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中学生の時期には、将来の生き方を具体的に想像しにくく、将来の夢や希望を描くことを難しく感じる生徒もいます。また、自分の職業選択について考える際には、自分の好みや収入などを優先しがちで、勤労を通して社会に貢献する中で得られる達成感や充実感について考えられない生徒も少なくありません。一方で、社会の一員としての自分の役割や責任の自覚が芽生えてくると、他者との交流や様々な葛藤、経験を通して自らの人生や生き方について関心が高まり、将来の夢や理想を抱くようになります。
そこで、指導に当たっては、勤労の尊さや意義についての考えを深めさせるとともに、社会における自らの役割や将来の生き方等についてしっかり考えさせることが大切になります。「働く」ということについて実感をもってより深く考えさせるために、保護者や地域の方に外部講師として、働くことの意味や大切さについて語ってもらう機会を授業の中に設けることも効果的です。また、キャリア教育と関連させて、職場体験活動やボランティア活動、福祉体験活動などの体験活動を生かすなどの指導の工夫を行い、働くことについての理解を通して職業についての正しい考え方を育てることも必要です。
さらに、勤労を通して、社会貢献に伴う喜びを自らの充実感として体得し、心から満足でき、生きがいのある人生を実現しようとする意欲を持たせることが望まれます。
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