることの不思議(偶然性)、社会的関係性や自然界の他の生命との関係性などの側面からより多面的・多角的に捉えて生命の尊さを理解できるようになり、かけがえのない生命を尊重することについてより深く学ぶことができるようになる時期でもあります。
そこで、指導に当たっては、人間の生命のみならず身近な動植物をはじめ生きとし生けるものの生命の尊さに気付かせ、生命あるものは互いに支え合って生き、生かされていることに感謝の念をもつよう、指導することが重要です。例えば、それぞれの生命がかけがえのないたった一つの存在であること、そして全ての生命は生きているということにおいて共通であること、自分が今ここにいることの不思議(偶然性)、生命には終わりがあり、その消滅は不可逆的で取り返しがつかないこと(有限性)、生命はずっとつながっているとともに関わり合っていること(連続性)などについて、深く考えさせることも必要です。
さらに、他教科等での学習も踏まえ生命倫理にかかわる現代的な課題を取り上げ、多様な考えを交流することにより、生命とは何か、その尊さを守るためにはどのように考えたらよいかなど、生命尊重への学びをより深めることも考えられます。
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