TOP>道徳資料室>もっと内容項目>中学校 絵で分かる内容項目22>14.家族愛、家庭生活の充実
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中学校の段階では、学年が上がるにつれて、自分自身の考えを強く持ち、自分の判断や意志で生きていこうとする自律への意欲が高まってきます。そのため、自分を支えてくれる父母や祖父母などの言動やしつけに反抗的になりやすくなります。少し注意されたり、叱られたりしただけでも、まるで自分の全てを否定されたように感じ、時には父母などの意向に反した行動をとったり、父母などの意向を無視した行動に出たりしてしまうこともあります。
そこで、指導に当たっては、自分の成長を願い無私の愛情をもって育ててくれた父母や祖父母などを敬愛する気持ちをより一層深めることが大切になります。また、自我意識が強まりつつある中で、家族関係を自分の視点だけで考えるのではなく、家族のそれぞれの立場になって考えられるよう、多面的・多角的に捉えることができるよう指導することが求められます。
さらに、家族の在り方について考えることも必要です。その際、自分が家族の中でどのような立場にいて、家庭生活を営む上でどのような役割を果たすべきかを考え、家族の一員として積極的に協力していくことが、自分にとっての課題であることに気付けるようにすることが大切です。なお、多様な家族構成や家庭状況があることを踏まえ、一人一人の生徒の実態を把握し、十分に配慮することも重要です。
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