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中学生の時期には、豊かな感受性が育ってくるとともに、様々な体験を通じて自然の美しさに癒やされる自己に気付くようにもなります。そして、理科や防災に関する学習を通して、自然の力のすさまじさと人間の力の限界を理解し、人間の力を超えた自然の崇高さを、感性と理性の両面で捉えられるようになります。
そこで、指導に当たっては、まず、例えば、すばらしい自然風景・絶景との出会いを振り返り、そこでの感動や不思議に思ったことなどの体験を生かして、人間と自然との関わりを多面的・多角的に捉えさせることが大切です。また、自然を愛し、守るといった環境の保全を通して、有限な人間の力を超えたものを謙虚に受け止める心を育てる必要があります。
さらに、自然を美しいものとしてだけではなく、畏敬の対象として捉えさせることも大切です。その際、災害の事実の理解から自然に対する人間の有限性を考えさせるなど、自然の中で生かされていることを謙虚に受け止める感性を高めることに留意する必要があります。そのことが外部から管理・保護する対象としての自然ではなく、一人一人が同行者としての自然に対して心を通わせ、共に生き、尊重しようとする態度につながります。これは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも深く関わることです。
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